『メイクは女性だけのもの』なんて、そんな時代はもうとっくに過ぎた!
メイクをすれば清潔感が出る、説得力が増す、自身や積極性がついてコミュニケーションが捗り、人脈も増える!
だから声を大にして言いたい。メンズメイク、いいことづくめなのです。
でも、今までメイクなんてしたことのない男性にとって、「ファンデーション?何それおいしいの?」というくらい未知なメイクという存在。
実際にメンズメイクをするにあたって、どうしたらいいのか?どう使ったらいいのか?疑問だらけのメンズメイクのお悩みは、この記事で全て解決してしまいましょう!
①メイクをする前に
メンズメイクを始めるにあたって、とりあえず何かしらのコスメを買わなければと思う方が多いかと思います。ですが、まず初めてほしいのは……スキンケア。いや、もっとシンプルにしましょう。
洗浄と保湿。(と、日焼け止め)

毎日の洗顔はみなさん行っていると思いますが、洗いっぱなしになっていませんか?
肌は乾燥させてはいけません。洗ったあとは必ず化粧水や乳液での保湿を心がけてください。
これは後々のメイクのノリや、肌トラブル回避のためにぜひともやってほしいこと。
また、可能であれば(本当は必ずと言いたい)、最後には日焼け止めを塗りましょう。
これは長い目で見た時のアンチエイジングに効果を発揮します。女性で日焼け止めを塗らずメイクしている人は多分……ほとんどいないのでは。

スキンケア用品を選ぶ際の注意
さて、このあとメイクを施すことが前提であれば、朝のスキンケアに使う商品はきちんと選別して使用してほしい。
就寝中に分泌された皮脂が酸化し、寝起きの肌はゴワゴワ。油分が多くてベタベタする乳液やクリームは、次に使うコスメのノリが悪くなったり、メイクしてしばらくすると汚く崩れてしまいます。
特に男性は皮脂が多い傾向にあるので、さっぱりと保湿ができるものを選ぶのがいいでしょう。
メラノCCの酵素洗顔は、寝ている間に顔についた汚れ・酸化した皮脂などをさっぱりと洗い上げてくれます。毛穴の気になる方にもおすすめ。
さっぱりしつつ突っ張りにくい&泡がもっちりで洗い心地が素晴らしいと人気のNILEの洗顔料は、Amazonでもベストセラーなのが名品の証。
化粧水は保湿力がありつつベタつかないものがおすすめ。筆者が夫と兼用している現在進行形でおすすめなのはこれ。安い上に成分がよく、皮脂の分泌をコントロールしてくれている感じがします。
キュレルのスプレータイプの化粧水は、さっと振りかけるだけで完了するので時短かつ保湿もバッチリ。髭剃り後の敏感な肌にも。
乳液でおすすめなのはIHADA(イハダ)。保湿力があり伸びが良くもちもちになります。塗り過ぎ注意!

迷うのであればキュレルの化粧水や乳液をライン使いするのがおすすめ。同じブランドだと、塗った時に相性よく作られてるので間違いなしです。
ベタつきは、乾燥が原因での皮脂過剰分泌の可能性もあるので、保湿はきちんとしておきましょう。
美肌見えな日焼け止めが吉
保湿後にぜひ塗っておいてほしい日焼け止め。ファンデーションを塗らずにある程度の肌補正をしてくれる効果もあるクリームや日焼け止めが増えていますので、これらをベースにすることでメイクに負けない肌作りが可能に。
同じiisamからでているトーンアップクリームも優秀そうなのですが、残念ながら日焼け止め効果がなさそう……なので個人的にはALLIE推しです。
ちなみに、ちょっといいものを使いたいあなたには
デパートで購入できるメンズスキンケアもたくさんあります。ギフトにもオススメ!
②メンズコスメで網羅しておきたいもの
ここまで来たらあとはメイク。女性のフルメイクでは、たくさんのアイテムが登場します。
・化粧下地、プライマー
・カラーコントロール下地
・ファンデーション
・コンシーラー
・フェイスパウダー
・シェーディング
・ハイライト
・チーク
・リップ
・アイシャドウ
・マスカラ
・アイライナー
・アイブロウ
・眉マスカラ
いや……多いて。
バッチバチにメイクしたいのであれば別ですが、これだけ揃える必要はメンズメイクにはありません。
メンズコスメで網羅しておいてほしいものは以下。
・コンシーラー(シミやニキビ跡を隠す)
・アイブロウ(眉毛を描く)
・リップ(唇に血色を与える)
・シェーディング(鼻筋などを整える)
・アイシャドウ(目に深みを与え目力を出す)
それでも5つのアイテムを集めるのはハードルが高い。そういった方のために今回筆者が個人的にオススメしたいアイテムがマツモトキヨシのオンラインと一部店舗で購入できる『iisam(イイサム)』というブランドのマルチパレットです。

