ハラハラ〜メンタル崩壊までレベル別!映画オタクが選ぶ、絶対観てほしいオススメホラー映画10選

COLUMN

みんな、叫んでる?

小学生の頃から父親のホラー映画コレクションを観漁り続け、気づけばもうアラサーに。
三度の飯より怖い映画、どうもmiyukiです。

neneの皆様、コスメもいいけどたまには映画もいかが?
今日はそろそろハロウィンのシーズンということで、是非とも観ていただきたい個人的にオススメな人生ホラー映画を厳選して参りました。

怖いもの好きな方も、そうでない方も?!恐怖レベル別に分けていますので、自分に合いそうな作品を是非鑑賞してほしい。

鑑賞後のクレームは受け付けません

心臓バクバク!恐怖レベル:初級編

エスター(2009)

Amazonより

養子に来た子がなんだかおかしい……

孤児院から9歳の女の子エスターを迎えたコールマン家は、新しい家族との絆を作ろうと奮闘していたが、何やらエスターの様子がおかしい。
動物を殺したり、子供とは思えない下品な言葉を使ったり……違和感を感じたエスターの養母であるケイトは、夫に相談するも取り合ってくれない。そのうちエスターはケイトの周りの人間をも操りながら、どんどん暴力的で不気味な側面をあらわにしていく。不気味なエスターの驚愕の正体とは……
キャッチーで、怖くて、最高

有名な映画なので観たことがある人も多いはず。
ストーリーコンセプトがキャッチーで、ホラー映画としての完成度が素晴らしい!
あどけないはずの子供に感じる恐怖、主人公以外が操られていくもどかしさ、徐々に見えていく正体……そんなわけあるかい!いや、そんなわけありそうだな?!という、フィクションとノンフィクションの絶妙なラインを不快になぞってくれるヒトコワ的名作ホラーです。
続編としてこの映画の前日譚「エスター ファースト・キル」も公開されました。

ヴィジット(2015)

Amazonより

老夫婦の恐怖

15歳の姉ベッカと13歳の弟タイラーは、母が疎遠になっていたことで面識がなかった祖父母の家に初めて1週間の休暇に行くことに。
2人は到着してすぐに祖父母と仲良くなるが、夜になると祖母の様子がおかしい。嘔吐しながらの徘徊や、全裸で壁を引っ掻くなど、夜間に奇行を繰り返す祖母、そして突然激昂し通行人に殴りかかる祖父。2人は恐怖を感じ母に連絡すると、母から戦慄する真実を突きつけられる。
見てはいけないものを見てしまった気まずさ

親族の家に泊まる、そんななんでもない休暇を過ごすだけなのに、怖すぎ要素満点。
祖父母の優しい姿勢と異常行動の対比が、親族とはいえ「見てはいけないものを見てしまった気まずさ」という、誰もが感じたことのある気持ち悪さを200%に濃くしたような不快感になるのはさすが!
監督のM・ナイトシャマランはどんでん返しなストーリーで有名なだけあり、結末は読まずに観てほしい!厚意を無碍にできない居心地の悪さも、最近の映画だと「スピーク・ノー・イーブル 異常な家族」に近いものがあります。

ゲットアウト(2017)

Amazonより

米国で、黒人であるということ

白人のローズというガールフレンドと付き合っているクリスは、アフリカ系アメリカ人。
ローズの両親に挨拶に行き、彼らの歓迎を受けるがそれとなく不信感を抱く。催眠術をかける母親、パーティーの招待客は白人だらけ、使用人は黒人、それでいてリベラルぶるローズの両親。
その違和感は間違っておらず、徐々に恐ろしい真実に近づいていくのだが……
無自覚なバイアス、怖オモロい

ホラーとコメディは紙一重と聞いたことはありますか?まさにそれを体現するような作品。
人々の価値観、言葉、タイミング、複雑な要素が絡み合って起きる違和感の先にあるのは「笑い」か「恐ろしさ」。
黒人青年が白人コミュニティで受ける悶々とした気持ち悪さをフィクションに昇華させるとここまでぶっ飛んだ作品になるのか!と感動しました。
特権階級から受ける差別から、ずっとずっと逃れられない、……心苦しい中にコミカルさもあり、スピード感も素晴らしいのでサクッと鑑賞できておすすめです。

インビテーション/不吉な招待状(2017)

元妻からの招待状。なぜそこに10人が集まったのか?

