単色アイシャドウ、それは一回購入してしまえば魅入られ、抜け出すのが難しい「沼」です。
プチプラからデパコスまでさまざまなブランドが展開している中で、ブルベ冬におすすめしたいのはデパコスの単色アイシャドウ。
もちろん、ブルベ冬でも自分に合う単色アイシャドウが見つかれば、プチプラでも問題ありません。
実際、筆者も厳選したプチプラの単色アイシャドウを持っています。自分と相性が良く、粉落ちや持ちが気にならないなら価格は関係ないですよね。
じゃあ何故、この記事ではデパコスの単色アイシャドウをおすすめするのか。
それは、筆者自身がプチプラ・デパコスを問わずアイシャドウパレットで相性の良いものが絶望的に見つからず、迷走した結果、デパコスの単色アイシャドウにたどり着いたからです。
ブルベ冬の中でもパキッとした彩度の強い色と明度が暗めの色が似合う筆者は、パステルカラーや普段使いしやすいカラーが多いプチプラが合いませんでした。悲しい。
デパコスのアイシャドウパレットでも捨て色が多くなるの、なんだかしょっぱい気持ちになりますね。
自分にしっくりくる色が見つからない、パレットでグラデーションを作ってるはずなのに何故か浮いている気がする……
ブルベ冬の人なら、一度は感じたことがあるのではないでしょうか。
筆者は、そんな方に「デパコスの単色アイシャドウ」を強くおすすめしたいです。
この記事では、見事にデパコスを中心に単色アイシャドウ沼に沈んだ筆者が、あなたも単色アイシャドウの沼に沈むきっかけとなる情報をお届けします。
ブルベ冬にデパコスの単色アイシャドウをおすすめする理由だけではなく、実際に筆者が愛用している単色アイシャドウも紹介するので、ぜひチェックしてください！
ブルベ冬の筆者がデパコス単色アイシャドウ沼に沈んだ理由
結論を最初に書くと、理由は大きくわけてふたつです。
- ブルベ向きと思えるアイシャドウパレットでも、ディープ＆ビビッドなブルベ冬タイプでは馴染まない/発色しない場合が多かった。一部の色は使えても、捨て色が多かったのも一因。
- ブルベ冬ディープ＆ビビッドな筆者に合う色がデパコスの単色アイシャドウで見つかりやすかった。
もしかしたら「ブルベ冬」は聞き慣れていても、ディープやビビッドは聞き慣れない方も多いかもしれませんね。
同じ「ブルベ冬」の中でも、細かく分けると４種類に分類されます。その中でも筆者が該当する「ディープ」や「ビビッド」はすべての色が馴染むアイシャドウパレットを探すのが難しいと感じています。
アイシャドウパレットの一部は使用頻度が少なく、捨て色が多すぎる問題……。
- クリアウィンター：明るめで澄んだ色が得意。ブルベ冬でも青みがあればくすみカラーが合いやすい。
- クールウィンター：青みを帯びた色が得意、ベリーピンクやローズピンクも似合いやすい。
- ビビッドウィンター：あざやかで彩度が強めの色が得意。華やかでコントラストが強めの色でも馴染みやすい。
- ディープウィンター：明度が低く濃い色が得意。濃紺やダークグレーなど、濃く深い色が似合いやすい。
筆者はこの中でも、ビビッド・ディープのどちらにも適正があるブルベ冬。
以下の画像は、筆者がパーソナルカラー診断を受けた時に「特にこれらの布だと顔周りが明るく見えますね！」と言われた布です。
圧倒的なブルベ冬。ビビッドとディープのミックスなのがよく分かる。
なんなら、イエベ春・秋に似合う色布は一瞬当てただけで即座に無し判定されました。
爆速で布を外されたのは面白かったです。
これらの布合わせを経て、私に似合う色として出たのがこちら。
- １st：ブルベ冬（ディープ＆ビビッド）
- ２nd：申し訳程度のブルベ夏（恐らくクール）
「申し訳程度のブルベ夏」と書いているのは、私のパーソナルカラーはブルベ冬要素が強すぎるためです。
そのため、例えるなら「ブルベ冬ディープ＆ビビッド～気持ち程度のブルベ夏を添えて～」が私のパーソナルカラーでしょうか。
要するに、パキッとした濃淡がハッキリした色明度が暗めの色が似合う、そして絶望的にパステルカラーは似合わない。非常にシンプルでわかりやすいなと感じました。
