早いもので、2024年も残りわずかですね。
クリスマス翌日から一気に漂う年末感に、毎年せかせかと過ごしてしまい疲れた顔で新しい年を迎えがちな筆者。今年はなんとか回避したい!
ということで、この1年がんばったお疲れ顔印象をケアできる、人気の目元パック4つを比較検証してみました。ドラッグストアで販売されており、1000円台のプチプラ価格で手に入るお手頃アイテムだけをセレクト。
目元の乾燥やシワ感、くすみ、クマが気になる方や、年末ギリギリまでお仕事予定の方もぜひご覧あれ。
ドラッグストアで買えるプチプラ目元パック4選
目元パックと言っても、クリーム・ジェル・シート・マイクロニードル(針)タイプなどさまざまな種類が存在しますが、今回は最もメジャーで気軽に使えるシートタイプのアイテムを選びました!
実際に使用して比較したのはこちらの4点。
有名ブランドが展開している、1000円台のプチプラ目元パックたちです。
①ビオレTEGOTAE(テゴタエ)寝ている間の集中ケアパック
まずは、ご存知Biore(ビオレ)よりTEGOTAE(てごたえ)寝ている間の集中ケアパック。
その名のとおり就寝中に使用するパックで、寝ている間にうるおいケアしてくれる手間なしアイテムです。2枚1セットの個包装タイプで持ち運びにも便利。
乾燥が気になる目元や口元のうるおいを逃さないジェル状になっており、一晩中つけていても乾かないんだとか!
使い方
①洗顔後、化粧水で顔全体を整えたあとに貼る(はがれやすくなるため、乳液やクリームはパックのあとに塗る)
②パックをつけたまま就寝し、翌朝はがす
※1時間程度でも効果はあるが、一晩(6〜8時間程度)だとより効果的
特に乾燥を感じる時は、毎日の使用がおすすめ
②LuLuLun Precious(ルルルン プレシャス)部分用マスク
みんな大好きルルルンマスク♡
大人肌へのファーストエイジングケアLuLuLun Precious(ルルルンプレシャス)からは部分用マスクも販売されています。
エイジングケア(年齢に応じたケアのこと)をサポートしながら濃密な保湿が叶う、のせておくだけのシートマスクタイプ。2〜3⽇に⼀度のスペシャルケアにおすすめだそう。安⼼の無⾹料、無着⾊、⽇本製にもこだわった国民的シートマスクは64枚入りの大容量!
使い方
①洗顔後、化粧水やフェイスマスクで整えた肌に使用
②目もと・口もとなどの気になる部分にのせて5〜10分程度おく
③使用後は乳液やクリームでのケアがおすすめ
全顔シートマスクはたくさん種類があるけど、部分用は1つだけだよ!
クオリティファースト ダーマレーザーアイシートスーパーVCR
今やこちらのブランドを置いてないドラッグストアは存在しないのでは?と思ってしまうほどに大人気、ベスコス常連のクオリティファースト ダーマレーザーシリーズより、待望の目元用シートマスクが今年登場。
最大の特徴は高濃度レチノールや10%ビタミンC誘導体といった高濃度成分がてんこ盛りなところ。美容成分オタクにはきっとたまらないはず!
※1テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、
パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na、
パルミチン酸アスコルビル(全て整肌成分)
※2クオリティファーストとして
※3レチノール、水添レチノール (全て保湿成分)
※4整肌成分 ※5保湿成分
使い方
①洗顔後、化粧水や美容液で肌を整える
②シートを目元にのせて均等に密着させる
③3分後にシートをはがし、肌に残った液をよくなじませた後、乳液やクリームを使う
公式サイトは入荷待ちだったよ!
④コーセーコスメポート クリアターン肌ふっくらアイゾーンマスクa
ドラッグストアのプチプラシートマスクでは老舗ブランドのクリアターン。筆者は中学生のころ、おこづかいを貯めてクリアターンに課金していました。とにかくいっぱい入ってるから気軽に使えるところはやっぱり魅力的だよな、と今回用意してみました!
目もと口もとの乾燥小じわ対策ができる集中ケアマスクで、朝晩の使用がOKなタイプです。例にもれず64枚入りの大容量。
大きく書いてある『効能評価試験済み』は乾燥による小じわを目立たなくするものであって、真皮性の加齢シワに対する効能ではないので注意。レチノール誘導体も大きく書いてあるから紛らわしいですね。シワ改善のレチノールじゃないからね!