愛する息子を交通事故で亡くしたことがきっかけに夫婦関係が破綻し、離婚したウィルとイーデン。
その2年後、再婚した元妻イーデンから夕食会の招待状が届く。
全員で10名の出席者で開催されたパーティーで、ウィルは妻の現夫であるデヴィッドが玄関を執拗に施錠するなど、おかしな光景を目にして不安を募らせる。そして、彼は皆が今夜そこに集められた本当の真相を知ることになる……
安全なはずの富裕層住宅街で起こる惨劇

平和そうな富裕層の多く住む住宅街。おしゃれな料理にワイン、上品なパーティー。
一見するとホラーとは無縁な場所で、徐々に広がっていく不穏な雰囲気に観ているとどんどん不安が募ります。急展開を見せてからは「どうする?!」とハラハラ目を逸らせず、ラストシーンで外に出た時の、背筋の凍るような真実は忘れられません。

指の隙間から鑑賞ください。恐怖レベル:中級編

MAMA(2013)

Amazonより

少女たちを育ててくれたのは……誰?

会社の経営難に陥った父親は精神を病み妻を殺害、森を彷徨い見つけた小屋で最終的に子供達を巻き込み心中しようとしたところ、暗闇から出てきた何者かに襲われる。
暗闇を見ると、転がってきたさくらんぼ。生き残った幼い少女2人はそれから、暗闇に潜む何かに育てられていく……
美しくて恐ろしい母性

ファンタジーホラーの傑作!
子供を愛す親の暴走を題材にした作品は多いけど、どこか神秘的で美しい雰囲気が漂う作品です。また、ファンタジーといえど無茶苦茶怖い。“MAMA”が画面に映り込むたび、そのヴィジュアルやタイミングがパーフェクトすぎて背筋が凍ります。(思わず「ひっ!」の声、でます)
ラストはまさかの感動結末。独特な世界観で人気のギレルモ・デルトロが製作総指揮をし、納得の映像美です。

バーバリアン(2022)

Amazonより

Airbnbに隠された隠し部屋

就職面接のため、デトロイトでAirbnbを利用した女性テス。しかし、宿泊当日になんらかのミスで別の男性客キースとダブルブッキングしていたことが発覚する。
警戒しながらも、外は治安が悪い場所のため、やむを得ず同じ宿を利用するテス。
そんな矢先、テスが備品を取ろうと地下室へ降りると、隠し扉が見つかる。
隠し部屋は奥まで続いていき、そこには何かの気配が……
最後まで息つく暇なし

この映画は多くの場面でホラーの王道公式をしっかりなぞっているにも関わらず、退屈さ・古さを全く感じさせません。どのシーンでも「ホラーならそう来る」が分かっているのに、心臓はずっとバクバク。怪物的恐怖、人間的恐怖と恐ろしさは止まることを知らず、また時間軸も3つに分けられつつ全てがうまく混ざり合う。監督のホラー映画へのオタク的リスペクトも感じさせる作品です。観終わったら30分休憩必須。

獣の棲む家(2020)

Netflix

亡命先の国で与えられた物件がおかしい

スーダンからイギリスへ亡命した夫婦が政府から与えられた物件では、なぜかおかしな現象が発生し続ける。耐えられない妻と、無理にでも住み続けたい夫。
覚悟を決して、もう後戻りはできない生活に足を踏み入れた彼らの恐怖体験は加速していく……
ただの霊の話ではない

移民問題など国際情勢を反映させ、本当に怖いのは何か?と問いかける問題作。
イギリスに馴染もうと奮闘する夫とすれ違う妻、度重なる怪奇現象、全く初めての土地での戸惑い……日本に生まれ育つ身では想像もできない感覚を、表面的ではありますが追体験させられます。常に強制送還という恐怖と闘いながら、彼らの過去にも焦点が当てられると、全てが腑に落ちていく……現実世界の恐怖ってこういうこと。

正直いうと難解なので、深く考えたい人向けな映画です。ただしホラーとしての雰囲気は天下一品で、物悲しさも相まって脳裏に焼きつく作品となっています。

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