第四十七回 まるで映画カーズの世界!アメリカ人が大熱狂するモータースポーツ、NASCAR行ってきた
みなさんこんにちは、Ayaです。
気づけば8月も後半……。時間の経過が早すぎて恐ろしい。気づいたら秋がやってきますね。スーパーには梨も並びはじめ、フルーツの品揃えを見ても季節の変わり目を感じることができます。
そして、アメリカはスーパーをはじめ、いろんなお店の中がハロウィンモードになりつつあります(早くない?)。
イベント毎にいろんな盛り上がりを見せる街やお店に季節の移り変わりを感じられるのも、アメリカ暮らしの楽しさの一つと思える今日この頃です。
(去年猫たちのハロウィン用の仮装衣装も購入したのですが、ブチ切れられて脱がれたのはいい思い出……)
アメリカ人に大人気のモータースポーツ観戦に行ってみた
今回は、アメリカ人に大人気のモータースポーツ観戦に初めて参加してきたので、その体験をレポしていきたいと思います。
モータースポーツにはあまり縁がなかったのですが、今回を機にハマってしまいそうなほど大興奮の時間を過ごすことができました!!
今回観戦したNASCARとは?
今回はNASCAR CUPを観戦してきました。
NASCARとは、National Association for Stock Car Auto Racingの略です。
元々は「ストックカー(量産に近い形の改造車)によるレースを統括する団体で、現在はプロの専用マシンによるシリーズ戦を運営されています。
観客動員はほぼ満席の大盛況、テレビ視聴も人気で、特にアメリカ南東部で人気が高いそうです!
今回私が観戦したNASCAR CUP Seriesは最高峰のカーレースで、シーズンを通して優勝争いが行われます。
レースの特徴
オーバル(楕円)コースが多く、長距離での高速周回が中心。今回私が観戦したレースの合計周回数は、なんと……400周!!!!!
ドラフティングによるパックレースが名物となっており、接近戦での順位争いが激しいです。
また、ピット戦略(タイヤ交換・給油・セット変更)が勝敗を分けるビリビリの緊張感の中でのレースが行われます。
レース開始前から人の多さと熱気に感動
レース自体の開始時刻は19時30分からでしたが、車の混雑が怖かったので早めに会場に向かいました。
さすがの一大イベント、観戦客の車の整備は警察官が中心となって行っています。レース開始4時間前に到着したにも関わらず、すでに多くの観客が会場入りしていました。

さすがアメリカ人、イベントにかける本気具合舐めてました。
写真で見える様々な屋根のようなものは、すべて観客たち自身が持参しているテントで、自分の車の後部に設置してテントの中でお酒を飲んだり食事したり、自由に過ごすための必須アイテムのようです。(もちろん初心者の我々はテントなど持っておりませぬ)
兎にも角にも、とりあえず会場に入って空気感を味わおう!ということで、駐車場に有象無象にたてられたテントで楽しむ人たちを横目に会場に向かいました。

レース開始前の実際のレース会場、どん!
圧巻の光景です。中心部にも人が多くにぎわっており、整備の様子も近くで見れるようでした。
もちろん、中心部にも向かいます。

この日はとにかく天気が良く、絶好のレース日和を思わせるような日でした!
みんな楽しそうにレーシングカーを見に集まっています。

至近距離でタイヤも見れました。思ってたより大きくて圧巻……!
レーシングカーは、乗用車と違うワクワク感がありますね。というか重そう。
チケットは細かくグレードが分類されているので要チェック!
今回我々はラウンジ利用特典付きのチケットを購入しました。
他にも、レースを至近距離で見られるもの、ピットまで見学できるもの、立ち見のものなど、様々な種類のチケットが用意されています。
ご自身の観戦スタイルのお好みで、お好きなチケットを選んで購入するようにしてください!
ラウンジ内は飲食提供があり、外野席とも直結型で自由に行き来できるスタイルだったので、ラウンジで飲食と観戦を楽しみつつ、現地のレースの空気感を味わいたくなった時は外に出る、という利便性の高いチケットでした。

いよいよレースがスタート!
いよいよ19時30分をまわり、レースがスタートする雰囲気が……!
ド派手な選手紹介が終わり、レーシングカーが入場し会場を走行、会場のボルテージは最高潮!!
まず、ペースカーと呼ばれる先導車が周回し、その後ろにレーシングカーが並び隊列を整えます。ペースカーが外れ、先頭車が再加速できるタイミングで旗員が緑旗(これがレーススタートの合図!)を出し、レースがスタートします。

スタートの瞬間は、観客全員総立ちで大声援とド派手な花火が上がります!
みんな指笛したりビール掲げたり、とにかく「Go~~~!!!」と叫んだり、すごい盛り上がりです。

ちなみにエンジン音は、聞いたことのないレベルで、尋常じゃない騒音です。
我々は準備不足で耳栓などを用意していませんでしたが、ご自身の耳の治安のために耳栓等のカバーは必須です……!
ここから猛スピードでカーレースが始まり、Total 400 Lap(総400周)を走行し順位を競っていきます。レース時間はおおよそ3時間前後!スキルと共に、とんでもない集中力が求められます。
ちなみに、ぶっ続けで400周するわけではなく、3ステージに分けてレースが進められます。それぞれのステージ毎に順位をつけ、それに伴い上位の選手には加点ポイントが付与されます。
ただ走り続けるだけではなく、適切なタイミングでピットに入り給油や整備を行う必要があるので、お互いの心理戦プラス技術にもハイレベルなものが求められます。
ピットでの作業にミスが生まれると(所定の位置で整備しなかった、ピット内での規定スピードを超過して走ってしまったなど)、ペナルティもついてしまったり大きく順位が変動したりするので、長時間レースが終了するまで気を抜くことができません。ピット作業は、観戦する側も力が入って見入ってしまう迫力がありました……!

映画カーズの世界線が実際に見れる面白さ
ピクサー映画「カーズ」では、レース文化がエンタメ性高く再現されています。
私は今回こちらの映画を見てからNASCARを観戦したので、世界観の再現の素晴らしさにも感動しました。あと、モータースポーツへの関心の入りとして良いきっかけを持つことができました。
アメリカ南部のカルチャーが色濃く反映され、今もなお多くのアメリカ国民たちに愛されるNASCARを実際にこの目で観戦することができたのは、非常に良い経験になりました。

かなり耳に騒音ダメージがくるので、後半はラウンジ内からのんびり観戦しましたが、レースも3時間超たっぷり楽しむことができました。
アメリカ現地での人気スポーツを開拓していく!
映像だけで楽しむのと、実際に観戦するのとでは臨場感も迫力もレベルが違いました。今はアメリカで人気のスポーツをどんどん開拓したい欲に駆られています……!
今後も現地観戦の経験をみなさんにシェアさせていただければと思うので、ぜひご一緒にお楽しみください。
それでは、また次回のご搭乗をお待ちしております!
Aya