自分がパステルカラーを使うと「私、なんも悪くないけどごめんね……」とパステルカラーにいたたまれない気持ちを抱くくらい似合いません。
とはいえ診断を受けた直後は
「どのくらいパキッとしていれば良いんだろう……？」
「深みのある色ってどのくらいの明度……？？」
このように、自分に合う色味がまだピンときていない状態でした。
そのため、当時の筆者は「これならいけるかも」でプチプラのアイシャドウパレットに手を出しては「うーん、微妙！」を繰り返す日々。
ではここで、実例を見てみましょう。「割と青味が強いからいける気がする！」と思い導入した、Visse（ヴィセ）のアイシャドウです。
なお、１回塗りだとあまりにも発色しなかったため、ヴィセのアイシャドウは３回重ねて塗った結果が画像の状態です。
なんでしょうね。この「そうじゃないんだよな～～」という感じは。
１と２に関してはラメっぽいのは残ってるものの、存在感が薄いです。写真だと見づらいですが、一応存在しています。
３にいたっては肌に吸収されたかのように、パレット３と同じ水色とは思えないくらい薄まりました。
４は濃紺っぽさはあるものの「なんかくすんでるな……？」と感じます。あと、青あざ感がありますね。
続いては、韓国コスメブランドDinto（ディント）のアイシャドウ事例です。「深みのある色だし、これは自分に合うかもしれない」と思って購入しました。そう思っていた時もありました。
結果は以下の通りです。
１は完全に消えました。「１？そんなものは無かったよ」くらいの勢いで吸収されていきました。よく見ると申し訳程度にほんのりとラメが残っています。
そして、２番から４番は発色しているものの、撮影用に塗ったらあまりにも発色せず５度塗りでこの結果です。
泣いていません。
表現が正しいかはわかりませんが、青あざになる直前の打ち身みたいな色合いに感じます。
もちろん、どちらもアイシャドウは悪くありません。私のパーソナルカラーとの相性が良くなかっただけです。
例えば、Visseの青パレットはブルベ夏の人や、クリアウィンターの人とは相性が良いのかも知れません。Dintoは、確信はないですがイエベ秋の方に向いていそうです。
そんな試行錯誤をしていた日々の中で、筆者は思いました。
プチプラは淡い色が多い傾向にあるので、パキッとした色が多いデパコスのアイシャドウパレットなら発色するのでは？
そして試しにLANCOME（ランコム）とDior（ディオール）のアイシャドウパレットを購入した結果、画像のようになりました。
いや使う色と使わない色の減り具合が顕著すぎて一周回ってウケる
事実として、プチプラのアイシャドウよりもデパコスのアイシャドウの方が、私の腕やまぶたでは発色しやすいことはわかりました。これ自体は大きな収穫です。
しかし、筆者はデパコスでもパレットの中で使う色が限られやすく、ほぼ使わない色が出てしまう点が気になりました。もちろん、写真にあるビビッドピンクのような色はポイントで使う場合が多く、使用頻度が少なく減りにくいのは事実です。
とはいえ、それなりに良いお値段がすると、捨て色が出てしまうのはモヤモヤする人は少なくないのではないでしょうか。
プチプラ・デパコスを問わず複数色が入っているアイシャドウパレットは、そのパレットだけで完結するように作られています。
でも、その配色すべてが自分の肌に馴染む色かどうかは別問題ですよね。難しい。
「自分に合う色だけを集めたアイシャドウパレットがあれば良いのになぁ……」と思いつつも、筆者はそれが現実的ではないことを理解していました。
そんな中で友人とアットコスメストアを散策した際に出会ったのが、単色アイシャドウ。
それまで筆者はアイシャドウをパレットでしか買っておらず、単色でアイシャドウを購入するという発想がありませんでした。
そもそも「アイシャドウを買う＝単色アイシャドウの購入」という方程式が結びつかない方も多いのではないでしょうか。
