こんにちは!nene編集部のmiyukiです。
美容大国韓国。日本でも世界でも、コスメにエンタメに、今韓国のカルチャーが大ブームですよね。
筆者が学生時代にも、すでに日本ではK-Beauty旋風があり、ミシャのBBクリームだとか、水光メイクやオルチャンメイクなどなど、当時から熱中していたものです。(年齢がバレる)
そんな美容の最先端をいく韓国ですが、最近の韓国メイクの特徴として有名なのが、『クアンクメイク』なんだそう。このメイク、抜け感や素肌っぽいナチュラルさが鍵となっているようです。
今日はそんなクアンクメイクについて、一緒に学んでいきましょう!
ポイントはナチュラルさ
クアンクとは、韓国語で飾っているような飾っていないようなという言葉を短くしたものだそう。
このメイクトレンド、実は一年以上前からあったようで、コロナ禍のベースメイクのナチュラルさなどの影響からか、素肌感を感じさせるクリーンなメイクが特徴。
話題のガールズグループ、NewJeansのメイクコンセプトが、ナチュラルな血色の唇やアイラインを強調しないさっぱりとしたクリーンメイクなのが記憶に新しいですよね。
ちょっと前のK-POPアイドルたちのしっかりアイラインやラメの強い華やかなメイクから考えると、流行って面白い!
肌の色味もネッククリームまで塗るくらい真っ白だったものから、ごく自然なトーンになっています。
韓国コスメたちから見えるトレンド
そういえば、大ヒット商品のロムアンドのベターザンパレットも、とってもナチュラルなカラー。まぶたの肌色に馴染むカラーというか、色味というよりも陰影を足すカラーばかり。
最近巷に並んでいる韓国コスメのアイシャドウパレットは、どれもこんな感じの色彩か、さらにトーンが落ち着いたものが多い印象です。
そしてベースメイクも、ハイカバーのものよりも薄づきなクッションが増えてきました。薄づきにするため、韓国ではリキッドやセラムファンデをスパチュラで薄く塗るベースメイクも大流行中。
韓国を代表するメイクアップアーティスト、ハム·ギョンシク先生がコラボプロデュースしたピカソのスパチュラは韓国での販売個数100万個を突破したというから驚きです。
スパチュラで広範囲に薄く伸ばしたファンデーションをスポンジでタッピングしていくことで、スピーディーかつ簡単に、薄づきの繊細なベースがプロのような仕上がりで実現するんだとか。(たたけばたたくほど肌に馴染んで◎)
さらに何よりも、「自分の唇よりちょっとだけいい色」であるMLBB(My Lips But Better)カラーのリップがたくさん出ている!
日本で言えばいわゆる「粘膜リップ」のようなイメージのMLBB、韓国コスメはプチプラからデパコスまで、カラーだけではなく艶〜マットから持ちの良さまで全ての機能がどんどん向上中。
チークもかなり薄いカラーのものが多く、あくまでも自分の血色ですというナチュラルさ。
ちょっと前はクリニークのカラーポップのパープルみたいな鮮やかなチークが流行っていたというのに…時代は変わっていくなぁという気持ち。
その他にも眉は優しいアーチ型や自信にあった自然な形を。パウダーで柔らかい印象にするのがベター。
アイメイクも、まつ毛の繊細さを大切にし、アイライナーはブラウンなどで生え際を埋めていくのが◎
最大の鍵は”ベースメイク”
ポイントはいろいろありますが、このメイクでとにかく一番重視されているのがベースメイク。
日本でいう銀座のような高級街、清潭洞(チョンダムドン)の有名サロンでは、メイク時間のほとんどがベースメイクに充てられる事が多いのだそう。(30分くらいかけるなんてザラ!)
とにかく薄づきにしながら欠点をカバーしてすっぴんのような見た目にし、さらに高い持続力も求められているようです。
薄づきのクッションファンデで整えるorリキッドファンデーションをスパチュラでつけてタッピング
↓
メイクアップフィクサーをスプレーしたスポンジで丁寧にタッピング
↓
スポットコンシーラーで小さな欠点をカバー
の流れがおすすめ。肌のトーンを自然に上げるカラーコントロールを仕込んで、ファンデを極力最小限にしていくのもアリ!
肌が綺麗だと、それだけで上品に見えるもの。その上でさりげないポイントメイクを施すことで、飾らない上品なバランスを取るのがクアンクメイクの鍵なのです。
手持ちのコスメでクアンクメイクはできる?
もちろんクアンクメイクをするなら、そういった流行りのコスメを購入するのがベター。
でも、今自分のポーチにあるコスメで叶えたい!そんな時に便利なのがクリアなフェイスパウダーです。
ポイントメイクの薄づきな発色を叶えるために、ブラシにフェイスパウダーを取り、アイシャドウやチークと混ぜると優しい発色で非常に使いやすくなります。
また、リップを塗ってからティッシュを乗せ、その上からパウダーを叩いていけば発色を整えつつ色もちも長くしてくれるので一石二鳥!
ただ、ポイントメイクをぼかすと言っても、あまりに強い色味(蛍光色や強いオレンジ、ラメ感の強いものなど)は避けましょう!
クアンクメイクおすすめコスメまとめ
というわけで、編集部のおすすめクアンクメイクコスメたちがこちら。
ベースメイク
とにかく薄づき&持続力!ツールを駆使するのが面倒な方にはクッションタイプがおすすめ。
でも、もし頑張れるならやっぱりスパチュラは美しい仕上がり!
hinceのファンデーションは美容好き御用達の名品!セカンドスキンという名にふさわしい自然な素肌感を叶えてくれるので、今のテンションにピッタリ。
先述した大バズスパチュラがこちら。ハム・ギョンシク先生渾身の力作!
ただのスパチュラと侮ってはいけません。細かく設計された形で、メイクアップアーティストさながらのテクニックを再現できます。
アイメイク
とにかくシンプルなカラーを。肌色に馴染む、ラメ感の少ないものを使って。
ベターザンパレットはイエベ・ブルベそれぞれの肌馴染みの良いカラーが豊富に揃っていておすすめ。特に02、03がクアンクメイクにはピッタリ。
マスカラはナチュラルに盛れるものを。シンプル設計のものはアイブロウにも流用できて◎
濃厚な黒より、透け感のあるグレーなどがおすすめ。
リップ
正直韓国コスメはMLBBカラーがたくさん出ていてどれも優秀なのですが、クリオは安定の品質!
やや発色の鮮やかなものも、ブラーティントなら量の調整ができて自然に作り込みやすい。
チーク
先述したデイジークのパステルブラッシャーは、水彩画を描いているような淡い発色と自分のもののような血色感がまさに旬の顔を叶えてくれます。
クアンクメイクで抜け感を叶えよう
というわけで、ご紹介したクアンクメイク。
気をつけてほしいのは、「手を抜いてほしい」わけじゃないということ。むしろ、作り込んでいくため、今までのメイクよりも時間がかかってしまうかも。
全てを薄くするのではなく、リップもMLBBカラーながら存在感のある色味やテクスチャを選んだりすることで、「すっぴん風」というよりも、「飾ってないけど、上品なメイク」を心がけましょう!
上手に仕上げられれば、透明感抜群の抜け感メイクが完成します!