俺は、30代真っ只中、切れ痔持ち、2児のオッカサンな崖っぷちのウォンナ……
腹のたるみに比例するように、年々伸びていく顔の長さに辟易としているただのアラサー……
いい加減、中顔面やめてもらっていいですか?
もう中顔面はキャンセルしたい界隈のmiyukiです。

どう考えても切れ痔の情報がいらなすぎる
中顔面の撲滅運動の中で一番手っ取り早いと言えるのは、やっぱり涙袋メイクでしょう。
いや……
もしかして、アラサーには結構不自然かもしれない?!
それでは中顔面撲滅はあきらめましょう。我々は伸びていく中顔面を受け入れ、生きていくのであった。
〜fin〜

いやいやいや、危ない危ない、記事が終わるところでした。
大丈夫、実は涙袋メイクって何歳までという縛りはないのです。アラサーにはアラサーらしい涙袋メイクのテクニックがあり、今回はそのテクニックを比べていきたいと思います。
ちなみに、こちらが涙袋メイクなしの私の目元。膨らみが皆無すぎて少々不安です……。

涙袋メイク①影色パウダーのみで作る
まず、凹凸の基本であるシェーディングから応用して、影色パウダーを細いブラシでとって作っていく方法を試してみましょう。
今回使用したのは、ETUDE(エチュード)のパウダー。
ブラシは少し斜めになっているものをチョイス。


ちなみにこちらはSeriaで買ったよ!安いのに密度あり毛も柔らかくて優秀。
ニコッと笑って涙袋が出たところに、影をオン。


なるほど、自然な涙袋ができました……が、どうでしょう、少し目のくすみが見えて、疲れている感じがします。
これだけでは少し疲労感のあるメイクの完成。

ちょっと明るさを足したいところよね。
涙袋メイク②アイシャドウで作る
ベージュ系のパレットで涙袋は作れるのでしょうか。
今回使ったのはCEZANNE(セザンヌ)のベージュ系アイシャドウ。
01ナッツベージュは、肌馴染み抜群なので陰影に使いやすい!
下瞼全体に、アイホールと同じ色を仕込みます。

パレットの右上の明るいカラーを、涙袋を作りたい位置に重ねます。

ほんのり優しい涙袋の完成!

少し主張は控えめだけど、これはこれでナチュラルでいいかもしれません。

でもちょっと存在感が薄い。これだけでは、中顔面は消せなそうね。
涙袋メイク③影色パウダー+アイシャドウ
では、①と②の合わせ技ではどうでしょう?

②の涙袋メイクをした後に、仕上げに①のテクニックでシェーディングを軽く仕込むと……

ぷっくりとした涙袋が完成。
だけどなんでだろう、やはりシェーディングなどの影色パウダーを仕込むと少し疲れて見えます。ちょっとやり過ぎな感じにも見える。
影色=クマや疲労を連想?
シェーディングをつけると立体的になるはずなのに、どうして疲れて見えるのか?
実は目の下の三角ゾーンは、光を集めるほど透明感がグッと上がる場所。

(左)目の下の三角ゾーンが暗いと顔全体がしぼんで見え、疲れて少し老けた印象に。
(真ん中)目の下の三角ゾーンを明るくすることで、顔色が明るくなり生き生きとします。
(右)そして涙袋に影色を入れると、三角ゾーンの明るさとのコントラストで影色の“茶色感”が悪目立ちしています。

影=茶色で入れるのが正解と思ってたけど、人の肌の色の上ではこんなトリックで疲れて見えるのね。
ということは、影色自体を見直せば、もう少し自然に馴染むのかもしれません。
涙袋メイク④ラメやパール
では、影色をつけるのをやめて、ラメやパールでさらに明るさを足すのはどうか?
今回は、heme(ヒーミー)のアイシャドウパレット ストロベリーシャーベットから左下のラメカラーをチョイス。


このパレットのラメ自体はめちゃくちゃ可愛いのですが、この塗り方だとなんか……なんだか……少し古臭い感じがしますね?
ちなみに、大きめのラメを追加で乗せるとこんな感じ。

立体感は出ますし、疲れて見えることはないのですが、やはりどうしても平成GALのメイク感が拭えない……!
ラメ使いもバランスが大事そう。
涙袋メイク⑤ペンシルコンシーラー
では、ラメではなくコンシーラーを使ってみましょう。
そして、影色は茶色を使用せず、ピンク系統のマットシャドウに変えてみます。

今回はheme ストロベリーシャーベットの上段真ん中のカラーを。程よい血色ピンクと影感が、シェーディングの茶色ほどのくすみを出さずにいい仕事をしてくれそう!
このようなカラーは最近チークでも多く出ていますので、これをアイシャドウに応用するのも手です。
ペンシルコンシーラーは、涙袋用にキャンメイクから出ているアイバッグコンシーラー。
ヌーディーな色を選ぶのがおすすめ。
全体に肌馴染みのいいアイシャドウをのせてから、涙袋にペンシルコンシーラーを使うと?


皮膚の薄いところに、硬めのペンシルが乗りにくくてちょっと痛かった。

これは、かなり自然な涙袋!も〜〜〜〜〜ちょっとだけ立体感が欲しい!!ラメを乗せると失敗するし、どうしたらいいものか……?
涙袋メイク⑥最強専用ペンシル
ということで、ここで最終兵器です。今年上半期ベスコスにもよくランクインしている、涙袋の救世主的専用ペンシル。
それがART CLASS(アートクラス)のフロッタージュペンシル!
芯をよく見ると細か〜いラメが詰まっており、かつ、先ほどのコンシーラーペンシルよりもっと描きやすい。するするかけてなめらか。引っ掛かりがないので涙袋のような、皮膚の薄いところにもフィットします。


アイシャドウを塗った後に塗ると。


これ、めちゃくちゃ自然なのでは?!
中顔面が狭まっている〜〜〜〜!!!
これがアラサー涙袋の最適解だ
まずはそれぞれのメイクの仕上がりを並べてみます。



結論、アイシャドウを塗った後にART CLASSをサッとひと塗りが一番良さそうです。
本当はラメシャドウのゴリゴリ感も好きなんですけど、気持ちと外見がもう釣り合わなくなってきまして……(中身はいつだって17歳なんで……)
もしART CLASSのペンシルをご用意できない方は、コンシーラーペンシルを軽く塗った後に細かなベージュラメを優しく重ねると似たような効果が得られそうです。
というわけで、アラサー涙袋、個人的な正解はART CLASSでした。
皆さんはどの仕上がりがお好みでしたか?年齢でメイクを楽しめなくなるなんてちょっと寂しいので、ぜひご自身にぴったりな最適解が見つかりますように。
しかしART CLASSのベスコスが納得すぎて……!これはストック買いの予感。
hemeのアイシャドウはこちらでも↓