乾燥小じわに対する『効能評価試験済み』表記は、ビオレとルルルンにもありました
保湿成分としてはコラーゲン、ヒアルロン酸、アスタキサンチンなどいろいろと配合されているよう。大人になった筆者が使うとどう感じるのか楽しみ。
使い方
①洗顔後、化粧水や乳液で肌を整えてから使用
②マスクを1枚ずつ取り出して開き、目もとにのせてそのまま10分くらいおいてから取る
口もとのほうれい線にも使用できる
スペック比較
使用タイミング | 置き時間 | 期待できる主なケア | |
ビオレ | 就寝中(毎日使用OK) | 6〜8時間推奨 | 保湿・乾燥小じわ改善・うるおい効果によるハリ改善 |
ルルルン | 週に2〜3回を推奨 | 5〜10分程度 | 保湿・乾燥小じわ改善・うるおい効果によるハリ改善 |
クオリティファースト | 毎日使用OK(朝晩2回も可) | 3分 | 保湿・うるおい効果によるくすみやクマ改善・うるおい効果によるハリ改善 |
クリアターン | 毎日使用OK(朝晩2回も可) | 10分程度 | 保湿・乾燥小じわ改善 |
ビオレは一晩つけたままにしておくのに対して、その他は長くても10分後には外すアイテムとなっています。シートマスクは規定時間以上のせたままにしていると肌ダメージに繋がることはよく知られていますが、目元は皮膚が薄いのでなおさらです。時間を守って使いましょう。
1回分のコストは?価格を比較
内容量 | 公式価格 | 1回分のコスト | |
ビオレ | 16枚(8回分) | 税込1078円 | 約135円 |
ルルルン | 64枚(32回分) | 税込1430円 | 約45円 |
クオリティファースト | 10枚(5回分) | 税込880円 | 約176円 |
クリアターン | 64枚(32回分) | 税込1100円 | 約34円 |
ルルルンとクリアターンは32回分のマスクが入っていて、1回あたりのコストは50円以下。
ビオレとクオリティファーストは内容量が少ないぶん、プチプラでもちょっとお高めに感じるかも。
パッケージの違い
ビオレ
1セット2枚がイン。パックは袋の中で動かないようにとめてあるのでストレスなし。
ルルルン
パッケージはフラップタイプで、みちっと入っているシートマスク。その上から乾燥防止のクリアシートが乗せられています。
フラップタイプは中のシートが乾いてしまいがちだから、早めに使い切りたいよね!
クオリティファースト
こちらは複数枚入りシートマスクのパッケージでよく見るジップタイプ。密閉性は高くなりますね。
そしてクオリティファーストといえば、このたっぷたぷの贅沢な美容液量……もったいないくらいに余ってます!こぼれないように注意です。
クリアターン
クリアターンもフラップタイプ。大容量マスク系だとやはりこの形になるのでしょうか。
二つ折りシートなので、毎回1枚ずつ出して広げるのは個人的にちょっと面倒かもと感じました(ズボラ発揮)。
美容液量を比べてみた
続いて、パックに含まれる美容液の量をチェック。
4枚重ねたペーパータオルの上に各パックを置いて、何枚目まで染み込むのかをチェックすることで簡単に検証してみました。
ビオレは片面タイプなので、水分が揮発することはありません。
条件を揃えるためにラップで覆った後、3分間待機!
3分後、ラップを外して確認してみると……
クオリティファーストだけが、全てのペーパータオルに浸透。ルルルン、クリアターンは2枚目まで。ビオレは1枚目もクリアならずでした。
シートの美容液量ランキングは
1位:クオリティファースト
2位:ルルルン
3位:クリアターン
4位:ビオレ
という結果になりました!
とにかくヒタヒタが良いという方は、クオリティファーストかルルルンがお好みに合いそうです。
シート特徴の違い
皮膚の厚さが頬の1/3というデリケートな目元に使うアイテムなので、シートそのものの優しさも大事。
先ほどの検証でカラカラ状態になったシートで、特徴を比較していきます。
ジェルタイプのシートを肌に密着させて使うビオレ。
独自のモイストパッキング処方で肌表面をしっかり密閉することで、一晩中ずっと角層深部までうるおいを届けます。
この感じは何かで経験があるぞと思っていたら、発熱時などに使う冷却シートでした。冷やしてない冷却シートだ!
ルルルン独自の『極厚ふっくらシート』は3層構造でうるおいを抱え込みながら肌への浸透をサポート。極厚という割にはやや透け感が気になりますが、プチプラだしOKでしょう!
シートが大きいので両手で持っています。
クオリティファーストによると、シートは厚みがあればあるほどパフォーマンスが良くなるとの考えから厚切りにしているんだそう。たっぷりと美容液成分を抱え込んで、肌の上でしっかりとリリースする『エクストリームシート』を採用。確かに分厚くて頼りになりそうです。
うすーい!!
わかっていたけどダントツ薄いですね。
ただ、コットン生まれで肌あたりはやわらかく密着性は高いそう。
シートの違いによって生まれる使用感の差は、気になるところね。
実際に全部使ってみた
お待たせしました!
4つの目元パックを実際に顔に使って検証です。
先にお伝えしておくと、画像ではっきりとわかるような見た目の差は出ませんでしたので、筆者の感想ベースでレポしていきます。デメリットも正直に交えてお届け!
