LAURA MERCIER(ローラメルシエ)と言えば、パウダー。

良いアイテムがどんどん増えててそう言い切れなくなってきたけど(嬉しい悲鳴)
とはいえ、筆者同様このイメージが強い方も多いのではないでしょうか。
ローラメルシエのパウダーはとにかく種類が豊富。マット・ツヤ・トーンアップと好みに合わせて選び放題なのですが、その中でも人気の高い『トランスルーセント ルース セッティング パウダー ウルトラブラー』のプレストタイプ『トランスルーセント プレスト セッティング パウダー ウルトラブラー』が5月10日(金)に発売されました。
(カタカナがすごい………)
こりゃ話題になるぞ!とニヤニヤな筆者は発売前からしっかり予約、光の速さでゲットしました!
しかし発売して1週間経とうとしている今、SNSではそこまで注目されていない様子。
もしかしてお気付きでない…?今皆さんがお探しのパウダー、出てますよ…??
それでは聞いてください。
この春夏、テカリ対策パウダーあるいは持ち歩きパウダーを探している方へ。
これ、買いです。

今回はその理由をレビューしながらお届け!
トランスルーセント プレスト セッティング パウダー ウルトラブラー

トランスルーセント プレスト セッティング パウダー ウルトラブラー
全1色 容量:6.5g 税込¥6,820
◆画像右奥
トランスルーセント ルース セッティング パウダー ウルトラブラー
全1色 容量:20g 税込¥7,040
画像右の手前が、今回の新作『トランスルーセント プレスト セッティング パウダー ウルトラブラー』。奥が既存の『トランスルーセント ルース セッティング パウダー ウルトラブラー』。
そもそもどんなパウダー?
簡単に説明しますと、ブランドの代名詞『ルースセッティングパウダー トランスルーセント』を進化させたパウダー。
「肌のアラをふわっとぼかしてくれて乾燥しにくい」という使い心地はそのままに、より毛穴レスに、より素肌のような仕上がりになる。
というのが『トランスルーセント ルース セッティング パウダー ウルトラブラー』(ルースタイプ)で、今回そのプレストタイプが登場したというわけです。

名前長くて、もはや呪文パウダー。
とりあえず箱チェック
さてレビューに入る前にやらせていただきます、箱チェック。
※箱チェックとは…
コスメの箱大好き・ライターゆう子が、箱を眺めながらあれこれ好き勝手に語るコーナー。「え皆やるよね?」みたいな顔で唐突に始めるが決してスタンダードではない。本編並みにしゃべり倒す。

見て、この潔さ…
マットな黒にブランドロゴ、商品名、必要情報だけを印字。「大切なのは中身でしょう?」という声が聞こえてきそうな佇まいは、百戦錬磨を思わせます。
一周回ってもう何もいらない、情報だけあればいい。
あと勝手なイメージですが、こういうデザインって大量に並んでいればいるほどその光景がカッコいいんですよね。圧倒的にプロっぽくて…

ありがとうございます満足しました、レビュー始めます!!
パッケージは独自の二段構造

丸いパッケージを開けてみると1段目にパウダー、そして持ち上げるとその下に付属パフが収納されていました。フェイスパウダーはパフが上に来るものが多いだけに、珍しい構造。
そしてこのパケ、鏡がしっかり大きいので外でメイク直しするときに重宝しそうです。

なのに重さは約70g。軽ッ!

パフの下は小さな穴がいくつも開いていて、通気性が良さそう。
やわらか付属パフ

付属パフは毛足が短い布タイプ。薄くてやわらかいので、肌にフィットして細かい部分に当てやすいです。

画像左を見るとわかりますが粉がちょっとまだらにつくのが気になる。
粒子の細かさ、片栗粉レベル

粉はかなり細かく、よく言う片栗粉のようなパウダー。結構しっとり密着すると思ったら、潤い成分のヒアルロン酸・ヒマワリ種子油配合とのこと。
ちなみに、写真くらいの量になるまで3回くらい指に取りました。1回じゃ粉がカメラにうまく写らないくらい薄付き。
本当に少しずつ取れる仕様なので、パフやブラシにつきすぎず厚塗りにならない。パウダーが苦手な方も使いやすいと思います。

