ピザは飲み物〜元CA・AYAの米国駐妻漫遊記〜  61【海外出産】アメリカでの妊娠・出産レポその2

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第六十一回 日本とアメリカ。全てが異なる出産事情、初めてだらけの体験……全てまとめてみた。その2

みなさんこんにちは、Ayaです。
11月最終週、第4木曜日11月27日はアメリカの感謝祭(Thanksgiving Day)が行われます。Thanksgiving Dayはクリスマスに並ぶ、アメリカの二大ビッグイベントです。

感謝祭当日は学校も仕事もお休みになるので、スーパーなどでの買い出しは祝日前に早めに済ませておく必要があります。また、Thanksgiving前に旅行に来る方は食料難民にならないよう注意が必要ですよー!
今年は我が家も新加入したベビーと共に家でゆっくり過ごす予定ですが、せっかくならThanksgivingの定番メニューに挑戦してみようかと思っています(余裕があれば)。
ちなみに、Thanksgivingの定番料理といえば
・七面鳥(ローストターキー)
・マッシュポテト
・スタッフィング(パンやハーブの詰め物)
・いんげんのキャセロール
・蒸したさつまいも
・パンプキンパイ

などが代表的です。これらの料理が秋の収穫を祝う、感謝祭の本来の意味を象徴しているそうです。万が一これらの料理をうまく作ることができたら、次の機会にでもご紹介します(未確定……)。

ではでは、海外出産レポの続きにいきたいと思います!

初診の次は12週検診へ

私は9週目以降からつわりが始まりました。基本的には倦怠感・食欲不振がメインの症状。でも毎朝夫に持たせるお弁当は出産まで毎日作っていましたよ。私偉い(これが言いたいだけ)。つわりの症状に関しては、周りに比べると比較的マシだったと思います。しかし、こればっかりは個人差がありますからね……。

そして初診から4週間経ち、待ちに待った12週検診。この時期は4週に1回の検診なので、楽しみやら不安やらで毎日そわそわしていましたね。

通常の診察では体重測定・血圧測定・赤ちゃんの心音、心拍確認・ドクターの問診というシンプルな流れ。プラス、妊娠初期の期間は毎回尿検査も行っていました。また、初期の頃はつわりもあって体重が減っていたので、ドクターにも心配されていたのを覚えています(ご心配なく、後半びっくりするくらい体重増えていきますから〜〜〜)。噂には聞いていたけど、やはりエコーはなかったですね。寂しい……。
しかし、元気な心音を聞くことができるのはとても嬉しかったです。トクトクトクトク、一生懸命生きてくれてるなぁ、と毎回感慨深い気持ちで心音を聞いていました。

そして、12週検診で我々夫婦が行ったのはNIPT検査です。

NIPT検査とは、出生前診断のことを指します。母体の血液を検査し、赤ちゃんの染色体異常の可能性を調べる検査です。
この検査でわかるのは21トリソミー(ダウン症)・18トリソミー(エドワーズ症候群)・13トリソミー(パトウ症候群)です。
また、この検査では赤ちゃんの性別もわかるので、前もって性別を知りたい人はここで性別告知の依頼もできます。生まれるまで性別知りたくないよ〜!って方は、検査を受けるとしてもドクターに伝えておけば伏せておいてくれるので大丈夫です。

我々は受けられる検査はすべて受けておこうぜ!のスタンスで積極的に受けていきました。不安要素を無くしたかったのもあるし、知れるものはすべて知って知識をつけておきたかったからです。

NIPT検査に関しては、アメリカは非常にカジュアルなスタンスで、「どうする?12週で受けれるから受けとく?」的な感じです。しかも保険適応だったので、我々は手出しなく検査を受けることができました(これはご自身が加入している保険によって負担額が異なるのでご確認を)。

検査は血液検査のみなので、診察後にLABに行って血液採取を行ってもらいました。毎回病院に行くたびに思っていたのですが、アメリカの産院はドクター・看護師たちみんなテンションが高い(笑)。溢れるハッピーオーラ、パーリーピーポー感。
「Congratulations〜〜〜!Welcome Baby〜〜!」と言いながら血液を採取されるのは非常に面白かった。注射が痛くないのも地味にすごかった。そのノリで刺して上手なんかい、という。