少なくとも、私の友人たちに聞いたところ、アイシャドウはパレットで買う人ばかりでした。
そしてアットコスメでプチプラ・デパコスを問わず各ブースの単色アイシャドウをひたすら腕に塗った結果、ディープ＆ビビッドなブルベ冬の自分はデパコスの単色アイシャドウで揃えれば捨て色が無くなる可能性が高いと判明。
そこから筆者は、ズブズブと単色アイシャドウの底なし沼にはまっていきました。
KATE（ケイト）やヴィセのようなプチプラの単色アイシャドウを含めると、そろそろ収納に困ってきました。しかし、購入して後悔はしていないので良しとします。
むしろアイシャドウをパレットで買っていた時より、満足かつ納得した買い物ができるようになったのでQOLが上がりました。
自分に合うデパコス単色アイシャドウの探し方
プチプラを除いてデパコスの単色アイシャドウに絞ったとしても、ブランド×展開色の組み合わせは無限大。
くわえて、ブランドは違っても色が似ている単色アイシャドウが存在することも多いです。
最初のうちは、自分に似合うデパコスの単色アイシャドウ探しに苦戦するかもしれません。
しかし、それを乗り越え、求めていた単色アイシャドウと出会えた後には充実感でホクホクとした気分が待っています。
実際にはしなくとも、気分としては小躍りしたくなるようなご機嫌ルンルン状態になれるのが単色アイシャドウの魅力です。
では、瞬間的な幸福度が急上昇するようなデパコスの単色アイシャドウはどう探せば良いのでしょう。
筆者が模索し「この流れで探すのがスムーズだな」と体感した探し方を紹介します！
ステップ１：現在持っているアイシャドウの色を改めて確認する
「ボルドー系の単色アイシャドウが欲しいかも」のように、探そうと思った時点で欲しい色味が決まっていますよね。
ただし、いきなりデパコスカウンターに出陣するのは勿体ないです！
まずは、パレットアイシャドウ・単色アイシャドウを問わず、手持ちアイシャドウのすべての色味を確認してみましょう。
アイシャドウを使う際は、複数の色を組み合わせる場合が多いですよね。
組み合わせるアイシャドウすべてを単色で揃える場合、いままで購入したアイシャドウパレット全体が「捨て色」になってしまいます。
「それはちょっと勿体ない」と感じるなら、自分の手持ちアイシャドウの色味をチェックしてみませんか。
例えば、単色のアイシャドウを購入したい理由が以下のような場合であれば、手持ちのアイシャドウパレットの色と単色アイシャドウを組み合わせるのがおすすめです。
- パレットでよく使う色と使わない色の落差が激しい
- パレットで気に入っている色があり、その色は使い続けたい
実際に筆者は手持ちのアイシャドウパレット自体には不満がなく、使い続けたい色が入っていても使用頻度の落差が凄まじい色が多いです。
そのため、パレットに入っている一部の色と単色アイシャドウを組み合わせています。
「パレットで買うより単色アイシャドウで揃えた方が安く済むのでは？」と思う方もいるかもしれませんが、実はそれは落とし穴です。
単色アイシャドウはたしかにパレットで買うよりもお手軽価格で購入できます。
ただし、実際にメイクで使用する数色を単色アイシャドウで揃えようとすると、パレットで買う場合の価格とあまり変わらない場合が珍しくありません。
なるべく低コストで済ませたいという方は、自分が持っているアイシャドウパレットの色と組み合わせる前提で考えるのがおすすめです。
ステップ２：単色アイシャドウひとつあたりの予算を決める
「自分に似合えば、予算はあれどブランドは問わない」という方は、単色アイシャドウひとつあたりの予算を決めましょう。
同じデパコスのくくりでも、単色アイシャドウはブランドごとに広い価格帯で販売されています。
参考として、７つのデパコス単色アイシャドウの料金を見てみましょう。
※別途ケースの購入をおすすめするものは、追記しています。
- ADDICTION（アディクション） ザ シングル アイシャドウ パール：2,530円（税込）
