ピザは飲み物〜元CA・AYAの米国駐妻漫遊記〜 ⑤アメリカのワイナリー訪問

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第五回 【初体験】アメリカのワイナリーに行ってみた

皆様こんにちは、Ayaです。
今回、シンガポール駐在時代に出会い仲良くなった友人が遠いアメリカまで遊びに来てくれたので(感涙)、アメリカのワイナリーに遊びに行くことにしました!

Aya
Aya

私と同じくお酒大好き女子なので出発前からテンション上がりまくり〜!

ちなみにAyaはワインソムリエ資格取得のために勉強した過去がありますゆえ、ただ飲むだけではなく、勉強してきたことを重ね合わせながらの体験ができるのがとても楽しみでした。

アメリカワインについて

50州および1特別区からなるアメリカでは、現在ほとんどの州でワインが造られ、ワイン市場の拡大とともに総生産量も増大しています。(ちなみに、2020年のWine Institute調べによると、国内でのワイン消費量は世界最大に増加しているそう)アメリカ全体のワイナリー約11,000件において、約43%がカリフォルニア州にあり、それにつづきオレゴン州、ワシントン州、ニューヨーク州およびヴァージニア州でワインが生産されています。それ以外の州でもワインは生産されていますが、地元で楽しむワインとしているため輸出はされていないようです。逆にその貴重さが好奇心を刺激しますよね……。

また、コロナをきっかけにワインの購入はネット販売やダイレクト・シップメント(ワイナリーからの直接販売)が増加しているらしく、オンラインショッピング流行の波がここにも現れていると驚きでした。確かに、お気に入りのワイナリーのワインを直接購入できるのは便利だし、重いものを運ぶ手間がなくなるのは良いですよね。

アメリカワインが認知されたきっかけ

時は1976年、アメリカ建国200周年に合わせて開催された、フランスとカリフォルニアの銘醸ワインを比較するブラインドテイスティング(別名:パリテイスティング)後に行われたパリスの審判の結果、白ワイン(シャルドネ種)・赤ワイン(ボルドー品種)とともにカリフォルニアはナパ・ヴァレーのワインが、フランスの名だたる一級格付けワインを抑えて1位を獲得したことで世界に衝撃を与え、国際認知度を一気にあげたと言われています。この出来事は、フランスのワイン生産者による「自国のワインが1番!」の思考から、生産者たちが他国のワインに関心を持つきっかけになり、栽培・醸造技術に関して世界的に情報交換も行われるようになったため世界的にワインの品質が高まるきっかけにもなったそうです。ワインは歴史が長く、世界各国さまざまなエピソードがあるので、ご自身で調べてみるのも面白いと思います!学生時代の世界史の授業を思い出しますね(その時はまったく勉強のモチベーション、ありませんでした。先生ごめん。)

BARBOURSVILL VINEYARDS

ヴァージニア州には約300ものワイナリーがあります。また、降水量も多く、夏も柔和な気候のため、ワイン造りに適した場所であるとも言えるのです。美味しいワインが造られる魅力的な場所であるにもかかわらず、地元でしか飲めないようなワインばかりで、とても貴重なのです……!

さて、今回車を走らせて友人と向かったワイナリーは、BARBOUSVILL VINEYARDSでございます。

見事な快晴!

10月といえば、ちょうどワインのぶどう収穫のベストシーズンなのです。木々の紅葉も相まって美しい景色ですねえ。風も気持ちいい。シンガポールから来た友人は、まずこの気候の爽やかさに感動しておりました。あちらは年中常夏の湿度80%とかですからね……。

一面に広がるぶどう畑。圧巻……!

高まる期待を胸に、テイスティングルームに向かいます。今回は、プロセッコからスタートし、白と赤合わせて12種のワインテイスティングを体験することにしました!

視覚から一気にテンションあがります。今回はスタンディングでのテイスティング体験をすることにしたのですが、このスタイルの方がワインをサーブしてくれる方とカウンター越しに会話を楽しみながらワインを飲めるので、とても充実する時間が過ごせると思います。
スタッフの皆さんとてもフレンドリーかつ親切なので、英会話に自信がなくても絶対に大丈夫です。「理解できなかったらどうしよう……。」など心配をせずとも大丈夫。きっと飲んでると楽しくなってきますから。

テイスティングで出されるワインの表がいただけるので、それをみながら飲むと尚楽しい!

今回テイスティングする12種のワインの説明が載った用紙をゲットし、照らし合わせながら飲み進めていきます。用紙右にはメモ欄もあるので、自分がどのワインが好きか、このワインを飲んだ時どんな印象を持ったか、なども書き留められるので記念に活用してみると良いですね。私も初めてのワインに出会った時はその時感じた印象などを書きとめておいて、後で見返すのが好きです。
リピしたい!と思ったものは携帯のメモにも残しておくなど、未来の自分のためにやっております(笑)。
余談ですが、Vivinoというスマホアプリがお気に入りワインの登録や評価を調べるときに使いやすくておすすめですよ。

まずはよく冷えたプロセッコからスタート!清涼感のある喉越し、さっぱりとした口当たり。甘すぎずほどよいドライな味わい最高です。

手前のクラッカーをつまみながら飲む。味はお菓子のパイの実の外側って感じです。

テイスティングの際の注意点は、美味しいのでサクサク飲んでしまうとどんどん次のワインを注がれていくので、ペース配分をミスしてしまうとすぐ酔っ払ってしまうということです……。もちろんお水もちゃんと用意されているのでチェイサーとして入れるのも忘れないように!

意外と注いでくれてるんですよね、サービス精神なのか適当なのかは謎。

週末のワイナリー、そしてテイスティングルームはとても賑わっており、店内はみんながワイン片手に楽しむ様子で溢れています。ペットフレンドリーなのでワンちゃんと一緒に来ている方も多く(まだ猫ちゃん同伴は見かけてないです)、アメリカらしいおおらかさを感じます。
久々の再会を果たした友人とも会話が弾み、本当に素敵な時間が過ごせました。楽しすぎてほろ酔いです。

レジ後ろに映っているのはすべてワインです。誘惑だらけ。

テイスティングしたワインは全て購入可能なので、この日の記念にお互いが気に入った赤ワインと白ワインを購入しました。ここのワイナリーで提供されるワインはすべて美味しくておすすめです。そしてこちら、レストランも併設されているのでそのままお食事を楽しむこともできます。我々もほろ酔いテンションでそのままレストランにも行くことにしました。

レストランでは大好きなテラス席を選び、ワイン畑を眺めながら白ワインとシーフードのパスタを楽しみました。アメリカに来て思ったのですが、みんなテラス席での食事が好きらしく、大体どこに行っても店内より先にテラス席が埋まっているイメージです。たしかに湿度も低く風が心地良い日中は、外でチルするのが幸福度高いよな、と実感する日々です。

日本に住んでいると、なかなかワイナリーに遊びに行く機会がないので、こうして週末に少し車を飛ばして遊びに行ける環境があるのは、贅沢で幸せだなぁと思います。他のおすすめワイナリーをスタッフの人に教えてもらったので(自分の所じゃなくてもおすすめ言ってくれるなんて、みんな親切……。逆に「ここのワイナリーは行かなくていいい」も教えてくれました。笑)、行きたい場所リストがまた増えてしまいましたね。
また、ワイナリー以外にもアメリカではブルワリーもたくさんあるので、ブログで紹介する情報収集のため!という言い訳をしつつ、そこにも訪問してお酒を楽しみたいと思います。

それでは、またのご搭乗をお待ちしております!
Aya

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