最近結構増えている、コンシーラーパレット。
単色コンシーラーを使う時代はもう古い?
今では補色を駆使したり、自分で混ぜて調節して、ぴったりのコンシーラーを使う時代が来ているようです。
昔はベージュでとりあえずカバーしてたっていうのに、「混ぜて調整」なんて、まるでプロみたいだな?!
以前よりも一般人のメイクテクが、より求められる時代になったよね。
ベースメイクツールでも、湿式&乾式パフやブラシ、クッションにスパチュラ……
好きな人はメイクさん顔負けの技術を持ってる。
男性メイクも、自然な涙袋や眉毛のテクニックが難しくて苦戦しています。
肌ってな、ベージュだけじゃないねん
絵の具でアジア人の平均的なスキントーン(うすだいだい)を作る際、赤や黄色、白、時に緑や青などを混ぜることがあります。
そう、肌ってたくさんの色で構成されている。
以前流行した、POLAのパウダーコンシーラーのような発想です。
ただベージュで厚塗りするのではなく、赤みには緑、クマにはオレンジなど、捕食を使いながら上手にカバーするのが今の主流というわけ!
人気の3つのコンシーラーパレットを比較
さて、今回はその中でも、人気の3種類のコンシーラーパレットを用意して比較しました。
①dasique(デイジーク) プロコンシーラーパレット
まずは大人気のデイジークのプロコンシーラーパレット。
なんと9色も入っており、いやもう顔何個ありゃええねんというド素人な気持ちはさておき、韓国でも日本でもかなりの人気を誇っています。
新品なのに、ちょっと汗をかいてるのが気になるけど、それだけ潤い成分豊富ということなのでしょうか。
はたまた、今回のコンペに緊張してるのでしょうか。
正直言って使わない色もありそうだけど、カラフルだと目で見てもテンション上がります。
②TIRTIR(ティルティル) マスクフィットコンシーラーパレット
日本国内人気がハンパないクッション界の重鎮、ティルティルのマスクフィットコンシーラーパレット。
ベーシックな3色は、ファンデーションと兼用できるもの。SPF50+ PA++++で紫外線防止効果もあるのは嬉しい。ティルティルはクッションファンデで人気が高いだけに、かなり期待。
③the SAEM(ザセム) カバーパーフェクション トリプル ポット コンシーラー
コンシーラーといえば?とアンケートを取ったら、多分首位を獲得するザセムからの、カバーパーフェクショントリプルポットコンシーラー。(長い)
ザセムのリキッドコンシーラーは、もはや一家に一台、いや一人に一つのお守り的存在。
ただ、カバー力が高い反面、乾燥が気になったり時間経過と共に起こるトーンダウンに不満の声も……こちらのコンシーラーは果たしていかがでしょうか。
スウォッチ
デイジークのプロコンシーラーパレットは、バームのようにとろけて、なめらか。
とても伸びが良く、乾燥を全く感じさせません。
ティルティルのマスクフィットコンシーラーパレットは、カバー力をより感じます。そこそこ潤い感あり。
オレンジカラーの黄みがかなり強い。
ザセムのカバーパーフェクショントリプルポットコンシーラーは、うん。濃いね!!!
カバー力が一番高そうな気配がする、色素成分の濃い〜仕上がり。伸びはいいし最初はしっとりしてるけど、乾かないか心配。
カバー力
落ちなさすぎて、私の顔面ではなくこの検証にしか使われていない、某海外アイライナーでカバー力を検証します。
カバー力は、
デイジーク<ティルティル<ザセム
という感じの結果に。
やっぱり、ザセムはカバーが圧倒的に強い!
ただ、乾燥は一番感じるのも事実。画像を見てわかるように、デイジークはキメへの馴染み方がかなり綺麗です。まるでファンデーションのよう。
ティルティルはデイジークとザセムの間という感じの印象で、カバー力はしっかり欲しいけど、潤いも欲しいし、ファンデ使いしたい!という欲張りさんにおすすめ。
ちなみに赤み補正のグリーンカラーで、絶賛成長中の赤ニキビをカバーするとこんな感じでした。
これでファンデを重ねれば大体隠れそう。
時間経過による乾燥やトーンダウンは?
それぞれのパレットのベーシックなベージュを頬に塗って、トーンダウンや水分量を検証します。
チェッカーによる計測
水分・油分チェッカーで塗布した後と、2時間後で比較しました。
dasique プロコンシーラーパレット
【塗布直後】水分38% 油分41%
【2時間後】水分30% 油分41%
TIRTIR マスクフィットコンシーラーパレット
【塗布直後】水分36% 油分46%
【2時間後】水分28% 油分41%
the SAEM カバーパーフェクション トリプル ポット コンシーラー
【塗布直後】水分32% 油分45%
【2時間後】水分22% 油分36%
結果、保湿効果はデイジークが一番ありました。ザセムは油分も減少し、かなり乾燥してしいました。
トーンダウン
そして、2時間経過するとコンシーラーのトーンは落ちているのでしょうか?
半分塗り直して観察してみました。
正直どれも同程度のトーンダウン。0.5トーンくらい暗くなったかな?という感じで、そこまでくすみませんでした。
ただ、崩れの綺麗さを比較するとやはりデイジークとティルティルが良かった!
まとめ
それぞれ優秀ですが、ハイカバー、潤い感、透明感など優先したいもので選ぶものが変わってきそうです。
全体的にバランスがいいなと感じたのはティルティル。カバーも潤いもちょうど良くて、紫外線防止効果も唯一明記されていたし、迷ったらこれ、という立ち位置でした。
コンシーラーの厚塗り感や乾燥が気になる方はデイジーク。
ニキビ跡や濃いシミなど、とにかくカバー優先ならザセム。
総じて今までのコンシーラーよりも綺麗な仕上がりだと感じましたので、気になる方はぜひチェックしてみて。