第六十八回 【ついに完結】日本とアメリカ。全てが異なる出産事情、初めてだらけの体験……全てまとめてみた。【スパルタな出産後、退院までの流れ】Part2
みなさんこんにちは、Ayaです。
私の住むエリアは、去年に比べ暖かい日が多く日中の散歩がとても気持ちいいです。ベビをベビーカーに乗せてたくさん話しかけながら、たまに歌いながら小一時間周辺を散歩するのが日々の楽しみです。
そんな私は、母乳育児はダイエットにいいと聞いて、スルスル痩せちゃうことに期待を込めながら母乳メイン育児をして2ヶ月……。
全然痩せない。聞いてたんと違う。やっぱ摂取カロリー上回っちゃってる?(自覚あり)
子により良い栄養を与えるためには自分もしっかり食べなきゃ!という気持ちと、授乳したら普通にお腹空く頻度が高くなって3食しっかり食べるので、まーーーったく痩せません。
産後ダイエットってみんなどうしてるんだ……。もちろんジムに行く時間はまだない。
(正直、ジムに行く時間があったら寝たい)
10ヶ月命懸けで赤ちゃんをお腹の中で育て、出産を経て、また産後も体の悩みは尽きない。ほんと忙しい。でも産後2ヶ月経ったし、そろそろ運動も始めないとな。重い腰をよっこらせ。
産後ダイエットについてもみんなで情報交換したいな、と思う今日この頃です。
それではスパルタなアメリカの産後レポの続き、スタート!
産後2日目なのに、すでに退院に向けての準備
帝王切開の傷口の癒着を防ぐため、日本でも産後翌日から歩くことを推奨されるそうですが、アメリカは同時に退院の準備を進めていかなければなりません。鬼か?
お手洗いに行き、用を足し、ベッドに戻るだけでも20分かかる。それくらいスローでしか動けない。トイレットペーパーを掴むのも拭くのも一苦労。
トイレ行くだけでこの疲労具合、退院して大丈夫なのか?という不安しかないです。
この日の夜に、初めて沐浴もどきの指導を受けます。
湯船にチャプチャプ、気持ち良いね〜。ウフフ。なスタイルを想像していたのですが、アメリカの産院では濡らしたガーゼで全身をダイナミックに拭き、頭はおくるみに包んだ状態の我が子を看護師さんがホールドしながらそのまま洗面台の蛇口につっこみ、ジャブジャブ洗うスタイル。
野生的……!我が子よ、強くなれ……!
YouTubeで日本の産院で行われる沐浴動画ばっかり観てたもんだから、理想と現実とのギャップの高低差で風邪ひきそうでした。
まぁ、このダイナミックさでも赤ちゃんは大丈夫よと言われているようで、多少気が楽になる部分もあります。お風呂(もどき)の後は、パパかママのどちらかが半裸状態で我が子を抱き、1時間ほど過ごすカンガルーケアをするよう指示されます。
私は普通に座ることもままならないので、夫がカンガルーケアを担当することに。
「1時間後に戻ってくるからね!そのまま抱っこしててね!」と言って出ていった看護師さん、
1時間30分経っても帰ってきませんでした。絶対忘れてただろ……!
真面目な日本人、言いつけ守って健気にずっと抱っこして待ってたんだぞ……!
結局痺れを切らしてナースコールして、カンガルーケア等終わらせていいか確認しました。我が子だけは毛布かけて守っていたので大丈夫でしたが、半裸のまま抱っこし続けていた夫は鼻水でてました。かわいそうに(笑)
でも、パパとしては幸せそうなのでOKです。

産後3日目、ファミリードクターの予約手配
相変わらず2時間毎の授乳、電動ベッドを起こし、白目剥きながらの授乳。やっと赤ちゃんが寝て、自分も少しウトウトし始めたら次の授乳、という感じでほぼノー睡眠のまま朝がくる。キッツ!!