- shu uemura（シュウウエムラ）プレスド アイシャドー（レフィル）：2,750円（税込）
- １色のみが入る別売のカスタム ケース ⅰ：770円（税込）
- M・A・C（マック）エクストラ ディメンション アイシャドウ：4,290円（税込）
- RMK インフィニシェイド シングル アイシャドウ：3,080円（税込）
- 別売の単色ケース：550円（税込）
- クレ・ド・ポー ボーテ オンブルクルールソロ：3,300円（税込）
- 別売ケース（オンブルクルールソロ専用）：2,420円（税込）
- SUQQU（スック） モノ ルック アイズ：4,290円（税込）
- BOBBI BROWN（ボビィブラウン） ロングウェア クリーム シャドウ スティック：5,060円（税込）
- Dior（ディオール） ショウ モノ クルール：5,060円（税込）
「デパコスとはいえ、単色アイシャドウだしそんなに高くなさそう」と思っていた人は、ブランドごとの価格差に事実に驚いたかもしれませんね。
また、アイシャドウのレフィルとケースが別売りのブランドがあると、知らなかった方も多いかもしれません。
単色アイシャドウのケースが別売りされているブランドは、２色や４色を組み合わせてオリジナルのパレットが作れるように１色〜４色が入るケースを別売りしている場合がほとんどです。
単色アイシャドウであってもデパコス価格なのは変わりません。
目安として1つあたり最低でも3,000円前後はかかると考えましょう。
スックやDior、ボビィブラウンのように、単色アイシャドウでも4,000円以上で販売されているものは珍しくありません。
単色アイシャドウひとつに幾ら出せるか？を事前に考え、予算を想定しておくのがおすすめです。
ただし、自分へのご褒美として買う場合や、日々のメイクで気分を上げたい場合などは、少し予算を多く見積っても良いですね。
各ブランドごとに展開されているアイシャドウは、LIPSやアットコスメで「デパコス 単色 アイシャドウ」のように検索すると見つけやすいです。
口コミサイトには、稀に「全色スウォッチしてみた」のような猛者が投稿している場合もあります。
参考情報としての有用性が高いので、猛者の投稿があればぜひチェックしてみてください。
猛者の投稿がない場合でも、さまざまなパーソナルカラーの方が投稿している口コミはとても参考になります。
気になる単色アイシャドウが見つかったら、色味や価格帯をメモ・ブックマーク・スクショなどで見返せるようにしておきましょう。
筆者の場合は、色の番号や名前別に保存できるためLIPSで欲しいものをメモする場合が多いです。
実際に青の単色アイシャドウ探しの旅に出ていた時には、動画のように気になるものをまとめていました。
ステップ３：実際に目元にタッチアップを受けて納得した上で購入する
デパコスで単色アイシャドウを探す最大の利点は、実際にカウンターでタッチアップを受けられることです。
どうしてもドラッグストアをはじめとするプチプラがメインの店舗では、置いてあるサンプルを腕や手に塗り、その結果で購入する場合がほとんどですよね。
しかし、手元では好みの発色だったのに目元に乗せたら「手元の発色と全然違った……」と、買い物に失敗して落ち込んでしまうケースが珍しくありません。
一方、デパコスカウンターで買う場合は、気になっている単色アイシャドウをBAさんの手で目元にタッチアップしてもらい自分との相性を確認可能です。最高ですね。
タッチアップを受ける際は、１色に絞る必要はありません。「これとこれ、あとこれが気になっていて……」のような相談でも、各色でタッチアップを受けられます。
また、タッチアップの際には自分でその単色アイシャドウを使ってメイクする際のポイントや、おすすめの合わせる色なども相談可能です。
筆者の場合は手元の時点で「発色しないな……」となった候補を削除し、逆に「このブランドの青は目元でもいけそうな気がする！」と感じたもののみをタッチアップしてもらいました。
