ピザは飲み物〜元CA・AYAの米国駐妻漫遊記〜  ㉜Driver Lisence取得への道*実技試験編*

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第三十二回 アメリカでの運転免許取得への道、いよいよ最終関門・実技試験!

みなさまこんにちは、Ayaです。
以前の記事で(第24回執筆分参照)、アメリカでの運転免許取得のプロセスをご紹介しましたが、実技試験の経験をまとめていなかったと思うので、自分の思い出記録も兼ねて記事にしていこうと思います!

Aya
Aya

運転する全ての人にリスペクトが止まらない……免許をとった今でも、手汗まみれで緊張しながら運転しております

アメリカで免許を取る流れ

まずは、アメリカで免許を取ろうと思った際に必要なプロセスを再度確認しましょう!

①どの州で免許を取るかを決める
・基本的には自分が住んでいる州で取るのが通常の流れ。(住所証明も必要なので特殊な場合以外は居住している州以外は難しい気がします)
・州ごとに情報が異なるので、必ず検索の際は「◎◎州 DMV」で検索!

②必要書類を準備する
・パスポート:身分証明書として
・I-94やビザ:在留資格の証明として
・ソーシャルセキュリティナンバー(SSN):社会保障番号、アメリカに来たらすぐ取得するのがおすすめ
・現住所証明2通:光熱費請求書や銀行の明細など
・(学生ビザや配偶者ビザの場合)I-20

必要書類は基本的にオリジナルを準備、データだけでなく紙コピーで持っていくことを推奨します

③筆記試験(Knowledge Test)を受ける
・英語での出題。しかし日本語やスペイン語などの他言語での受験も可能(Ayaは英語で受けました。結局実際の標識も英語なので、自分は英語で覚えた方が安全だと判断しました)。
・また、州の交通ルールを学べる「Driver’s manual(テキスト)」がWeb上で無料で利用できる。
・模擬テストもあるので、ひたすら練習問題として解きまくれる

④仮免許(Learner’s Permit)取得
・筆記試験に合格すると、まずこの仮免許が付与される
・仮免許が発行されると実技練習が可能になる
・州の免許証を持っている人が同乗すれば、路上に出て実技運転の練習ができる
・30日間の練習期間(待機期間)を経て、実意試験を受ける権利が得られる

⑤実技試験(Driving Test)
・試験管を助手席に乗せて、試験官の指示するルートを走行する(DMV施設周辺)
・実技試験時間は約15分〜20分ほど
・自家用車を会場に持ち込んで試験を受ける
・基本的な安全動作の確認、技術がチェックされる
・州にもよるが、その場で合否を伝えられる(私の場合はその場で伝えられました!)

⑥運転免許証発行
・合格後は運転免許証が7〜10営業日後に自宅に届く
・その場では仮カードが発行される
・免許証に記載される顔写真は試験当日にカウンターにて撮影されるので心の準備を!

DMVとは?

DMVとは、Department Motor Of Vehicleの略で、アメリカの各州にある運転免許や車両登録を管理する役所のこと。

免許を取る上で、DMVとの関わりは必要不可欠!
最初から最後までお世話になる場所なので、この名前はちゃんと覚えておきましょう。

また、DMVに行く際は来店のための事前予約を強くオススメします。毎日かなり混雑しているので、飛び込みで行ってしまうと、かなり待つことになります。(ひどい時は受付だけでも2〜3時間待ち……)

免許を取るだけではなく、「ナンバープレートを登録したい」「買った車を車両登録したい」「住所変更をしたい」などでも行く場所なので、毎日人で溢れています。(あと、交通違反した人も悲しげな表情で受付に来てます笑)

実技試験(Driving Test)当日までの流れ

仮免許(Learner’s Permit)取得後、2ヶ月ほど実技試験に向けての実践練習を行いました。
練習するためには車が必要ということで、まずは自分専用の車を購入するところから始めましたが、車選びも本当に悩みまくりました……。

なんせ、免許を取ることはない人生だと思っていたので、車にも興味がなく、夫が色々提案してくれましたがイマイチ刺さるものがなく……。

しばらく熟考した結果、せっかくのアメリカ生活だし、アメリカ車であるTesla(テスラ)にしようということになりました!
あと、夫婦2人とも完全自動運転機能に興味があったので、それを試せるのもいい機会だということで決定。今や長距離ドライブでは、自動運転のサポートのおかげで負担軽減でロードトリップができています。

