ピザは飲み物〜元CA・AYAの米国駐妻漫遊記〜  ㉗アメリカで満開の桜をお花見

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第二十七回 日本の桜がアメリカでも楽しめる

みなさんこんにちは、Ayaです。
ついに4月突入!卒業・入学・入社式シーズンですね。出会いと別れ、新しいスタートでドキドキの方もいらっしゃるかもしれません。

体調の変化もあるかもしれませんので、ご自身の身体は大切に、日々の生活を楽しんでくださいね。

Aya
Aya

ちなみに、私は無事運転実技試験をパスし、見事運転免許取得に成功しました〜!実技試験は緊張しましたが、無事終わって良かったです。久々に緊張する場面を経験しましたね。良い経験。

日本の桜がアメリカで楽しめる?

冬が終わり、やっとあたたかくなってきた4月。4月は春、春といえば日本人みんな大好きなお花見の季節がやってきました!毎年友人たちと美味しいご飯やお酒を囲んで楽しくお祭りしていたのが懐かしいです……。またやりたいなぁ。

ところで、アメリカでも日本の桜が楽しめるのはご存知ですか?私も今回初めて知ったのですが、
ワシントンD.C.では、毎年春に「全米桜祭り(National Cherry Blossom Festival)」なるものが開催されているのだそうです。2025年は3月20日〜4月13日の期間での開催です。

この期間中は、ブロッサム・カイト・フェスティバル、桜まつりパレード、ペタルパルーザ、桜まつり日本ストリートフェスティバルといった多彩なイベントが開催されています。

桜が贈られたきっかけとは?

1912年、当時の東京市長・尾崎行雄が日米友好の証として3000本の桜を寄贈したことが始まりです。ソメイヨシノが中心となり、日本の美しい桜が100年以上にわたり今日まで引き継がれ、こうして春には満開の桜を咲かせて多くの人々を癒しています。

桜の寄贈までは、多くの人々の努力と協力によって実現されています。きっかけは、アメリカの女性探検家エリザ・シドモアが日本を訪れた際に桜の美しさに感激したことです。ワシントンD.C.にも桜を植えたいとアメリカ政府に提案し続けました。

最初はなかなか賛同が得られませんでしたが、長きにわたる説得により桜の栽培に賛同する人々が増え、実現に向けて動き出すことになります。
1909年、当時のアメリカのファーストレディ、ヘレン・タフトが桜の植樹計画を支持し、冒頭で記述した通り、1912年に尾崎行雄により桜が寄贈されるに至ったのです。
戦時中も桜は守られ、戦後の日米友好の象徴の存在ともなりました。

圧巻の桜景色。人混みもすごいことになってます。

思わず息を呑むような美しさです。満開の桜が、タイダルベイスンという場所で一面に咲き誇っています。
タイダルベイスンは、ワシントンD.C.で最も有名な桜観光スポットで、ジェファーソン記念館やワシントン記念塔とも美しいコラボをした姿を楽しむことができます。

ポトマック湖畔に反映する桜も美しく、日本にいるのでは?と錯覚してしまうこと間違いなしです。今年は3月末が満開のピークだったこともあり、本当に多くの人々で賑わっていました。

ソメイヨシノや八重桜が一面に広がっている光景は圧巻の美しさ……!

3月末から4月上旬までは全米桜まつり期間中らしく、ワシントンD.C.の街中も桜の装飾で彩られていました。桜柄のグッズも道端で多く販売されていましたよ!(公式か怪しそうなのも多々あり……)

また、イベントも多く開催されており、日本のサッポロビールをはじめ、おつまみなどを販売する日系のお店もあり感動しました!しかしここは人気すぎて2時間待ちだったので泣く泣く断念。
キッチンカーも多く、観光に来た人たちもレジャーシートを広げてお花見をしながらの楽しい時間を過ごしていました。(ちなみに、アメリカでは外で飲酒することはできないので、レジャーシートを広げて外で食事をするときはアルコールは摂取しないようご注意ください!)

