第二十四回 アメリカで、人生初の免許取得なるか!?
みなさんこんにちは、Ayaです。3月と言えば、日本は卒業シーズンですね。ご卒業される皆様、おめでとうございます。また、新しい門出が皆様にとって素晴らしいものになりますように!
この時期になると、レミオロメンの3月9日がやたら聴きたくなってしまうのは私だけでしょうか……。
運転免許を取ろうと思ったきっかけ

さてさて、今回の本題ですが、私が何故今のタイミングで免許を取ろうと思ったか。
私はこの30うん年の人生を生きてきて、今まで一度も運転免許を取ろうと思ったことがありませんでした。(というか、免許をアラサーになっても持ってないよって仲間はどれくらいいるのでしょうか?もしかしてレア?)
理由はシンプルで、免許を取るタイミングがなかったからです。一度だけ、高校卒業時に車校に通おうかな?と一瞬考えたタイミングがあったのですが、受験の終わった喜びや、新しい生活のスタートのワクワクに気持ちが持って行かれて、「大学生活始まってから考えればいいか」で後回しにしました。
しかし、いざ大学生活が始まると、「海外留学に行きたい!」という新たな目標ができたことで、バイト代全てを留学費用にベットしてしまうことで必然的に車校に行く時間も費用もなくなっていってしまいました……。
社会人になって上京し、客室乗務員として働き出すと、ますます運転からは遠ざかります。(まぁ、実際大学終わる頃には免許を取ることを諦めて、「ここまで持たずにきたし、もう免許取らなくていいか〜」くらいにたかくくってましたね……)
しかしながら、アメリカに移住して早半年。気付いたんです。
運転できなきゃどこにも行けない!!!!!! と言うことに。
これまで住んでいた、福岡・東京・シンガポールは、都会なうえ公共交通機関が充実していて、移動に何の問題もありませんでした。(留学先のニュージーランドも交通機関充実してました)
もちろんアメリカにも交通機関はあるにはあるのですが、とにかく治安があまりよろしくない。
アメリカ内の都心エリア、NYやLAでも、明るい時間にしか利用はお勧めしません。特に女性1人などは要注意です。比較的マシと言われるワシントンD.C.でも一度バスに乗ってみたのですが、運転手さんが死ぬほど塩対応だし運転荒いし、なかなかハードだったなぁという思い出があります。
アメリカで公共交通機関を利用する際は、貴重品は肌身離さない、うとうとしない、遅い時間帯は避ける、電車内車両で不穏な空気を感じたらそっと車両を変える、などなど気をつけなければいけない部分が多すぎるのです。
日本の感覚で公共交通機関を使うことができない衝撃にうちのめされました。やはり日本は安全、整備がしっかりとされている、ジャパンクオリティ最高。
スーパーに行くにも、職場に向かうにも、みーーんな車運転で移動します。夫が家にいる時は自由に移動できますが、自分1人になった時の不便さと言ったら……。それに、そろそろアメリカで仕事探しにもチャレンジしてみたい。自分1人でいろんな場所に行けるようになりたい。
そう思った時に、「運転免許を取る」と言う断固たる決意がついたのです!(今更、やっと、ついに)
アメリカで免許を取る方法
では、アメリカで免許を取るにはどうすればいいのか?ここからはゼロから免許取得のプロセスをふんだAyaの体験談ですので、ご参考にどうぞ。
アメリカでは、DMV(Department of Motor Vehicles)という機関が各州ごとに管理を行なっています。ここでは、
- 運転免許の発行・更新
- 車両登録
- 車両タイトルの管理
- 交通違反・罰則関連
- 身分証明書の発行
が行われます。つまり、アメリカで免許を取りたいと思った際は、全てここでお世話になると言うことです。
このDMVは、州ごとにルール(法律)が異なるため、必ず自分の住む州で免許をとりましょう。
免許取得までの試験は、
①筆記試験
②筆記試験合格後、60日間の待機期間以降に実技試験を受け、それに受かれば晴れて免許取得
というシンプルな流れです。
日本と異なるのは、必ず車校に通わなければならない、というルールがないことですね。(希望者には指導を行ってくれるスクールような場所があるそうです)
私としては車校がないことに衝撃でしたが、その分免許取得までの費用が日本に比べて格段に安いことに納得でした。(もはやアメリカが日本より安いのこれくらいじゃない?レベル)
まずは、自分でDMVのHPにアクセスし、DMV公式が提供してくれる教材を読み込んで、運転に関する基本知識を学びます。私は知識ゼロからの状態でのスタートかつ全てが英語での教材(当たり前)だったので、勉強がかなり大変でした……。

