第五十九回 Autumn Season has come!!アメリカで人気のりんご7種食べ比べで比較してみる
みなさんこんにちは、Ayaです。
秋の味覚の一つといえば、りんご!アメリカではりんごが9月〜11月にかけて収穫のピークとしてスーパーに並び始めます。特に北東部(ニューヨーク州、ミシガン州、ワシントン州)などはりんごの産地としても有名なんです。
秋になると、Apple Pickingを楽しむ人々が農園に多く集まり、予約必須の人気スポットとなります。子供たちにとっては毎年の楽しみの一大イベントの一つだそうです。
また、りんごの旬に伴い、以前もご紹介したような「Apple Cider」、「Apple Pie」、「Caramel Apple」なども各店頭に並び人気を集めています。
スーパーに行くとツヤッツヤのりんごたちが美しく陳列されており、日本のスーパーではあまり見慣れない光景にテンションが上がります。
なにより驚いたのはりんごの品種の多さ!!!
正直ふじりんごくらいしか知らずに育ってきた私はりんごの品種の豊富さにおどろきました。そして気になったのが、アメリカではどのりんごが一番美味しいのだろうか?……ということ。
ということで、ひとまず有名どころと思われるりんご7種を購入し食べ比べを行ってみることにしました!そして、完全に我々の独断と偏見の評価で分析を行っておりますが、みなさまの海外でのりんご選びの参考にしていただければと思います(ザ・自己満足のお遊び)。
今回購入したりんご7種

今回購入したりんごを左下段から順に番号付して評価していきます。
①EVERCRISP APPLE
②ENVY APPLE
③HONEYCRISP APPLE
④SUGER BEE APPLE
⑤GRANNY SMITH APPLE
⑥PINK LADY APPLE
⑦MCINTOSH APPLE
それでは、いざ食べ比べスタート!
①EVERCRISP APPLE

アメリカ国内でも比較的新しく登場したりんごで、ここ数年で人気が高まっているそうです。
アメリカ・オハイオ州で開発され、HONEYCRISP✖️FUJIの交配によって誕生しています。この組み合わせから分かるように、酸味は控えめな甘くてジューシーなりんごを楽しむことができるのです。
食感はシャキッとパリッと。歯応えを求める人には絶対に好まれるタイプ。また、「EVER」というその名の通り、長く保存しても食感と風味が長持ちするのも特徴で、品質が長く保てるのも嬉しいポイント。
これはそのまま生で食べるのがおすすめです。FUJIの品種が入っているので日本人は絶対好きなはず!そもそもアメリカで最も人気と言われるHONEYCRISPとの交配なので、美味しくないわけがないんですよね……。
②ENVY APPLE

原産地はニュージーランド!私も学生時代に留学していたのですが、ホストファミリーのお家にいつもこのりんごがあったのを覚えています。朝、語学学校への通学時にりんごをかじりながらバスに乗っていたのが懐かしい……。洋服でふきふきしてピカピカにしてワイルドにかぶりつくスタイルでやっておりました。アメリカでは主にワシントン州で栽培されているそうです。
まず、口に入れた瞬間の甘みに衝撃!こんなに美味しかったっけ!?と感動しました。香りもお花を感じさせる華やかさ。食感は硬めで、シャリっとカリッと音が鳴る感じがします。
口の中で良い香りが広がり続ける。小ぶりですが味はしっかりしています。
③HONEYCRISP APPLE

アメリカを代表する人気のりんごといえば、やはりこちら、HONEYCRISP!アメリカでは「りんごの王様」と言われているほど、アメリカ人にとっては最も親しまれている存在です。
開発されたのはアメリカ・ミネソタ州。登場とともにすぐに人気となり、今ではアメリカの秋を代表するりんごとなったそうです。
我々夫婦は、このHONEYCRISPが一番好きです(早速結果言っちゃう)。甘さ・食感・酸味どれをとっても一番バランスが良い。食べた瞬間の「シャキッ」と感が一番好みです。その名の通りハニーの甘さも感じられる優秀なりんご様。アメリカでまずリンゴを食べるなら、絶対におすすめしたいのがこちらです〜!
④SUGER BEE APPLE