広場では子供達が凧揚げ……?!

ワシントン記念塔を背に広がる緑の広場(ナショナルモール)では、子どもたちが自分の持つ凧を空高く飛ばすために走り回っていました。これは、ブロッサム・カイト・フェスティバルというらしく、自分自身で持参した凧を舞わせる、誰でも参加できるイベントです。

上級者から初心者まで、様々な層で参加しているようでした。凧揚げ、コンテスト、音楽パフォーマンス、アート&クラフトなど様々なアクティビティも行われており、多くの家族連れで賑わっていました!

空一面に凧が待っている様子は、実物で見る方が圧巻でした。


ディズニーやMARVELをはじめ、様々なキャラクターの凧が主張し合い空高くゆらめいている様子は趣深かったです。子供達の笑顔が印象的で、私も参加したくなりました。不器用なので高く上げられる自信はありませんが……。

また、桜まつりの期間中は、ワシントンD.C.全体が非常に混雑するので、時間に余裕を持った移動をされることをオススメします。(特に渋滞時は車の運転もピリついてるので、ヒヤヒヤしますからね)

アメリカで多くの人が桜を見て楽しみ、癒されている姿を見ると、なんとなく日本人として誇らしい気持ちにもなりました。私も日本人として胸を張れるように海外暮らし頑張ります!

桜の観光を終えた後は人気のベーカリーショップへ

桜を見て心癒されたあとは、現在ワシントンD.C.でいちばん人気と言われているベーカリーショプ「Tatte bakery&Cafe」に行ってきました!
こちらは、イスラエル出身のツリット・オール氏がボストンで創業したベーカリーカフェになります。

特にアメリカの20代〜30代を中心に人気を博しており、店内はいつも多くの人で賑わっています。シンプルだけど開放感のあるおしゃれな店内は、思わず写真を撮りたくなってしまう雰囲気です。

インスタ映え間違いなしの店内

ここの1番の人気メニューはピスタチオクロワッサンなのですが、この日は残念ながら売り切れでした……。土日は早めに買いに行くべきでしたね。

ケーキも見た目から可愛すぎる。アメリカでよく見る着色料バチバチの眩しいくらいのケーキと違い、シンプルめの日本のケーキ屋さんでよく見るような外観なので、食べてみたくなりますね……。

カフェメニューも充実しており、写真の奥にあるカフェ用カウンターで注文したドリンクを受け取る仕組みです。
カフェスペースも広く用意してあるので、作業しながらパンやカフェを楽しむ人も多くいました。

今回はクイニーアマンベリーピスタチオタルトを注文!
どちらも美味しかったですが、特にベリーピスタチオタルトは絶品でした。酸味と甘味のバランスがよく、ラテと一緒に合わせると最高の組み合わせです。ペロリと平らげてしまいました。

ホロホロ生地もたまらん!

このベーカリーショップは、まだボストンとワシントンD.C.にしか上陸していないので、機会がある際は是非立ち寄ってみてください!全メニューハズレなしです。

春は新しいスタート

みなさまはお花見はされましたか?日本には至る所に桜を楽しむスポットがあり、春の訪れや、新たな変化を感じる事ができますよね。

世界中の人々に愛される桜を実際に感じ、これまでの人々の努力による文化的発展・貢献に感謝を感じるとともに、自分も日本人として誇れる行動をしていきたいと思いました。

また、4月は入社式が行われましたね。新しい環境で自分の思い通りにいかず苦しいこともあるかもしれませんが、みんなが通ってきた道なので大丈夫。先輩も新人の時期を乗り超えて今があるので、新人のうちは失敗も恐れず一生懸命さを大切に経験を積み重ねていってくださいね。

みなさまの新しいスタートに幸あれ!それでは、また次回のご搭乗をお待ちしております。

Aya

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