美の基準は色々。大事なのは自分らしく美しくいること!というのは大前提ですが、ことアジアにおいては「可愛らしさ」を重要視する傾向にあります。
欧米だと顔全体の華やかさ、ヘルシーな日焼け、骨格のメリハリ、ボリューミーな髪のセクシーさ……
一方アジアでは、顔の小ささ、つるんとした輪郭、透き通るような肌、忘れ鼻、童顔……
どのスタイルも美しいですが、本日はアジア圏で好まれやすい法則を重要視して、中顔面をきゅっと短く見せるメイクテクを紹介します。
中顔面とは?短く見せるメリットは?
そもそもの話、中顔面とはなんでしょうか。
調べてみると、一般的に美容について語られる際の用語としての中顔面は、
目の下から上唇までの距離ということです。
また、日本人の平均的な中顔面の長さは約6.5cm程度。
この部分を実際よりも短く見せると、幼く可愛らしい・柔らかな印象になります。
例えば子供の顔は中顔面が短いですが、可愛らしいと本能的に感じますよね。
これは周りが本能的に守らないといけないと思わせるため、あえてぎゅっと顔を縮めて可愛らしく設計されているという研究結果もあると読んだことがある。
他の動物でも同じみたい。
成長するにつれて人の骨格は間延びしていくので、子供の頃のあの中顔面の短さは一体どこに行ったの?と疑問に思う方、大丈夫です。それが正常なのです。
とはいえ、間延びする=年齢が高く見えるということでもありますね。
では、中顔面を短く見せることは可能なのでしょうか?
結論:可能です。
方法は様々で、実際にその距離を縮める手段でいくと、美容整形による外科的処置もあります。
骨から実際に切ってしまうことで短くすることはできるみたいだけど……
さすがにハードルが高いかも?!
ただ、美容整形の中でも骨は切らずに注入などで見た目を若々しく見せる方法は多々あります。
それならメイクだって、中顔面を短く錯覚させる方法があるはず!
今回はそんなテクニックをいくつかまとめてみました。
①“自然な”涙袋を作り込む
はい、まずはなんといっても中顔面対策の基礎、涙袋。
目の下に涙袋をぷっくりと作り上げることで、そこまでが目!という主張をもって中顔面を短縮します。
ただ難しいのは、やりすぎは良くないこと。逆効果になるので気をつけておきたいポイントはこちら。
これらを守れば大人でも自然にキレイに見える、中顔面短縮メイクが可能。
①目元のくすみを飛ばしてから涙袋メイクをする
何より大事なのは、まず目周りのくすみを処理すること。
全体的に黒くくすんだ目元に涙袋の影を描いたら、それはもう……クマです。余計老けて見えるかも?!
最初にアイプライマーを使えば、目元のくすみも撃退しつつ後から乗せるシャドウの発色や色持ちをキレイにしてくれるので、手持ちコスメのポテンシャルを120%で生かせる!
サーモン系のプライマーだと血色も差し込めてさらに美肌見え↓
美しいパールで自然に飛ばせるexcel(エクセル)のプライマーも鉄板!↓
②実際の涙袋の線より大きくしない
涙袋を描く際に、まずは鏡の前でニコッと笑ってみて。そこでぷっくり出てきたのがあなたの涙袋の位置!
もっと中顔面を縮めたいから……と欲張って線を広く描いてしまうと、不自然な仕上がりでメイクが汚く見えます。
一番いいのは涙袋専用のライナーだけど、もし手元にないのであれば、薄めの発色のブラウンのアイブロウペンシルなどで軽くなぞるのもオススメです。
絶妙なブラウンで、上まぶたの二重拡張にも使える↓
もともとあったけど?うそつきな可愛さが叶うのはやっぱりこのシリーズ↓
③影をつけすぎたり大きなラメを乗せすぎない
10~20代前半の頃は、目の下に明るいシャドウをがっつり乗せたりギラギラのラメを乗せていましたが、今回のメイクテーマはあくまでも自然な中顔面短縮。
いや、分かるんです……アイドルならではのがっつり涙袋、可愛い。
けれど私たちのデイリーメイクには、濃すぎる影ライナーや立体ラメ、グリッターは厳禁です!
