【香り選びガイド付き】MAI OHW MAI(マイオーマイ)ハンドクリーム全種をレビュー!超エモい5つの感情フレグランスに浸る

BEAUTY

韓国発の香水ブランド・『MAI OHW MAI(マイ オー マイ)』をご存知ですか?

2025年6月に満を持して日本初上陸を果たしたこちら、実はただの香水ブランドじゃないんです。

「MAI OHW MAI」は「I AM WHO I AM(私は私)」を逆さにした造語で、「どんなときも、自分らしくあることが美しい」というメッセージが込められているのだそう。

正直、全くのノーマークだったのですが、韓国ではZ世代・ミレニアル世代を中心に爆発的な人気を博しているらしく……!

気になっちゃいました

寒くなってきたところで、ブランドの看板商品である「MARK5」コレクションからハンドクリーム全種類をセレクト。

結論から申し上げると、そんじょそこらで出会えるハンドクリームの香りじゃなかったので、香りの楽しみ方を含めて詳しくレビューしていきたいと思います。

MAI OHW MAIとは?ブランドコンセプトを深掘り

とにかく最も印象的なのは、そのコンセプトです。

人は誰しも心に傷を抱えて生きている。
「恥」「悲しみ」「嘘」「恐れ」「怒り」……これらの感情は、時に私たちの成長を妨げるもの。でも、それぞれの感情と向き合い受け入れることで、傷を「成長の跡(MARK)」へと変えていく。

こんなストーリーを香りで表現したのが「MARK5」コレクションなんです。

単純にいい香りを提供するのではなく、香りを通して自分自身と向き合う時間を作ってくれる。そんな新しいアプローチのブランドにワクワク。

商品ラインアップと価格帯

MARK5コレクションは、以下のアイテムで展開されています。

  • 香水(オードパルファム):18,500円(税込)50ml
PR TIMESより
  • ハンドクリーム:3,000円(税込)50ml
  • ハンドウォッシュ:5,000円(税込)300ml
  • ボディウォッシュ:5,500円(税込)300ml

すべてデパコス価格帯。
今回レビューするハンドクリームも、50mlサイズで3,000円と決してプチプラではありません。

しかし!
このあと詳しく語りますが、成分や香りの質を考えると妥当な価格設定だと感じました。

MARK5ハンドクリームの基本スペック

保湿成分が優秀

メイン成分はシアバターで、強力な保湿と手荒れ防止が期待できる保湿力はバッチリ。

カプリリック/カプリルトリグリセリドというココナッツ由来のオイル成分も入っていて、ベタつかず、肌を柔らかくするエモリエント効果に優れています。

(これ、高級クリームに多く配合されていたりする成分でもある!)

さらに、天然原料と認証された発酵βグルカンを使用。
なんとヒアルロン酸より20%以上も高い保湿力を持つとされているんです。

そのほかにも、軽めの質感の保湿成分が充実している印象でした。

クリーム状でありながらも、塗り広げるとすっと手に馴染んで心地良い。

とってもさらりとして、すぐにスマホやPCを触れるタイプのハンドクリームです!

パッケージの魅力

パッケージは真っ白でミニマルなデザイン。
そこにドドンと、“ANGER”(怒り)の文字。

さらに裏面にも。


“ Was mich nicht umbringt, macht mich starker ”
「私を殺せないものは、私を強くする」
(和訳:公式より)

かつてこんなインパクトのあるワードが全面的にパケに反映されているハンドクリームがあったでしょうか?

少なくとも筆者の記憶には存在しません。鮮烈ですよね!いいですね!

あと、アルミパッケージは個人的に好きです。

ぺったんこの無くなりかけ状態になると破れてしまうリスクは否めないものの、使っていく中で段々と形を変えていく感じに惹かれます。

素材は好みが分かれるところでしょうが、全体的にシンプルでミニマルなパッケージは万人ウケしやすいのではないでしょうか。

【香り別レビュー】全5種類を実際に使ってみた

さて、本題はここから!
5つの香りを詳しくご紹介していきましょう。

ちなみに香りはハンドクリーム独自のものではなく、MARK5シリーズ共通のフレグランスなので、ほかのアイテムを選ぶ際の参考にもぜひ。

 DECEIT(嘘):懐かしさを感じる洗練された香り

ウッディで柔らかいバニラの香りが感じられる。よく整頓されたヨーロッパ風の植物園のような庭園の中暗い夜に照明ひとつだけをつけてワインを飲む場面が思い浮かぶ香り。

トップノートのスパイシーな初印象はシャープで洗練されたイメージを与える。静かなウッディノートの豊成な響きにほのかな思い出が浮かぶような感情を引き上げる香り。

PR TIMESより引用

ちょちょ、ちょっといいですか

「よく整頓されたヨーロッパ風の植物園のような庭園の中暗い夜に照明ひとつだけをつけてワインを飲む場面が思い浮かぶ香り」ってつまりどういうこと……?!