さらに朝6時には看護師が私自身のヘルスチャックや痛み止めのお薬の供給などを行ってくれるので、休む暇無しです。痛みのレベルは1〜10段階で表すように言われており、毎回「今の痛みのレベルは?」と聞かれます。毎回迷わず「9!!」と答えてました。
大袈裟に言っとかないと、ここでの痩せ我慢は良くないと学びましたからね。
朝8時ごろには病院提携の小児科医が部屋に来て、赤ちゃんのボディチェックを行います。とりあえずは問題なさそうで安心。着々と進む退院への道。震え。
そして驚くことに、アメリカでは退院前に必ず自分が通う予定の小児科病院を決めなければなりません。いわゆるかかりつけ医の手配です。これをアメリカではFamily Doctor(ファミリードクター)と呼ぶそうですよ。
自分の自宅周辺の小児科リストを渡されるので、そこから自分の持つ保険が適用される病院を調べて自分で予約電話をかけ、予約完了した旨を看護師に伝える必要があります。
基本的に、退院の翌日かその次の日までに必ず赤ちゃんを連れてHealth Check Up(簡単な健康診断)に行かなければならないからです。
退院翌日に小児科行かされるなら、いっそもう1日入院させてくれよ!?大人もハードだぞ!!?と思いますが、これがアメリカ式。郷に入っては郷に従え。今後もアメリカ生活において必ず必要なファミリードクター制度なので、きちんと予約をとりました。
赤ちゃんの聴力検査
この日は赤ちゃんの聴力検査も部屋で行われました。抱っこされたまま、耳やその周辺にパッドをつけられて検査される無抵抗な我が子、かわいかった。
私は相変わらず激痛の中でベッドから静観。検査も特に問題なく終えたので安心でした。
毎日行われる母乳指導
母乳指導は1日に2回行われました。
帝王切開のお母さんにはフットボール抱きでの授乳が1番傷に負担が少ない方法らしく、そのやり方を習いながら授乳の練習を行いました。
また、赤ちゃんが満足するまであげる練習をしてみようと言われたので限界チャレンジを行い、結果両胸合わせて1時間授乳するという地獄のコースを経験しました。
我が子も根性モンなのか、生後3日で1時間吸い続けるというファイトをみせてくれました。その甲斐あってぱたっと気絶するように寝てくれましたが、私の乳首は負傷しました。代償大きすぎ。
産後翌日から授乳訓練を行なってる影響か、胸も岩のように硬くなり熱を持つので、冷却パッドを当て続けて冷やしながら痛みを我慢していました。最初の1週間は母乳も安定しないし胸も痛いしで本当に辛かったですね。ほぼ拷問、でも飲んでる姿は本当に愛おしい。
アメリカにもあった!お祝い膳
入院最終日のディナーはお祝い膳が出るということで、数あるセレクトメニューの中からステーキを選びました。(ここでステーキ選ぶあたり、アメリカ人の胃になってる?)
私と夫、2人分のお祝いディナーがいただけたので、2人で明日からの家での生活に震えながらも、頑張ろうと励まし合いました。

久々に食べたミディアムレアのお肉の美味しいことよ……!(妊娠中はウェルダンで我慢してました)
うんうん、日本の産院で出るお祝い膳とは全然違いますよね!!?わかってる!みなまで言うな!
この豪快さがアメリカの良さ!美味しかったからいいんです。デザートのNYチーズケーキも最高でしたわ!カロリーは正義!
ディナーを楽しんでいると、出産の日に担当してくれていた看護師さんがわざわざ会いに来てくれました。
緊急帝王切開になってから怒涛の流れになってしまい心配していたこと、あんなギリギリで逆子が発覚するのはとっても珍しく驚いたこと、内診グリグリでも気付けなくて申し訳なかったと言いに来てくれました。
ものすごく素敵な看護師さんで、そもそもずっと優しくしてくケアもしてくれていて感謝していたのに、退院前にこうして会いに来てくれてた心遣いがとても嬉しかったです。
「大変な思いをしたと思うけど、乗り越えたあなたは素晴らしいよ。誇りに思う!」と言ってくれて涙ちょちょぎれました。しっかりハグして記念撮影。
(後日この時の写真見て自分の浮腫み具合に戦慄したのは別の話)
3泊4日、怒涛の退院の日
3日の入院期間もあっという間に過ぎ、退院の日。
この日も朝から自分と赤ちゃんの諸々の検査を行い、退院も問題ないとの太鼓判を押されました。
私も夫も睡眠不足でボロボロでしたが、腹を括り我が家での生活をスタートさせるため帰宅準備を行います。猫たちも待ってますしね。
退院前に病院提携のフォトグラファーが来てニューボーンフォトを撮影してくれました。私も映るよう勧められましたが、自分の恐ろしいビジュに耐えかねていたので丁重にお断りしました。
入院期間があっという間過ぎて、ここから日常生活に戻るには、家族もしくはドゥーラ(産後ケア)のサポートがなくてはやっていけないのではないか?と思います。頼れるものには頼らねば、潰れてしまう。
ちなみに、退院時スタッフが私を車椅子で車まで運んでくれました。そこは気遣ってくれるんだね……。
アメリカでの出産を終えて
まとめてみると後半に大変なことが詰まっていましたが、私はアメリカで出産して良かったと思っています。
異国の地での通院・出産・入院。すべて初めての経験でしたが、夫と二人三脚で協力し合い、愛しい宝物に出会うことができました。
そして、アメリカの産院は総じて素敵なスタッフの方々ばっかりで本当にありがたかったです。ポジティブでフレンドリーで明るい人ばかり。大変なこともありましたが、この経験は自分の人生にとって、夫婦にとって本当に大切な思い出になりました。
語学に不安のある方もいると思いますが、アメリカでは通訳の手配も依頼することができますし、絶対にサポートしてくれる手段は多くあります。
我が子は無事アメリカと日本の国籍を取得することができたので、今後の人生においても多くの選択肢と可能性を持って生きていってほしいなと願っています。
私自身も、「ママも頑張ってアメリカであなたを産んだんだよ」と誇れる経験ができたと思います。大変だったけど、乗り越えることができて良かった!
子育てはまだまだ始まったばかりですが、ポジティブに頑張っていこうと思います。
長いレポになりましたがお読みいただきありがとうございました!
それでは、また次回のご搭乗をお待ちしております!
Aya