ラメを乗せるならプライマーやコンシーラーで明るく整えた上にシマーなパールをサッとひと塗りくらいがベター。
女優さんや美容家さんの目元がとても参考になります↓
こんな涙袋メイクにとってもおすすめで、私も愛用させていただいてるのがCANMAKE(キャンメイク)のプランぷく↓
おすすめレビュー記事もありますよ↓
また、話題になったCEZANNE(セザンヌ)のペールトーンアイシャドウも、THE女優な目元にぴったりのカラーで使いやすいので、涙袋にもピッタリ。
デカラメはちょっと冒険したいイベントの時にはいいかも!涙袋の中央のみ、ポイント使いにしてみてね。全部のせると大変なことになるかも。
②美肌ゾーンに光を集める
美容クリニックで注入する箇所で人気なのが、目の下、鼻横の美肌ゾーン。
ここに注入で立体感を出すと、顔が前に出ることで視覚的に中顔面を短く見せてくれるのです。
注射できなくたって大丈夫!同じ部分にハイライトを仕込むことでこのトリックは実現可能。
大事なのはギラつきすぎないパールを仕込むこと。とにかくさりげなさが肝心です。
チークカラーも仕込みつつだとよりイキイキと見えますよ↓
やっぱり濡れツヤといえばこれ!指の第2関節まで取ってから優しく美肌ゾーンにトントンすると、一気に洗練されたうるツヤ肌に↓
スティックで言うと、ByUR(バイユア)のハイライトも外せない!美肌見えが叶う絶妙な光集めができる↓
③大切なのは“鼻”である
実は中顔面に大きな影響を及ぼすもの、それは鼻。
まっすぐキレイな鼻は素敵ですが、直線的すぎると中顔面の距離が強調されます。
また、全体的に存在感がある鼻も、中顔面に視線をもって行きやすい。
重要なのは、忘れ鼻であるということ。
忘れ鼻とは、確かにあるんだけど存在感がなく、他のパーツの邪魔をしない、いい意味で印象に残らない控えめな鼻ということ。
団子鼻かつ小鼻の大きい私。もう整形しかないのか?
大丈夫、鼻だってメイクの魔法が使えるんです。
①シェーディングで鼻を短く
鼻にシェーディングをする時、ついつい昔のテクのままで直線的に入れていませんか?
今、鼻のシェーディングは「記号」で入れるのが主流。
青:シェーディング
紫:ハイライト
これでは鼻が長く見える
鼻下に影を入れると人中も短く見えるのでオススメです。
記号入れはスティックタイプが使いやすい!i’m meme(アイムミミ)はハイライトとシェーディングが一体となっているので便利↓
TIMAGE(ティメージ)のパレットも使いやすくて発色もちょうどいい↓
②鼻の額縁?!小鼻横の赤みを消し去る
みんな鼻といえばシェーディングばかり気にしてるけど……
実は小鼻横の赤みが、結構鼻を強調していることがあるのを知っていますか?
小鼻横の赤みがあると、鼻の輪郭が強調されて忘れ鼻どころか、かなり存在感を出してしまいます。
しっかり鼻の周りの強調要素を消し去るのがベター。ただし小鼻周りは崩れやすいので、アイテム選びは慎重にしたいところ。
Fujiko(フジコ)のお直しパクトはバームタイプで美容成分たっぷり、厚塗りにならないのに小鼻の赤みは消滅する最強パクト。出かける時これがないと無理!↓
レビュー記事もあるよ↓
FORENCOS(フォレンコス)のコンシーラーも潤いを保ってひび割れしないでカバーできるのでオススメ↓
④上唇が全てを左右する
上唇にボリュームを。
中顔面は人中の距離が強く影響するので、とにかく鼻と唇の距離を縮めたいところ。
唇の範囲を広くするには、
- リップライナーでオーバーに縁取る
- グラデーションで境界を曖昧にする
といったテクニックが使えます。
①自分の色のリップライナーでオーバーに縁取る
オーバーリップにする時に大事なのは色のチョイス。
リップライナーはできるだけヨレずにピタッと密着するものを使うのが鉄則です。
肌色に溶け込むものを選んで、あとでするグラデーションのいちばん端っこの淡さを意識しましょう。
ハートパーセントのリップライナーはカラーバリエーションが豊富なので必ず自分色が見つかる↓
②グラデーションで境界を曖昧にする
肌に溶け込むカラーで唇の範囲を広げたら、さらにメリハリを作るべく唇の中央には濃いめの色を!
ツヤ系ティントやグロスがベターです。
Laka(ラカ)のジューシーティントはみずみずしさと透明感、絶妙な発色を叶えてグラデにピッタリ↓
毎日使えるテクニックで今より更に可愛くなろう
正直、自然なメイクほど手間がかかる。
男性には理解されないでしょうが、女優さんみたいなナチュラルメイクほど時間がかかるもので……
今回ご紹介したテクニックも、決して時短でできるとは言い切れないけれど、この小技を差し込むことで今よりさらに可愛くなることは間違いなしです。
デイリーに使える自然なトリックなので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
最近話題のチェリーメイクのやり方↓
ツヤ肌で光を集めて中顔面短縮も↓