車を購入した後は、夫を助手席に乗せてひたすら運転の練習をしました。近所をゆっくり回るところからスタートし、広い駐車場で駐車の練習をし、車線変更を半泣きで練習したまにクラクションを鳴らされ……。

みんなどうやって運転できるようになるの?!と最初の頃は絶望で受かる気がしませんでした。アメリカでは車校に通うというのがあまりスタンダードではなかったので、家族の協力と指導を得ながらみんな練習するようです。酷だぁ。

おそらく寿命は20年くらい縮まってしまったのではないかと思います、すまん夫よ……。

2ヶ月の実技練習を経て、「ここまでやったら大丈夫ではないか?」というレベルまで持っていくことができたので、満を辞してDMVの実技試験を予約します。

緊張するものは朝に終わらせた方がいい、という個人的な考えで朝一の試験を予約し会場に向かいます。
相変わらず朝から人で溢れているDMV。受付を済ませると番号が渡されるので、自分の番号の呼び出しがあるまでひたすら待機するのですが、番号を呼ばれるまで1時間以上かかりました……なぜ。

まず番号で呼ばれると、必要書類の確認が行われます。
書類に不備がなければ簡単な視力検査が行われ、免許証に印刷される顔写真の撮影も同時に行われます。アメリカの免許証では笑顔で撮影してもOKなので、私は思いっきり笑っておきました。なんとなく。

一通りの受付をパスし、実技試験までは試験官が呼びに来るまで待機していてね〜という指示だったので、あとはひたすら待機。待機。待機。

朝一で行ったはずなのに、実技試験を待つ人がすでに10人近くいる……?と心の中でざわつきが起きましたが、こちらも緊張しているのでひたすら大人しく待っていましたが、なんとここから3時間待機することになるとは思いませんでした。あぁ、お尻が痛かった……。

実技試験は3回まで受け直すことができるそうで、それ以上落ちてしまうと強制的に講習に通わされるそうです。
私は絶対に一発合格したいと思っていたので、試験ギリギリまでイメトレをしたり、運転スキルアドバイスをまとめた動画などを見返していました。

いよいよ自分の番に!実技試験スタート!

やっとのことで自分の名前が呼ばれました。日本人は自分1人だったのですぐ見つけてもらえましたね。
試験官と名前・生年月日の確認を行い、車に向かうよう指示を受けます。

車に乗り込むと、試験官は外から車の操作の指示を出します。「ウインカーを出して」「ヘッドライトをつけて」「ハザードライトを点灯させて」などなど、英語で次々指示が飛んできます。
落ち着いてしっかり対応しましょう。

車外から車操作のチェックを終えると、試験官が助手席に乗り込み、実技試験に関するポリシーを説明されるので、それに了承し運転が始まります。

運転をスタートさせてからは、ひたすら試験官の指示に従い道を走らせ、「車線変更」「右折」「左折」等も対応していきます。その間も基本的な交通ルールを遵守するようしっかり意識をめぐらせ、法定速度を守りながら安全運転を行います。

15分〜20分ほど車を走らせ、最後は出発地のDMVに戻ってきて駐車場に停車して終了です。

停車後に試験官に「You passed(合格です)」と伝えられます。
この時の安心感と喜びと言ったら……!笑顔が漏れてニッコニコしてたと思います。

最後にカウンターで再度合格を告げられ、アドバイスを受け所定の手続きを済ませれば無事試験完了。

Aya、無事にアメリカでゼロから運転免許取得を実現することができました!!!ハッピー!!


合格はしたものの、気を抜くことなく生涯安全運転・無事故を心に掲げ、アメリカでも運転生活楽しんでいこうと思います。協力してくれた夫にも感謝です!

ちなみに、アメリカで免許を取る際は大体$20〜30ほどで全ての費用がまかなえました。(私の場合ですが)

みなさんにも、海外で免許を取るまでのプロセスとして一つの参考になれば嬉しいです。
今後テスラの自動運転体験もレビューしていきますね!

それでは、また次回のご搭乗をお待ちしております。

Aya

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この記事を書いた人
Aya

元国際線CA。夫の仕事を機にシンガポールへ移住。現在はアメリカへ引越し、日々高カロリーのものに抗う精神修行中。
アメリカでも変わらず美容とお酒を楽しんでいく予定ですので色んなものにチャレンジしていきます!
大型猫2匹と夫と4人家族で楽しく暮らしてます。

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