もちろん、目元のタッチアップを受けても「なんかイメージと違うな」と感じる場合もあり得ます。
このような場合は、タッチアップを受けたからといって必ず購入しなければいけないわけではありません。
実際に筆者は、クレ・ド・ポー ボーテの青単色アイシャドウをタッチアップしてもらいましたが、しっくりこなかったため購入を見送りました。
クレ・ド・ポー ボーテは普段、紫系の４色パレットが筆者と相性が良く、さらに手元の発色も良かったため単色もいける気がしたんですよね。
しかし、タッチアップを受けたら自分の中のイメージと違い、結構くすんでしまいました。ブルベ冬あるあるだと思っています。
「ほかのブランドの青アイシャドウも見た上で選びたい、購入する場合はあとで来店します」とお伝えし、ほかのブランドで見つけた自分が納得いく青の単色アイシャドウを購入しました。
「イメージと違うんだけど、タッチアップまで受けて購入しないと伝えるのは勇気がいる……」と不安になる方は少なくないと思います。
しかし、自分が納得・満足した買い物をするためには、その場で流されて購入しない強い気持ちが大切です。
購入する可能性がないのにタッチアップを受けるのは良くないですが、検討中の場合であれば候補を絞って積極的にタッチアップを受けることをおすすめします。
ところで、デパコスのアイシャドウでも、口コミサイトで★４.１３のように表示されている商品を見かけたことはありませんか？
５段階評価をユーザーが付けた平均数値が表示される★評価は、どれだけ商品が優れていても「自分に合わせなかったから」で★１～３を付ける人は少なくありません。メーカー側としても、口コミサイトで自社商品の評価が高ければ高いほどうれしいですよね。
筆者は実際にタッチアップを受けて納得の上で購入したデパコス商品には、よっぽど惜しい点がない限り★５または最高評価をつけています。
自分が納得した上での買い物は、私たちが満足いく買い物ができるだけではなく、デパコスのメーカー側にとっても高評価を貰えるチャンスです。
ファンデーションや下地であればサンプル配布がありますが、アイシャドウはタッチアップでしか相性を確認できません。
言ってしまえば、タッチアップは自分と狙っている単色アイシャドウの相性を確かめられる、唯一の機会です。合わない場合は仕方ないと切り替え、お互いが嫌な気分にならないような表現で購入を見送る旨を伝えましょう。
ブルベ冬筆者愛用！おすすめのデパコス単色アイシャドウを５つ紹介
最後に、筆者が愛用してやまないデパコスの単色アイシャドウを５ブランド紹介します。中には販売終了となったり、リニューアルしていたりするものもありますが、どれもブルベ冬にはぴったりの単色アイシャドウです。
筆者はパキッとした色や深めの色が得意ですが、今回紹介するものの半分は、ディープ＆ビビッドなブルベ冬ではなくとも相性が良い可能性が高いと考えています。
自分に合うアイシャドウが見つからず迷子になっているブルベ冬の方は、ぜひ参考にしてください！
ADDICTION ザ アイシャドウ パール 013Pマテリアルガール / 014Pクライベイビー
まず紹介するのは、アディクションの単色アイシャドウです。
デパコス単色アイシャドウでランキングを作るなら、どの媒体のランキングを見ても毎年のようにアディクションはほぼ必ず入っている印象があります。
筆者が購入したのは、ザ アイシャドウ パール 013P/014P。左が014Pで、右側が013Pです。
パッと見では「色味の違いがわからない……」や「両方買う意味ある？」と感じたりした方は一定数いるかなと思います。
では実際の発色の違いを、腕ではありますが見てみましょう。
013Pは桜色のようなピンクで、014Pは若干くすみがかった暗めのピンク、ないしはピンクブラウンのように発色します。こうして見ると、色の違いが結構わかりやすいですね。
013Pは、とくにクリアウィンターと相性が良い色かなと思います。014Pはブルベ全般で相性が良い色という印象です。