いや、おしゃれだけれども!

もうちょっとわかりやすく紐解いていきましょう。

香りの構成

トップノート:ローズ、サイプレス
ミドルノート:シダーウッド・サンダルウッド
ベースノート:バニラ、ローズウッド、ムスク、アンバー

ご存知、トップノート・ミドルノート・ベースノートは、香水の香り立ちを3段階に分けたもので、「香りのピラミッド」とも呼ばれます。

トップノートはつけた直後に香る第一印象、ミドルノートは30分後〜2時間ほど香るメイン。ベースノートは最後に残る持続的な香りのことで、別名は「ラストノート」です。 

リアルな感想

「自分を偽り、あてもなくさまよう姿」というコンセプトの通り、一言では言い表せない複雑で奥深〜い香り。

サイプレスのスーッとした爽やかさで始まり、ウッディかつバニラの落ち着いた香りが続きます。

ラストにはムスクなどの甘めな香りにも変化して、ゆったりと静かな落ち着きとリラックス感をもたらしてくれます。

静かな庭園でワインを楽しむイメージの意味がわかったかもしれない……

昔を懐かしむような、しんみりノスタルジックな気分に浸れました。

おすすめシーン
✓気持ちを静かに落ち着けたいとき
✓リラックスしたい夜の時間に
✓ウッディノートを優しく香らせたいとき

ANGER(怒り):スパイシーなのに上品な香り

優雅で高級に広がるフローラルな香り。 神秘な気分になるトップノートのスパイシーな香りが加わって強烈に始まるが、節制されたムードが感じられるさっぱりした残香が特徴です。

ジンジャーのスパイシーさが感じられると共にすぐに優雅なジャスミンの香りに移り、最後はアンバーがじっくり掴んでくれる。

PR TIMESより引用

香りの構成

トップノート:ジンジャー、カルダモン、ピンクペッパー
ミドルノート:リリー、オーキッド、ジャスミン
ベースノート:アンバー、パチョリ、レザー

リアルな感想

最初にスパイシーなジンジャーがぐっと立ち上がり、ネーミング通りの力強いインパクトがあります。

でも数分経つと優雅なジャスミン&リリーのフローラルな香りが顔を出し、最後はアンバーの温かみが手全体を包み込む感じ。

ちょっぴりスパイシーな香りが好き、でも上品さも欲しい!という欲張りな方におすすめです。

おすすめシーン
✓存在感をアピールしたいとき
✓気持ちの切り替えでリフレッシュしたいとき
✓仕事でイライラした日の夜のリラックスタイムに

SADNESS(悲しみ):みずみずしいバラと大人の果実の香り

露を含むブルガリアンローズのラグジュアリーさと異国的な雰囲気のブラックカラントの完璧な調和。始めはブルガリアンローズにベルガモットが強烈に吹き出て雨の中のバラ花畑を連想させ、その後はブラックカラントの甘い果実香りとアンバー、マスクが存在感を表す。

ロマンチックなバラとベルガモット、マンダリンの爽やかな残香が穏やかに漂う魅力的な香り。

PR TIMESより引用

香りの構成

トップノート:ベルガモット、マンダリン
ミドルノート:ブラックカラント、ブルガリアンローズ
ベースノート:アンバー、ムスク

リアルな感想

塗った瞬間、ベルガモットの爽やかでビターな香りがふわっと広がります。

そこにブルガリアンローズの上品な甘さが重なって、雨に濡れたバラのみずみずしさを思わせます。

しかし決して暗い香りではありません。むしろ5つの中で、こちらが最も明るい香りに感じられました。

悲しみを乗り越えたあとの穏やかな気持ちを表現しているような、大人のフルーティーさです。

ブラックカラント(カシス)の甘酸っぱいけど苦味もある感じが、いいアクセントになってる気がします!

おすすめシーン
✓落ち込んだ気持ちを切り替えたいとき
✓ゆっくりとした休日の午後に
✓ちょっと印象付けたいデートに

FEAR(恐れ):深い森で感じる安らぎの香り

日差しさえ入らない深い森林が連想される感じでスパイシーで弾けるブラックペッパーの香りが強くて異国的なムードと共に 洗練されてシャープなイメージが連想される。そしてウッディノートの固有の豊かな響きに、淡い思い出のような感情を引き上げる。

ブラックペッパーとローズウッディが与える強烈さとバニラ香が絡んで冷静に恐ろしさに対する慰労を受けるような香り。

PR TIMESより引用

香りの構成

トップノート:ブラックペッパー、カルダモン
ミドルノート:アガーウッド、ローズウッド、パチョリ、ベチバー
ベースノート:アンバー、バニラ、トンカビーン

リアルな感想

ブラックペッパーのスパイシーさで始まり、ウッディノートの重厚感が続きます。

ミドルノートのパチョリは、湿った土や墨汁、または梅雨時期の押入れの香りと表現されることもあるほど、深みのあるスモーキーな香りが特徴。

だからでしょうか。

深い森の中にいるような、少し不安な気持ちになるけど落ち着く香り……

そんな深い香りも、最後にバニラとトンカビーンの甘さが現れることで、「恐れ」から「安らぎ」への変化を感じられます。(森、抜けたよ〜!)