ビオレ TEGOTAE(テゴタエ)寝ている間の集中ケアパック
うるおい ★★
ハリ ★★★
くすみ ★
くま ★★
使用感 ★★
密着感 ★★★
使用感は完全に、冷たくない熱冷ましシート!6時間つけっぱなしでしたが、密着性が高くてズレ落ちることも無し。一般的なシートより厚みがあって硬めなので、目のきわギリギリに付けるとまばたきしづらくなります(画像は攻め過ぎました)。
うるおい感はそこそこといった感じだったのですが、意外だったのがハリ感のアップ。目の下に厚みが出たかのような、ぷるんとした仕上がりに!そのおかげか、クマの窪み感がいつもよりマシにもなりました。やはり浸透効果・密閉効果って大切なんだなと思わされたパックでした。
LuLuLun Precious(ルルルン プレシャス)部分用マスク
うるおい ★★★
ハリ ★★
くすみ ★★
くま ★
使用感 ★★★
密着感 ★★
シートの心配は無用でした!サイズ感もちょうど良くて10分しっかりのせても乾かず、しっかりうるおいを感じます。キメがふっくら整い、目元のノイズが全体的に薄まった感じ。うるおい効果によって角層の乾燥ぐすみもオフできたように思います。
はがした後の肌はペタペタしないので、メイク前の使用にもおすすめ!コスパも含めてとてもバランスの良い目元パックです。
クオリティファースト ダーマレーザーアイシートスーパーVCR
うるおい ★★★
ハリ ★
くすみ ★★★
くま ★★
使用感 ★★
密着感 ★
液たっぷりのクオリティファースト、3分のせるだけで目の下がツヤツヤに!うるおい感とくすみ抜けのスピード感が最高でした。パーン!と肌が明るくなる感じ。
大きめシートで広範囲をカバーできるのも◎
ただ、液がヒタヒタすぎて密着感は微妙。はがしたあとは、肌に残った美容液をしっかり馴染ませることも必要です。筆者は夜使用が好み!贅沢気分にも浸れますよ。
コーセーコスメポート クリアターン肌ふっくらアイゾーンマスクa
うるおい ★★
ハリ ★
くすみ ★★
くま ★
使用感 ★★★
密着感 ★
シートの色と薄さで、一見どこに貼っているかわからないクリアターン!水分感が強めなので、ライトな感触がお好みの方やオイリー肌さんにはおすすめですが、乾燥をしっかり改善したい時には物足りないかも。置き時間は10分ですが、5分ほどで乾き始めてはがれてきたので3〜5分で良いかなと思います。
しかし!美容液の残り感がないので、メイク前には最適。パッとのせてサッとはがして、ベタつかないからメイクのりや崩れの心配なく使えます。
ついでに言うと、シートマスクをつけたママを怖がるお子さまにも優しい。これなら怖くないはずよ!
メリットだけでなく、デメリットも踏まえて検討してみましょう。さあ、あなたはどれが気になりましたか?
徹底比較まとめ
総合バランス型!どれにするか迷ったら
LuLuLun Precious(ルルルン プレシャス)部分用マスク
プチプラ目元パックを初めて買うならこちら。乾燥、くすみ、ハリケアが総合的に叶うオールラウンダーな部分用マスクです。たっぷり入っていてコスパも良し!
ただ扱っているドラッグストアが少ないのがネック……Amazonでゲットするのがおすすめです。
↓全顔用のハイドラVもめっちゃ良い。
旅行や出張のお供なら
ビオレTEGOTAE(テゴタエ)寝ている間の集中ケアパック
1回分ずつ使える個包装なので、出先での使用はこれ一択です。ぷりっとハリ感も爆誕するから大事な日の前にも。何より貼って寝るだけなのはありがたすぎます。
短時間でツヤと透明感をゲットするなら
クオリティファースト ダーマレーザーアイシートスーパーVCR
3分でとにかくスピーディーにケアできる優秀な目元パックです。目の下の明るさがよみがえり顔印象アップ!液ヒタヒタ派さんはこれが間違いない。
↓大容量の全顔用は一度は使うべき名品。トーンアップ不可避です。
朝のメイク前に使うなら
コーセーコスメポート クリアターン肌ふっくらアイゾーンマスクa
朝専用としておすすめなのがこちら。さっぱり美容液でみずみずしくケアできるクリアターンをメイク前の習慣にしたら、最高だろうな。リーズナブルに気軽に始められるので、目元悩みがあまりない方の予防ケアとしても◎
多種多様な目元パック
美容液そのものの保湿効果だけでなく、シートの形状や質感、付け心地なども大切になってくる目元パック選び。お好みや目的に合わせたセレクトの参考にしていただければうれしいです。
頑張った目元をたっぷり労ってあげてくださいね!
↓部分用マスクは四角いタイプもあるよ
↓肌荒れしちゃってる時は鎮静系!