アディクションの単色アイシャドウ「パール」の良いところは、粉がきめ細やかでラメ（パール）が主張しすぎないところ。
アイシャドウのベースに仕込んでも良し、涙袋に仕込んでも良し。
涙袋に使うなら、ベージュのコンシーラーで瞼のくすみを取った上で使うのがおすすめです。
013Pを目頭～目の２/３くらいまで仕込み、014Pで残りの１/３を埋めて涙袋の影としてちょいちょいと入れるとすごくナチュラル上品な涙袋が爆誕します。
涙袋メイクで迷走中な方はタッチアップを受けに行ってほしいです。
なお、アディクションは2025/08/01に単色アイシャドウを大幅にアップデートしています。
013P/014Pはリニューアル後も番号が変わって残るというのが公式発表です。
しかし、より確実に同じ色を購入したい場合は、在庫を販売している公式サイトの通販やAmazonなどでの購入をおすすめします。
【公式サイト通販リンク】アディクション ザ アイシャドウ パール（オンライン限定品）
※注意 Amazonは公式ショップではございません
エレガンスラズル ラズルアイカラー 24 Endorphin / 50 Floating lights (生産終了）
すべてはここからはじまった───
この表現がピッタリな、私がデパコス単色アイシャドウ沼にはまった原点です。
私が一番最初にお迎えしたデパコス単色アイシャドウは、エレガンスラズルのラズルアイカラーから期間限定で販売されていた50 Floating lightsでした。
友人と私で「お互いの誕生日祝いにコスメを買おう！」となりアットコスメに足を運んだ際、ふと目に入ったのがFloating lights。
一目惚れして友人にプレゼントしてもらった、いろんな意味で思い出のアイシャドウです。
エレガンスラズル ラズルアイカラーは全体的にラメの粒が大きく、ギラギラというほどではなくともラメが目立つのに”濡れツヤ”のような輝きが出るのが特徴。
個人的な印象としては、パキッとしたイエベ秋・ブルベ冬向きのカラー展開が多い印象があります。
Floating lightsをお迎えした数ヶ月後、エレガンスラズル ラズルアイカラー全体が自分と相性が良い傾向にあると理解したため青みピンクの24 Endorphinもお迎えしました。
ラズルアイカラー、とにかく発色が良い。１回塗りでもじゅうぶん発色するのに、３回塗りだとさらに助長されます。その日の気分に合わせて濃淡を１色のみで調整しやすいのは最高ですね。
ところで、ブルベ冬は大半のアイシャドウパレットで展開されている「ブラウン」との相性が微妙な傾向にあると知っていますか？
私も例に漏れずその１人であり、ブラウンのアイシャドウを塗ると「体調悪くない？」と聞かれる場合が多いです。
これはブルベ冬の友人に話すと強く共感されるのですが、筆者はブルベ冬にとってのブラウンはパープルだと考えています。
不思議ですよね、オフィスメイクでパープル系を使ったら派手になりそうなのにブルベ冬だと自然に馴染むんです。
実際、筆者はオフィスメイクを求められるシーンではFloating lightsを使う傾向にあります。期間限定品とはいえど、買えて良かった。今後もエレガンスラズルには注目していきたい。そう思っていた時期もありました。
実はエレガンスラズル ラズルアイカラー、2025/08/31で生産及び販売が終了しました。
なんでそんなに私の推しは販売終了してしまうの？なんで？？
アディクションと同じように、ケース付きで2,500円を切るデパコス初心者におすすめのアイシャドウだったため販売終了が残念でなりません。
店頭在庫がなくなり次第で販売終了なため、アットコスメのような大型店舗であれば多少は残っている可能性が高いです。
お手軽価格でパキッとした色のデパコス品質な単色アイシャドウが欲しい方は、ぜひ通販や大型店舗で探してみてください。
M・A・C エクストラ ディメンション アイシャドウ スモーキー モーヴ
紹介したエレガンスラズルの50番Floating lightsは筆者が愛用する単色アイシャドウですが、限定品かつ販売終了となると今後はどうするかを考える必要がありました。
