突然ですが、モデリングマスクってご存じですか?
へ?モデルのマスク?
モデリングマスクとは「自分の顔の形に沿った “3D設計”」 のマスクのこと。
珪藻土(けいそうど)を主成分としたパウダーに水を混ぜて作ったクリーム状のマスクが、3D設計の言葉通り自分の顔にぴったり密着することで保湿成分が角質層まで届き、しっとりした肌へと導くんだとか。
で、どうしていきなりこのモデリングマスクを取り上げたかというと……
エステ気分が味わいたくなったからです。
シンプルイズベスト!
なんやかんやでバタバタと忙しい毎日に疲れ切ったこの体、肌、メンタル……何なら癒せるのか。
温泉?すぐに行けない……
爆食?してもいいけど……(いいんかい)
そこで見つけたのがこのモデリングマスク。「エステみたいな贅沢パックがおうちでできちゃうんじゃないの!?癒されちゃうんじゃないの!?」と変なテンションで引っ掴んだのがきっかけです。
すでに期待しかないこのアイテムですが、本当におうちでエステ級なのか?その実力はいかに。
ということで、今回は「モデリングマスクって実際どうなの?」をお題に、小学校時代に図工の時間が一番苦手だった筆者がトライ。「パウダーと水を混ぜる」の時点で心配が募るのですが(そこ?)、はたして無事にレビューすることができるのでしょうか。
私、これがうまく作れたらもちもち潤い肌になるんだ…(フラグ立ってるよ)
LINDSAY(リンゼイ) モデリングカップパック
今回使用するのはLINDSAY(リンゼイ)のモデリングマスクカップパック。
LINDSAYは天然素材を中心とした化粧品の研究開発をしている韓国のホームエステティックブランド。韓国版アットコスメとも呼ばれる美容アプリ・ファへで常にランキング上位の人気アイテムということで、こちらをピックアップしてみました。
カップに入ってるだけで簡単そうに感じたので選びました。カップ麺的な発想です。
ブランドの公式情報によると「最高級(※)モデリングパック」だそうなのですが、いやちょっと待って。これ税込550円というびっくりプライスなんですけど……?
(※)LINDSAY社比
クオリティと価格のバランスが非常に気になるところですが、ひとまずアイテムのご紹介です。
全4種のうち選んでみたのはこちらのCOOL TEATREE(クールティーツリー)タイプ。
ティーツリーのクーリング効果で毛穴ケア、しっとりとしたみずみずしい肌に仕上がるとのことで、これからの季節にぴったりですよね。ひんやり系アイテムが好きな筆者はわくわくしながらスタートです。
開封してみると、中には小麦粉くらいのなめらかさのしっとりとした粉末と混ぜる用のスプーンが入っており、ちなみにスプーンは粉末の中にそのまま埋まっていました。めっちゃアバウト。
スプーンは手で持つ部分がヘラ状になっているので、こちらで塗布していくようです。
「ところでカップの開け方、独特じゃない?」
そんな声が聞こえてくるような気がしますのでお話しておきますと、
ここから先、一生はがせませんでした。
ぺりぺりっとはがせると思っていた筆者は動揺。かなり頑丈に接着されており、「LINDSAYのいじわる!使わせてくれない!」とか騒ぎそうになりましたがこれは個体差なのか……?
使う前から挫折しそうだった。豆腐メンタルだから。
使い方は?
まずは使い方をチェック。
①カップの蓋を開け、付属のスプーンで冷たい水を水を7~8杯注ぎます。
②スパチュラでパウダーと水をよく混ぜます。
③スパチュラでパックを顔に均等に塗ります。
④15分後、固まったパックを外して、お手持ちの化粧水やクリームなどで保湿してください。
これは……図工……!(違う)
いざ!実際にやってみた
手順に従って、まずは冷やした水を加え混ぜていきます。
はじめはスプーン7杯入れたのですが、テクスチャがちょっと硬そうかなと感じたのでスプーン半分をプラス。筆者の場合はスプーン7杯半加えたことになります。
ねるねるねるねやってる気分。
いざ、塗布!
生クリームよりちょっと硬めのマスクをどんどんまんべんなく塗り広げていきます。塗ったその瞬間からひんやりして気持ちがいい!ちなみに黒のつぶつぶはおそらくティーツリーの葉だと思います。
蓋がうまく開けられず凹みそうになっていたところから一変、「わー!エステみたーい!」とテンションが上がる筆者。家族に見せたり撮影をしたり、ひんやりさが続く感覚にきゃっきゃうふふしていましたが、これがのちのち後悔することに。
それがこうなった
皆さん、先ほど確認した使い方の④を覚えていますか?
④15分後、固まったパックを外して、お手持ちの化粧水やクリームなどで保湿してください。
注目してほしいのはここ。「固まったパック」。
察しの良い方はもうおわかりですよね……?
まだマスクがカップに残っているのにもかかわらず塗布の途中でいろいろしていたせいで、
こんなかんじで固まりました。
希望が消え失せた……みたいな目するのやめて
ささっと手早く塗り広げないと、これ意外とあっという間に固まります。一番の注意ポイントかも。
あまりのビジュアルの悪さにめげましたが、ぐちゃっとしているものの塗れているには塗れている!ということでとりあえず続行。15分放置して、はがしていきます。
思ったよりもするするとはがれていきます。
固まったマスクはこんなかんじ。画像だと硬そうに見えますがそんなことはなく、柔らかいシリコンやゴムっぽさがあります。
マスクがところどころに張り付いて残りましたが、水でふやかすようにすると落ちました。パリっと乾いているので指で取ろうとすると痛かったです。無理してはがさないように!
ちなみにはがすまでの待機中、固まるにつれ端の方が少しずつはがれていったので15分間ずっと密着してくれるというわけではなさそうです。
そして、はがした後は自分の手持ちのスキンケアアイテムで追い保湿してフィニッシュ!
肌の変化は?
はがしている最中は死んだ魚の目をしていた筆者ですが、肌の変化を見てこれまたびっくり。塗布前、頬の中心にあった赤みがだいぶ落ち着いてる!(そして心なしかほほえんでいるようにも見えるAfter)
クールティーツリーのタイプは保湿よりもひんやりと肌がクールダウンする感覚だったので、火照った肌へのケアや赤みが気になる方にはかなり良さそうです。
はたしておうちエステ級なのか
すったもんだありつつも初挑戦したモデリングマスク、実際使ってみて、作る過程や塗り伸ばしていくのはかなり面白かったです。でも、おうちエステ級なのか?と言われてみると微妙……シートパックとの違いがよくわからなかったのが正直なところです。
自分で作るという特別感があるのと、何より面白いのでいつもと違うことがしたい人には非常におすすめです。
ただし浮かれる気持ちを抑えてささっと手早くね(経験者は語る)