検査結果の通知、そしてジェンダーリビールへ

NIPTの検査結果は4〜5日ほどで通知が来ました。診察レポートや検査結果は、基本的にすべてアプリに通知が来るので、確認も簡単でありがたかったです。

You have new test resultsというタイトルの通知が来る時は、毎回ドキドキしながらメールボックスを開けていましたね……。これまでの人生において、こんなにたくさんの検査をしたことがなかったので良い経験でした。その結果、妊娠後は本当に健康に気を使うようになりました。

NIPT検査の結果は陰性。とりあえず安心。
そして陰性結果に合わせて記載されているのが赤ちゃんの性別!!!
ちなみに、検査結果の通知と共に性別の記載もあるとお伝えしましたが、メール文面にきちんと「ここから下には赤ちゃんの性別が記載されているから注意してね」と前置きがなされていたので、間違えて性別を見てしまう事態は避けられました。(アメリカには珍しい配慮)

私と夫は、2人でジェンダーリビールをすると決めていたので、性別記載の部分は見ずにドクターに紙を渡し、「我々はジェンダーリビールでお互いにサプライズにするため、このメモ紙に赤ちゃんの性別を書いてほしい」とお願いしました。

というのも、ジェンダーリビールをケーキで行う予定だったので、性別が書かれたメモ用紙をケーキ店のスタッフに渡すための準備が必要だったのです。

ジェンダーリビール(Gender Reveal)とは、アメリカではメジャーに行われている赤ちゃん性別発表のイベントのことを指します。最近は日本でも行う人が増えましたね。
アメリカでは風船を割って中の紙吹雪の色でブルー(男の子)かピンク(女の子)を発表する方法・ケーキをカットして中のスポンジをブルーかピンクで発表する方法・スモークの色で発表する方法などがあります。

ジェンダーリビール文化が盛んなアメリカなだけあって、ケーキもたくさんの種類やお店の候補があったので迷いましたが、デザイン含めてフルオーダーで出来るお店にしました。
お店のスタッフにも「絶対サプライズでやりたいから、我々にはわからないようにしてくれ!」と、念入りにお願いしてオーダーしました(アメリカ、たまにとんでもないうっかりさん居ますからね……)。

そして出来上がったケーキがこちら!

可愛い!!いや、めっちゃ可愛くないですか!?デザインのオーダーセンス、自画自賛!……着色料に関しては……まぁ、まぁまぁまぁ置いといて。
Bows(リボン)or Bowties(蝶ネクタイ)で男の子と女の子の表現をしてみました。

日本にいるお互いの両親に向けて、また記念も兼ねて動画も撮影しながらケーキカットを行いました。タイミングよくスーパーにピンクとブルーの可愛いお花もあったので飾りつつ、

猫さまも気になりつつ……。くんかくんか。

2人でわいわい言いながら準備して、記念に残る1日になりました。
こういう動画は、お子と一緒に数年後見返すとまた感動するんだろうな〜と言いながら撮影。YouTuberばりに気合を入れて撮影し、動画編集までやっちゃいました。

妊娠がわかって、その1ヶ月後には赤ちゃんの性別も判明しているなんてすごいですよね。生命の神秘。この頃にお腹が少し膨らみを見せてきた頃だったので、ジェンダーリビールというイベントを経て、さらに妊婦として特別な実感が増した感じがしました。

ちなみに性別はこちらです。

ぱかっ

ということで、わたしの妊娠初期(〜妊娠15週まで)はここまで。次回からは妊娠中期(16〜27週)の期間についてのレポをまとめます。

それでは、また次回のご搭乗をお待ちしております!

Aya

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この記事を書いた人
Aya

元国際線CA。夫の仕事を機にシンガポールへ移住。現在はアメリカへ引越し、日々高カロリーのものに抗う精神修行中。
アメリカでも変わらず美容とお酒を楽しんでいく予定ですので色んなものにチャレンジしていきます!
大型猫2匹と夫と4人家族で楽しく暮らしてます。

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