メンズ向けのコスメとして展開しているブランドだそうで、このパレットさえあればアイシャドウ、アイライナー、アイブロウ、シェーディング、ノーズシャドウ、コンシーラー、リップカラーまで網羅できるという優れもの。
韓国スタイルを叶える!という触れ込みなので、「自然なメイクはできないのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、実際使うと発色やテクスチャが緻密に計算されており、ナチュラルに仕上げることができました。
このパレット、嬉しいのが、用途別に細さなどが分けられたブラシが2つデフォルトでついているのです。
メイク専用ポーチを作る必要もなく、朝の支度でこのパレットを開ければ全てが解決できるというのは、嬉しい方が多いのではないでしょうか。
iisamマルチパレットを使ってみよう
さて、早速実践していきましょう。
メイクは、下記の順番を守ると失敗しづらいです。
コンシーラー → アイメイク → アイブロウ → シェーディング → リップ
マルチパレットはこんなイメージで使います。

iisamに元々入っている説明はこんな感じですが、できれば上記の画像を参考にしてもらえるとより有効活用できると思います。

ちなみに粉質やテクスチャはとてもよく、一般的なコスメと遜色なし!
コンシーラーで肌悩みを隠す

まずは顔の気になるシミ・ニキビ跡などをコンシーラーで隠していきます。
コンシーラーを使う際は、
濃くてピンポイントなもの→スポンジのチップで
やや広い範囲の赤みなど→指の腹で
と、使い分けをすると綺麗に仕上がります。
ニキビ
チップを使います。

小さいチップでトントンとコンシーラーを重ねたら、

大きいチップで重ねた部分の周りだけをぼかします。


小鼻の赤み
指の腹を使います。画像の部分を中心に、赤みが気になるところにトントンと重ねて仕上げます。

叩きすぎるとカバーが弱まりますので注意。

小鼻の赤みがなくなると、鼻の存在感が弱まるので一気に垢抜けますよ。
アイメイクで目元を際立たせる
次にアイシャドウを使っていきます。

ラメの少ないシャドウを、丸いブラシチップに取ります。

シャドウをブラシにつけすぎると汚く仕上がるので、トントンと余計な粉を払います。
3~4往復くらい、まぶたにササッと塗り込みます。下瞼にも塗りましょう。



濃い方の色で細かく仕上げます。細部を整える場合、斜めにカットされたブラシを使いましょう。

目尻にくの字で色を乗せます。自然な仕上がりにさせるため、欲張らずやや発色したかな?くらいがベスト。


男性は目の縦幅よりも横幅を伸ばす方が盛れる傾向にあり。
アイブロウを描く

アイブロウでは、斜めにカットされたブラシを使います。

この時、先ほど使用していたアイシャドウなどの色がついている場合は混ざらないようにティッシュで拭き取りましょう。
自眉の毛流れに沿って整えるようにブラシで隙間を埋めていきます。

今回協力してくれた夫の眉毛は、生まれつき眉尻がほとんどないのでやや苦労しましたが、このような方はぼってりと色が付くと不自然になるので、ブラシについた粉を一度ティッシュで軽くオフすると発色が柔らかく自然になります。


自眉がしっかりしている人は、輪郭は取らずに眉毛の隙間を埋める程度でOK
ノーズシャドウを入れる
鼻筋を制すものが全てを制す?!実は鼻は顔の真ん中にあるため、何よりも存在感を放ちます。いくら目が整っていても、鼻筋が皆無だと寂しい印象。
逆に鼻筋が整っていると、目元がさっぱりしていてもバランスの良い顔立ちに見えます。

iisamのシェーディングは非常に自然なカラーなので、とても使いやすいです。
使用の際は丸いブラシを活用します。

塗る箇所はこちら。




小鼻を小さくしたいからといって小鼻に塗りたくると不自然になるので注意!
オプション:涙袋に影を加える
同じシェーディングを使って涙袋を際立たせることも可能。
使用するのは斜めにカットされたブラシ。

ニコッと笑ってできた涙袋の下の部分に影を描きます。2往復程度でOK。必ずその後、ティッシュオフしたブラシでぼかしましょう。



涙袋を作ることで面長感が減ります。
リップを塗る

最後はリップ!唇の色はできるだけ自然にが鉄則なので、塗っている感じを見せないのが大事です。
指の腹を使ってやさしくポンポンと乗せます。

自然な血色感で顔色が華やぎます!
透け感があり派手に発色しないので使いやすいですよ。

おまけ:透明なフェイスパウダーでテカリを抑えるとベター
ちなみにこれはぜひオススメしたいのですが、皮脂の多い男性の方は、仕上げにクリアなフェイスパウダーで優しくテカリを抑えるのがオススメ。
特に生え際などの顔まわりや鼻はベタついていると清潔感が半減しますので、こういったパウダーを携帯してお直しするとメイクの美しさが保てますよ!
たったこれだけのメイクでも清潔感、仕上がりが違う!

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