イエベの方にとってのブラウンと同じくらい、ブルベ冬の筆者が自然に使えるパープルやグレージュのような色。それを探し求めて行き着いたのは、M・A・Cのエクストラ ディメンション アイシャドウ「スモーキー モーヴ」でした。
最初に手元に塗った時は「あまり発色しないけど重ね塗りすれば良いかな……？」と思っていたのが本音です。
しかし、BAさんにおすすめされてアイシャドウベースを塗ってから塗り直したら、状況は急速に一変。
なんですか、この発色の違いは？？？
アイシャドウベースを塗っただけでこんなに発色が変わるなんて聞いていない。
塗り直した直後に、思わず「えっヤバいですね？！」と声に出してしまった筆者です。
発色の違いに驚き感激。気がついたら予定にはなかったアイシャドウベースとセットでスモーキー モーヴを購入していました。
後述にあるshu uemuraの青アイシャドウ「ブルーインディゴ 688」の購入後は、アイシャドウベースを塗った上でスモーキー モーヴと合わせてグラデーションで使っています。
単にエレガンスラズルの後継品として買いに行っただけなのに、あんな衝撃を感じるのはうれしい誤算でした。
あと普通にマックのアイシャドウの輝きは、どれも凄まじいです。
玉虫色のような、もしくは宝石の反射のような輝きと表現すべきでしょうか。
筆者のマックでのお買い物デビューは、興奮と高揚感に満ちあふれたQOL向上委員会の推薦待ったなしの、満足度MAXのお買い物となりました。
shu uemura プレスド アイシャドー ME ブルーインディゴ 688
2025年9月にこのアイシャドウをお迎えするまで、私の手持ちアイシャドウの色はパターン化しているなと感じていました。
パープル系を基本として、青みが強いピンクやボールド寄りのレッドなどが俗に言う”一軍”のアイシャドウが筆者の手持ちに多いです。
ある時、ふと「パーソナルカラー診断の結果に基づくなら、私は青系が似合うはずでは？」と思い立ちました。そこからはじまる、自分に似合う青の単色アイシャドウ探しの旅。
数多のデパコスの青アイシャドウを試した結果、私が選んだのはシュウウエムラのプレスド アイシャドー ME「ブルーインディゴ688」でした。
正直なところ、アイメイクに青を取り入れようと思いはしたものの、実際に取り入れるのはとても勇気が必要でした。
青色がまぶたに馴染むのか、そもそもケバくなりすぎないか、本当に欲しいのかをn回は自問自答しました。
もちろん、今までやっていなかったことを始めるのは何事も不安がつきものです。それはメイクも同じ。
そんな不安を爆速で解消してくれたシュウウエムラのBAさんには、足を向けて寝られません。
単色のグラデーションでタッチアップを受けてる中で、ケバくないのに華やかになる工夫としてラベンダー系とのグラデーションも提案してくれたBAさんは神でした。
購入後にはじめて使用したのは、所属コミュニティのオフ会。
BAさんにタッチアップしてもらった時のように寄せてみたけど、ケバいと思われないと良いな……と若干の不安を抱きつつ、いざ出陣。
結論、私が抱いていた不安は無用の長物でした。
男女を問わず青のアイシャドウが似合っていると褒めてもらい、そのあとに寄ったデパコスコーナーではどのブランドでも青グラデーションの似合い具合を褒められ、個人的にどこのブランドなのかを聞かれるというまさかの展開。
初回の使用でここまでべた褒めされるなんて、思っていなかったのが本音です。普段のメイクでそんなに褒められた記憶は、筆者にはあまりありません。
素直にビックリとうれしいが共存し、自分は自認以上に青が似合うらしいと理解できました。
ただし、少し気になったのはメイク後５-６時間くらいに発見した粉落ち。
ベージュ系とかならともかく、青い粉が頬付近に落ちると少し目立ちます。
そのため、筆者はアイシャドウの持ちと発色を良くするMACのアイシャドウベースを塗ってから使用する場合が多いです。
