知らずに選んでない?『医薬品』『医薬部外品』『薬用』違いや意味とは

COLUMN

こんにちは!nene編集部のmiyukiです。

みなさんドラッグストアなどで商品を購入するとき、どこを見て選んでいますか?

やっぱり成分かしら?含有量の多い最初の3つくらいをチェックする癖があるの。

そうみなさん、成分表示は結構見ますよね。
でも、重要な商品の分類である『医薬部外品』『医薬品』などは見ていないことも多いのでは?

実はこの分類次第で商品にかなりの違いがあるのです。

も、盲点…!

というわけで本日は、分類をざっくりと説明。今後の商品選びに活かしてみてくださいね。

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医薬品とは

医薬品とは、厚生労働省より効果のある一定の有効成分が認められた『治療』の意味合いが強いもの。
病院から処方されるものもありますが、市販で購入できるものも。
例えば保湿剤として有名なヒルマイルドなどは、病院ではヒルドイドとして処方される保湿ローション。

こちらは保湿有効成分としてヘパリン類似物質0.3%配合で、ホームページにも“顔や手足の乾燥肌治療に”ときちんと治療が明言されています。

しかしながら、効果が高いということはそれだけ反作用の可能性も高いということ。
確かに一定の有効成分が配合されていれば高い効果を得られそうですが、それだけ慎重に使用するべきアイテムであることにも注意が必要です。

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医薬部外品とは

医薬部外品とは、医薬品と同様に厚生労働省から効果的な一定量の有効成分の配合が認められていますが、『治療』ではなく『予防』の意図が強いものです。

反作用の高い医薬品に比べて、人体ヘの影響が比較的穏やかなものとされています。

同様に効果の表示が認められており、予防観点から
『日焼けによるシミ・ソバカスを防ぐ』
『ニキビを防ぐ』

など、その商品に期待できる効果に合わせた文言の記載があります。

例えばオルビスユーの人気のローションも医薬部外品。

こちらは肌荒れ防止有効成分としてパンテノールが高濃度で配合されているアイテムで、実際に販売訴求には『外的刺激から守って肌荒れを防ぐ』といった、効果効能の記載があります。

また、薬用医薬部外品と同じ意味です。

医薬部外品は、医薬品よりは緩やかですが有効成分がしっかり配合されているので、先ほどと同様敏感肌の方などは使用にやや注意が必要です。

化粧品とは

化粧品とは、さらに効果効能が緩やかで、予防や治療ではなく健康状態の『維持』の意味が強いもの。

先ほどのような『日焼けによるシミ・ソバカスを防ぐ』『ニキビを防ぐ』などの表記は認められていません。

じゃあしっかり効果を出したいなら医薬部外品を選んだ方がいいの?

確かに多くの方がそう思うかもしれませんが、それぞれにメリットデメリットがあることも理解しておきましょう。

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全成分の表示義務があるのは化粧品だけ

意外かもしれませんが、実は薬機法に基づいて全成分の表示義務があるのは化粧品だけ。

医薬部外品などは厚生労働省に全成分を提出して許可を取っているので、有効成分と効能の記載があれば、その他の成分表示は自主判断となっています。

現在は全成分表示をするメーカーも多くなっていますが、厳密には含有量の順を多いものから正確に表示しなくてもいい点は留意しておきましょう。

成分が分からないと、もしかすると荒れるかもしれないという不安もありますし、反作用のデメリットも考えると、気軽に使いやすいのは化粧品という方も多いかもしれません。

さて、ここまでの流れをわかりやすい例で見てみましょう。
人気のシリーズIHADA(イハダ)にはそれぞれの分類が当てはまります。

皮膚炎の“治療”をするための医薬品

外的刺激から守り、肌荒れ・シミを“防ぐ”医薬部外品


花粉などから肌を守って健康状態を“維持”する雑貨(肌に触れる場合は化粧品

荒れたくないからと、症状がない肌に治療薬を延々肌に塗るわけにはいかないので、予防の意味でパウダーを使用し、健康維持としてスプレーを使用する。

それぞれの用途にあった商品選びが大切ですね。

目先の効果ばかりではなく、
きちんとデメリットやメリットも考えて商品を選ぶことが大切ね。

いかがでしたか?ぜひ、今後の商品選びの参考にしてみてください!

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