質感に惑わされてはいけない。
ぷるぷる、ふわふわ、コスメの魅力はASMRのそれとかなり近い。
「うるちゅる」「もちふわ」「ガラスみたいな透け感」「ジェリーのようなツヤ」
俺たちは幾度となく騙されてきたんだ、そんな言葉の魔法に……
ぽってりした唇の人が、綺麗にリップを塗っていくだけ……そんな動画はなぜかじっと見てしまう。
コスメって、見ていて気持ちがいいものに惹かれる傾向があります。
人間の脳とは単純なもので、SNSで見られる「美味しそう」「気持ちよさそう」、そんなASMR的質感の紹介だけで、コスメフリークたちがいつの間にか商品をカゴに入れるという現象が起きています。
だがしかし、本当にいいのか?それだけで。コスメに本来期待すべきなのは、崩れにくさ、使いやすさ、色持ちなどの機能性なのではないでしょうか。
果たして、そんな見た目と機能を兼ね備えるコスメは実在するのか……
視覚と触覚に訴えるコスメ
fweeのリップアンドチーク ブラーリープリンポット(以下プリンポット)が大ヒットした時も、そんな気持ちで買いました。触るとぷにぷに。スフレみたいで、もはや美味しそう。
正直視覚に訴えかけるだけのコスメかと思いきや、これがすごく優秀なアイテムで。
塗りやすい、ぼかしやすい、ムラにならない。内側からじゅんわりした血色を演出してくれるし、クリーム系チークはベースのファンデがヨレがちなのですが、こちらはスフレみたいなふわっとした質感でそれが起こりにくい。今ではコスメの第一群として大活躍しております。
さて、そんなお気に入りブランドのfweeですが、今韓国では新しく、プリンポットのツヤタイプが出ているそうな。
その名もグローイージェリーポット
見よ。このジェリー。
ぷるんぷるん……あぁ、脳に訴えかけてくる!!ただただこのジェリーを指でツンツンしたいぞ。スプーンでほじくりたいぞ。
ジェリーチークといえば、こんなものを思い出しました。
本当にプリプリのゼリーのような質感のマルチスティック。これもまた触りたくなるという動機だけでカゴに入れてしまいそうです。最近こういうアイテム多い気がするな……
しかし今回のfweeのジェリーポットは、ここまでの弾力はなさそうで、硬めのスライムとでも言いましょうか?そんな触り心地です。
今回購入したのは2色で、JC01 ハニーピーチとJH00 シュガーパウダー。
特に、唯一のハイライトカラーであるシュガーパウダーはかなり人気が高いようで、Qoo10のどのお店を覗いても欠品ばかりの中、やっと在庫を見つけてゲットしました。
ジェリーポットは全部で19色ほど展開があるようです。
思っていたよりずっとツヤツヤ!グロスを塗っているレベル。唇に塗るには良さそうだけど、これを頬に塗るなんて……崩れないかな?
最初だけかもしれませんが、特にパウダーシュガーは表面部分が油でぬるぬるしていて、最初ラメが指につくまで何度も何度もぐりぐりと指を押し付ける必要がありました。しばらくは油しか指につかなかった。
高発色ながら、透け感バッチリ。まさにジェリーです。
シュガーパウダーは細かなパールぎっしり。(動画後半にハニーピーチもあります)
ティッシュを置くと、、、、
うーむ、まぁ、ベタベタだよね。
俺の皮脂テカ顔で機能するか、とても心配です
実際に塗ってみる
ではまず、ハニーピーチを塗ってみます。
ちなみに今回、ベースメイクはfweeのエッグフィットカバーを使ってみました。
かなりツヤツヤになります。多分、空気中のホコリもくっつくレベルです。触ると普通にペタペタします。しかしながら、頬の乾燥が気になる方にはすごくいい保湿感だと思います。
でもね……これ、ベースメイク剥がれるわ。
見て……
まぁ、そんな気がしていたわよ
塗る際にはそのベタベタ感でベースメイクも指にくっつきまして、混ざり合ってもう訳がわかりません。
はい、分かりましたよ……これ、美肌ありきのアイテムです。
美肌ありきのアイテム
説明しよう!美肌ありきのアイテムとは、某美容液ファンデなど「それもう肌隠すつもりないやん」という超薄づき仕上がりであったり、ベースメイクの上から塗る前提で考慮されていないような、「肌が綺麗な人しか使えんやつ」のことです。
〜miyuki的コスメ用語辞典より〜
俺の肌はな……これだよ。泣く子も黙る、汚肌!!