実は、筆記試験は日本語選択での回答も出来るようでしたが、アメリカで運転するなら英語で身につけておいた方がいいだろうと思ったので、全て英語で頭に叩き込みました。
筆記試験はDMVオフィスに用意されているパソコンで受験します。試験を受ける(心の準備の)目処が立ったらHPから自分の最寄りのDMVオフィスを探し、筆記試験の予約を入れます。
このDMV、日程に余裕を持ち前もって予約を入れないとすぐ埋まるので注意してください。予約なしでも飛び込みで行くことも可能ですが、予約枠と飛び込み枠で列が分けられているので、飛び込みの人たちは本当に長時間並ぶことになるのでオススメしません!!というか予約していっても待ちます。
私も短期集中型なので、2週間ほど全集中で勉強したのち筆記試験に向かいました。我々はアメリカに移住している外国人の立場なので、必要書類もいろいろ必要なものがあります。ご自身でしっかりと確認して向かってくださいね。不足書類があれば容赦無く帰されます。ジーザス。
私も完璧な状態で行ったのですが、スタッフの1人が「この書類じゃ確認できない」とかなんとか言い出して(「絶対この書類で問題ない」と付き添いの夫が言っても聞く耳持たず)、別部署に確認する必要があるとのことで3時間待たされました。
しかも、結局私が出した書類で問題なかったというオチ……。あれは本当キレそうでした。スタッフの適当さ、やはり海外。これ日本でやらかしたら大クレームですよね?(笑)
朝10時にオフィスに行って、なんだかんだあって試験を受けれる状態になったのが、なんと16時。この謎の空白時間返してくれ。もう試験受ける前から疲労困憊でした。
名前を呼ばれ、本人確認をしたのち筆記試験費用を支払い、指定されたパソコンに着席します。自分の名前が画面に出ていることを確認したら、ここからは自分のペースで始めて、試験終了まで行うことができます。平成初期に見たような箱型の古いPCでの受験でした。ここはアプデされないのね。
試験終了ボタンを自分で押すと、その場で合否判定が出ます。勉強の甲斐あって、見事全問正解で合格しました〜!!(点数も確認できます)

筆記試験が終わった後
無事筆記試験に合格すると、Learner’s Permitという仮免許証のようなカードを受け取ります。筆記試験合格後、60日間待機期間を経たのち、実技試験を受験する資格が得られるのです。
驚くべきは、このLearner’s Permitをもらった瞬間から、州の免許を持つ人が助手席に同乗すれば、路面を運転してOK、ということなのです。いや、怖すぎだろ!!!!!!!
実技試験では、自身で用意した車で試験を受けることになります。なので、筆記試験が受かったお祝い且つこれから練習が必要ということで週末には夫と車を買いに行きました……。このスピード感エグくないですか?大丈夫そ?
スクールには通わず、完全に夫指導のもと運転の練習に励む日々でございます。(たぶん同乗してる夫が1番怖いよね、ごめん)
最初は怖くてスピードも出せず震え倒していましたが、今は1時間くらい遠出して運転できるまでになりました。しかし今も怖いし苦手なのは車線変更です。毎日運転のコツをレクチャーしてくれるYouTubeを見漁って、イメトレしながら実際の運転を行い、地道に練習しています。
少しでも優しくしてもらいたいので、アメリカ版初心者マークも買いました。ネットでもいろいろ可愛いのが売っていましたが、私は一目見てわかりやすそうなマークをWalmartでゲット。こんなのは可愛さよりわかりやすさ重視です。

車の後ろにぺたっと貼って、みんなにアピールしてます。多分1年以上貼り続けます。
今週、ついに実技試験の予約を入れたので試験を受けてきます!!!どうか合格しますように!
次のブログで良い報告ができるようにがんばります。Wish me Luck!!!!
では、次回のご搭乗をお待ちしております。
Aya