こちらは2010年以降に登場した比較的新しい品種で、人気品種HONEY CRISPの子供に当たる品種だそうです。
甘さが強く、酸っみは控えめ。後味にはキャラメルをも感じるようなハニーの強い甘さが特徴。サクッとジューシーでHONEYCRISPのパリッと感も引き継いでいます。
酸味が少ない分、食べやすいということで小さな子供にも人気です。他のりんごにくらべて香りが強く、近くに置いているといい匂いがします。
⑤GRANNY SMITH APPLE

ここで緑のりんごに挑戦!
GRANNY SMITH APPLEは世界中で人気の緑のりんごを代表する存在です。見た目の鮮やかさが特徴的ですよね。その艶に思わず手に取ってしまいました。
オーストラリア原産で、発見者のMaria Ann Smith(GRANNY SMITHと呼ばれていた女性)から名をとって命名されたそうです。ちなみにアメリカではGRANNYを「おばあちゃん」という意味で使います。
身も大きく、皮もしっかりしています。皮は剥いて食べた方がいいと思います(そのまま食べようとしましたが、思いの外皮がしっかりしていたので断念しました)。
果肉も固め、そして何よりの驚きなのが口に入れた瞬間感じる強い酸味!すっぱめのりんごを求める人には良いかもしれません。身が固い分、煮崩れしないのでアップルパイなどお菓子作りをする分に向いているかも……と思いました。
⑥PINK LADY APPLE

見た目の美しさとバランスの取れた形が印象的。こちらもオーストラリアが原産地で、のちにアメリカに入ってきました。正式品種名は「Cripps Pink」といい、PINK LADYはその中でも品質基準を満たしたりんごだけに使える特別なブランド名だそうです。
身がしっかり詰まっており、実際で見るとりんごのサイズも大きいです。甘みと酸味のバランスも良く、歯応えもしっかり感じられます。上品でフルーティ、冷やすとさらに美味しかったです。酸味のバランス的にサラダに入れても相性が良かったかなぁと思います。
⑦MCINTOSH APPLE

思わず「白雪姫に出てくる毒りんごだ!」と言ってしまったこのビジュアル。
調べてみると、アメリカとカナダで古くから愛されている伝統的なりんごの品種だそうです。発見されたのはカナダ・オンタリオ州。北米ではクラシックアップルと呼ばれる存在。
そして驚きなのがApple社の「Macintosh(MAC)」の名前の由来になったりんごだということ……!
食べてみた感想は、皮の色が濃いのでえぐみはあるのか?と心配していましたがそこは問題なかったです。しかし個人的には皮付きのまま食べると存在感が気になったので、剥いて食べるのをおすすめします。皮がしっかりしている割には果肉は少し柔らかめかも。甘みと酸味のバランスがよく、食感もいい感じです。
煮込むと柔らかくなるのでアップルパイ作りにも向いているそうです!GRANNY SMITH APPLEと混ぜて作ると絶品だとか。
7種食べ比べてみての感想
人生でこんなに一気にりんごを食べ比べることはないのではないか……?という貴重な経験を自らに課しましたが、美味しく楽しめる実験だったので有意義な時間を過ごせました。
やはり食べ比べてみて一番美味しいと感じたのは「HONEYCRISP APPLE」でした!これは夫婦で意見が一致。
一番人気と言われるだけあるな、と納得のおいしさでした。食べ比べをしたことで余計その魅力にも気づけました。
アメリカでは手軽に手に入る、かつ現地では安く手に入るので、是非アメリカ旅行の際にはスーパーに立ち寄って試してみてくださいね。
それでは、また次回のご搭乗をお待ちしております!
Aya