ニキビ跡、クレーター、毛穴、くすみ、黒ずみ、妬み、嫉み。(そして少々のヒゲ)
隠したいものばかりの肌にとって、美肌ありきアイテムは本当に相性が悪い。
ママ、お肌どうしたの?と子供に聞かれて悲しかったことがある
ブラシで塗ると若干マシになる
さて、そんな悲しい仕上がりとなり、これまでかと思っていましたが、細めのブラシでつけるとややマシになることが発覚。
指の腹だとどうしても力が入るし、触れる面積も大きくてベースメイクがヨレてしまうんですね。
ぷにぷにシリコンチップ色が乗らないので、細かい毛の詰まったこういうブラシが良さそうです。
実際に指で塗ったものと比べるとこんな感じです。
なお、ブラシの方が少量で綺麗に発色しましたので、絶対ブラシを使った方がいいです。
それにしてもこのアイテム、毛穴が目立つ!!
ツヤ仕上げが失敗しがちな毛穴肌さんは、肌がフラットに見えません……
やっぱ美肌ありきのアイテムだ……
顔を触る癖のある人は、ふと触れた時にヌルッとして「?!」となります。
シュガーパウダーの魅力
さて、同じテクスチャなので塗布は慎重にいかねばなりませんが、それでもこのハイライト(シュガーパウダー)が可愛かった。
意外とギラギラしすぎてなくて、鼻先や鼻根につけても自然。
頬の高い位置に塗ると、光を集めてちゅるんとツヤ肌を演出してくれます。
冬のおフェロメイク的な濡れツヤ表現に、うってつけなハイライターですね。
でもこちらも気をつけないとベースメイクが禿げます。慎重にブラシで取るのが良さそうです。
A’PIEU(アピュー)のジェリーハイライターを彷彿とさせますね。
使い方の一つですごくいいなと思ったのが、まぶたのラメに使うこと。
テクスチャがツヤツヤなので、まぶたの中央にアイシャドウの仕上げとして使うと、濡れツヤまぶたになります。
唇に塗ると優秀です
ちなみに文句を垂れていましたが、ハニーピーチは唇に塗るととても素晴らしいです。
ただただツヤツヤリップになり、可愛い。ティントではないので色が持続するわけではありませんが、保湿バーム的な感じで、ちゅるちゅるに。重ねても透明感があります。
おまけでついてきたキーチェーン。せっかくなのでカスタムコスメでも作るか
さて、プリンポットの時に空前のキーチェーンブームを巻き起こした(?)ためか、今回のジェリーポット購入時にも可愛いキーチェーンがついてきました。
ジェリー質感がコンセプトなので透けてます。
注意して欲しいのが、記事執筆時点ではジェリーポーっとは日本未発売なので、Qoo10の非公式店で買っています。その場合はキーチェーンがついてない可能性もあるので、購入は自己責任でお願いします。
このキーチェーンは小さなコスメ入れになっています。
でもジェリーポットのジェリーを粉々にして移植するわけにはいかないし……せっかくなので、手持ちのスティックリップを溶かして入れてみることにしました。
Cathy Doll(キャシードール)のリップはとても好きなんですが、左のピンクカラーが私の肌色に似合わず。粘膜ピンクで可愛いけど勿体無いので、右のオレンジカラーと合わせてバランスを取ってみます。
リップを折って、スプーンに入れて……
温めて溶かして……
おぉ?!混ぜ混ぜすると、かなりいい感じの色味になっている。これは……コーラル粘膜カラー!!
そして、ケースに注ぐ!!
あっという間に携帯リップジャーの完成。うむ、これはいい。
(衛生面においては自己責任で)
なかなかいい色では?持ち運んでリップに使います。
fweeのジェリーポット、日本での発売はいつ?
fweeの公式Instagramを覗いたところ、今回ご紹介したジェリーポットは2024年11月中旬には日本に上陸予定とのことです。
11月からはとなると、恐らくQoo10メガ割と重なる可能性あり。気になる方は、この機会に手に入れてほしい!私の推しはシュガーパウダーです。速攻で欠品しそうな予感なので、気合を入れて臨んでくださいな!
fweeのグローイージェリーポットがおすすめなのは、こんな方です。
・肌がフラットでトラブルが少ない方
・バキバキに乾燥するのでこれでもかと潤わせておきたい方
・とにかく艶々が好きな方
ただし俺の結論。
プリンポットの方が圧倒的におすすめ。~終~
fwee公式サイトはこちら
fwee Qoo10公式サイトはこちら