ややメンズライクなムードもあるので、シェアもおすすめかも。

おすすめシーン
✓緊張をほぐしたいとき
✓瞑想やヨガなど、マインドフルネスのお供に
✓男性とシェアして使いたいとき

SHAME(恥):ミステリアスで奥ゆかしい香り

シトラス系列の香りがあるが、時間が経つと共にマスク香りが残香で残り、さっぱりしながら残香はふんわり残る。多様なマスク香りのハーモニーが純粋で綺麗なイメージであると共に官能的なポイントを持つ香り。

甘く溶け落ち、手に掴めそうで掴めないミステリーな印象を与えながら感心を引き集める香り。

PR TIMESより引用

香りの構成

トップノート:シトラス、ペア、アップル
ミドルノート:アンブレット、ジャスミン、シダーウッド
ベースノート:ムスク

リアルな感想

5種類の中で、最もライトで親しみやすい香りでした。控えめで優しい香りがお好みの方はこちらで決まり!

シトラス系の爽やかさと、アンブレットのパウダリー系の香りがふんわりと届き、時間が経つとムスクの柔らかさが残ります。

奥ゆかしさと清潔感の中にミステリアスさも共存して、思わず近くで嗅いでみたくなるような……

ある意味こちらが一番キケンな香りかもしれません♡

おすすめシーン
✓さりげなく清潔感を漂わせたいとき
✓デートなどの特別な日に
✓TPOを問わず使える1本として

【選び方ガイド】あなたにぴったりの香りはどれ?

個性が光る、感情フレグランス!いったいどうやって選ぶのがいい?

おすすめの選び方をまとめてみました。

香りのタイプ別おすすめ

スパイシー系が好きな方 
ANGER(怒り)、FEAR(恐れ):どちらもジンジャーやブラックペッパーなどのスパイス感が楽しめます。周りと被りたくない時にもおすすめ。

フローラル系が好きな方 
SADNESS(悲しみ)、DECEIT(嘘):ローズやジャスミンなど、豊かな花の香りがメイン。

パウダリー系が好きな方 
SHAME(恥):シトラスとアンブレットの組み合わせが、純粋無垢な肌のよう。シリーズ中、最も馴染みの良い香りです。

気分・シーン別おすすめ

気持ちを切り替えたい
ANGER(怒り):エネルギーをもらいたい時
SADNESS(悲しみ):静かに落ち着きたい時

リラックスしたい
FEAR(恐れ):森林浴的なリラックス
DECEIT(嘘):優雅な気分を高めつつリラックス

人との距離を縮めたい
SHAME(恥):親しみやすさを与える

MARK5テストで自分に合う香りを発見

実は、公式サイトには「MARK5テスト」という心理テストがあります。

15の質問に答えることで、自分にとって「成長の証」となった感情を診断しておすすめの香りを教えてくれるというもの。

香り選びに迷ったら、まずはこのテストを受けてみて。意外な自分の一面を発見できるかもしれません。

テストはこちら

私の結果は、FEAR(恐れ)でした

診断結果画面イメージ

どこで買える?購入方法はこちら

MAI OHW MAI(マイ オー マイ)にはリアル店舗はありませんが、公式サイトや楽天市場、Qoo10にて展開中。

◇公式取扱いサイト(joyart)はこちら

◇楽天市場取扱いページはこちら

◇Qoo10取扱いページはこちら

購入ルートはまだ限定的ですが、逆に言うとまだ知られざるアイテムだということ。

2025年8月1日〜15日には、有楽町マルイにて期間限定ポップアップイベントを開催したこともあったようなので、今後もそういったリアルで試せる機会が生まれるといいですね。

まとめ:自分らしさを光らせるフレグランスアイテムでした

MAI OHW MAI (マイオーマイ)の 『MARK5 ハンドクリーム』は、「私は私」というブランドメッセージの通り、自分らしさをもっと大切にしたい令和の時代にぴったりなアイテム。

奥深い香りに包まれて、エモーショナルな体験ができること間違いなしです。

もうただのハンドクリームには飽きた!
自分と向き合う時間を作ってみたい!

そんな方はぜひ、手に取ってみてくださいね。超エモいですよ。

↓香りのパワーはとっても偉大。

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