発色についてはアイシャドウベース無しでもじゅうぶんな発色の良さですが、色は違えどプレスド アイシャドーを購入する際は粉落ち対策の徹底をおすすめします。
筆者はそれまでシュウウエムラを利用したことがなかったのですが、ブルーインディゴを買っただけで一気にファンになりました。
商品の品質の高さとBAさんのホスピタリティで「好き！！！」が爆発した結果のため、決して筆者がチョロいわけではありません。そう思っています。
⇩公式ではございませんが楽天に発見！
BOBBI BROWN ロングウェア クリーム シャドウ スティック ラベンダー
最後に紹介するのは少し変化球、BOBBI BROWN（ボビィブラウン）のスティックタイプのアイシャドウ ロングウェア クリーム シャドウ スティックです。
筆者は涙袋生成とシュウウエムラのブルーインディゴと組み合わせる目的で、ラベンダー（ブライトラベンダー）を購入。
もともと筆者はボビィブラウンの「リュクスアイシャドウ」シリーズを見る予定で訪れたものの、まさかの廃盤になっていました。
口コミサイトはもっと積極的に廃盤情報をキャッチアップ＆記載してほしい。切実に頼む。
BAさんに廃盤の旨を伝えられたついでに雑談として「パープルやブルー系を探し求めています」と話した際におすすめされたのが、このアイシャドウです。
最初は「スティックのアイシャドウ使ったことないんだよなぁ……」と思いつつ、試しに腕に塗ってみたら発色が筆者の好みにクリティカルヒットしました。
たまたまラベンダーが筆者の肌と相性が良すぎただけなので、筆者はチョロくありません。
実のところ、筆者はラベンダーのような淡いパープル系を単色で買う予定はありませんでした。
手持ちのDiorとクレ・ド・ポー ボーテのパレットがパープル系で構成されているため、シュウウエムラのブルーインディゴと合わせる際もそれらの色を使う算段。
その心構えでいたはずなのですが、ロングウェア クリーム シャドウ スティック ラベンダーの発色はズルい。ズルすぎる。
ラベンダーと言えばあまり存在感が強くない印象があったのに、この存在感はなんだ。そして、存在感があるのにケバくない。ラメがぎっしりと詰まっているのに、存在感の強いラベンダーが上品に発色している。
私はこんなラベンダーを知らない。
気付いたらタッチアップを受けていました。タッチアップの時は涙袋のみでお願いしたら、なんと数分で涙袋が爆誕。
「私こんなに涙袋無かったはずなんだが……？」と鏡を二度見しました。
ロングウェア クリーム シャドウ スティックは塗る時に手に込める力次第で色の濃淡を調整できるのも、パウダーより手軽で良いなと感じ、そのままお買い上げ。
涙袋に使う際の工夫やアイシャドウを落ちにくくするコツなども教えてもらい、BAさんのホスピタリティ充実度にも満足して後悔のない買い物ができた筆者でした。
なお、ロングウェア クリーム シャドウ スティックはウォータープルーフなのでアイメイクを崩したくない時のベースとして仕込むのにもおすすめとのことです。
ブルベ冬はタイプを問わず似合う可能性が高いため、ぜひ購入を検討してみてください。
アイシャドウ迷子なブルベ冬、デパコスの単色アイシャドウに手を出さないか
「ブルベに似合うと言われていたアイシャドウが似合わない……」
そう悩むブルベ冬の方は、珍しくありません。
ブルベと一括りにしても夏・冬がある上、さらにブルベ冬の中でも４タイプに分かれます。同じブルベ冬同士でも、Aさんに似合うアイシャドウがBさんに似合うとは限らないのが現実です。
アイシャドウをパレットで買っても、すべての色が似合うとも限りません。
自分に似合う色だけを集めたい。これ以上捨て色を増やしたくない。
単色アイシャドウに興味を持つ理由は人それぞれですが、ぜひこの記事をきっかけに、デパコスの単色アイシャドウに手を出して貰えれば幸いです。
最後に一言。
デパコス単色アイシャドウはタッチアップで試した上で購入できるから、結果的にコスパが良いと思います！！