これぞプレストタイプの良いところ。
塗ってみた:カバー力は?
まずはカバー力をチェック。色はライトベージュですが、肌のアラはどのくらい隠れるのでしょうか?
アラがわかりやすいようにクリアタイプの下地のみ塗布し、ほぼすっぴん状態にパウダーを重ねてみると…

シミ、赤みなどの色ムラに対するカバー力はほぼない印象でした。色付きのいうことで毛穴の黒ずみが少しカバーされているかな…くらい。

それより、ツヤを残しながらもスンッ…と落ち着いた質感に驚いて二度見した。これがブラーってやつか…
塗ってみた:毛穴はどうなる?
お次は毛穴。先ほど黒ずみに少し効果を感じましたが、このパウダーは「毛穴レス」が売り。凹凸はどうなるでしょうか?
この検証では下地+ファンデの上にパウダーを使用してみました。
ちなみに使用したのは愛用中のfwee(フィー)ツヤ系ファンデ↓

右 下地+ファンデ+パウダー
ノイズを消すってこういうことなんですよね…
凹凸に影が入ってくすんで見える小鼻横の毛穴も、ふんわり埋まって目立たなくなっているのも伝わりますか…?
そして最も効果を感じたのはTゾーン、特に鼻!
鼻の毛穴はもちろん、余計なテカリを消してハイライトやシェーディングが入りやすい土台が完成。それなのに粉っぽくないんです。

そしてつけた感じめっちゃ軽い。それと表面サラサラなのに乾燥しない謎。
塗ってみた:テカリ防止力は?
春夏のパウダーのメインテーマと言えば「テカリ防止」ですが、このパウダーはどこまで耐えられるのか。
・天気は晴れ、最高気温24度
・外出あり、しかも走った
という条件の日、メイクした直後とメイク直し無しの10時間後の状態を比べると…

右 メイクしてから10時間後
これで10時間後って嘘ですよね…?
(詐欺じゃないよ!!!!!)
全顔が一切テカらないかと聞かれたらNO。しかしツヤが出ても良いところに出て、Tゾーンなどテカリを抑えたい部分は抑えたままというバランス良すぎる結果になり、思わず震えました。
ここでもやっぱり見てほしいのは鼻。
いつもは乾燥から来るテカリで光を放つほどですが、メイク後から大きな変化はなく静寂を保っています。そしてまだ表面はサラサラしている…
この絶妙な状態が長時間続くんです。これはもう、圧倒的勝利としていいですよね…??

30代半ばの肌ですので夜のくすみはもちろんあり。でも、ひどい時より全然マシです。
一つだけ注意点が…
ライトベージュのパウダーのため、若干肌色が黄味に寄るという口コミも。
筆者は特に感じませんでしたが、ピンク寄りの肌に徹底して仕上げたい時は避けたほうがいいのかもしれません。
【ぜひ試してほしい】公式オススメの使い方
ちなみに、ローラメルシエ公式がオススメする使用方法がこちら。

ポイントは③と④。余分なパウダーを落としてからパフをローリングするようにのせていく『ローリング塗り』です。

パフはポンポンとするのではなく、二つ折りにするとできるカーブに沿って肌にフィットさせながら押し当てるイメージ。
ぽっかり毛穴を埋める時より、テカリをなくしたい部分にはこの使い方がいいなと思いました。

毛穴をぼかしたいときはブラシ塗り。垂直に立てて優しくクルクルするのです…!
春夏用パウダーに激推ししたい

今回は5月10日(金)に発売したローラメルシエの『トランスルーセント プレスト セッティング パウダー ウルトラブラー』をレビューしました。
マットとツヤの絶妙なバランス、テカリ防止力、長時間キープ、持ち運びしやすいパケ、鏡の大きさ…
推しポイントがぎゅっと詰まったこちらの新作は、思い切って「春夏向けフェイスパウダーの最適解」と言いたくなるアイテムです。
コスメ界隈がまだざわついていないこの隠れ(?)パウダー、スタメンコスメにぜひ!!