「日焼け止め、正直どれを選べばいいのか分からない……」
特にドラッグストアは種類が豊富で、価格帯もバラバラ。
お値段が張るものはそりゃあ良いに決まってる。
『ALLIE（アリィー）』とか『ANESSA（アネッサ）』が間違いないだろうことはわかってるんですよ、みんな。
けれど、「毎日全身に塗りたいな〜」「通勤通学お買い物に、デイリー使いしたいな〜」って時にはちょっとコスパが良いとは言えないですよね……！
日焼け止めって、塗る量が命ですから。
ということで今回は、1000円台で手に入る、“プチプラだけど実力派”な日焼け止めを厳選してご紹介！
ドラストコスメも大好きな筆者が、実際に試した使用感やリアルな感想も掲載。日常生活にぴったりハマるUVケアを選び直すきっかけになればと思います。
わたしがドラッグストアで日焼け止めを買う理由
「肌老化の８割以上は紫外線が原因」なんてことは、美容好きの皆さんならご存知のはず。
紫外線対策は年中無休。春夏だけでなく１年を通して戦わないといけないからこそ、しっかりと効果のあるアイテムで毎日継続ケアすることが何よりも大切だと考えます。
とはいえ、デパコスの日焼け止めを毎日たっぷり使うのはコスト的に難しい…という人も多いのでは？（わたしです）
そんな方こそドラッグストア。メリットはいろいろありますが、筆者にとってはこの２つでしょうか。
①手に入りやすい価格ですぐに買える ②いくつか準備しておいて、肌状態や使用シーンごとに使い分けできる
実は最近、ドラッグストアで手に入る日焼け止めも驚くほど進化しており、機能性・使い心地・仕上がりのどれをとっても優秀なものが増えています。
プチプラ＝品質にギモン、という時代はとっくに終わっている！
ドラッグストアで日焼け止めを選ぶときのポイント
毎年ものすごい数のアイテムが揃う、ドラッグストアの日焼け止め売り場。
テスターが無いことも多い……（泣）
そんな時、頭に入れておくと安心なポイントはこちらです。
焼けたくないならスプレータイプは避けておこう
シューっと手軽なスプレータイプはどうしても薄づきになってしまうので、筆者の経験上、焼けやすいと感じます。
噴射剤を吸い込むとあまりよくないので、顔への使用時は「手にとってから」なじませることが推奨されているものも多く、それなら最初からスプレーじゃなくても良いんじゃない？というのが個人的見解です。
しかし、手が届かない場所や髪への使用にはとても便利なのは事実！シーンに合わせて検討してみて。
↓ドラストでスプレー買うならこちら一択でお願いします。これだけはちゃんと焼けなかった！
防御指数はSPF50／PA++++で基本は問題ない
紫外線カット指数は、日常生活ならSPF30／PA+++あたりでも十分で、レジャーや屋外での活動が多い人はSPF50／PA++++が推奨されているというのが一般的です。
でもこれは、必要量を守って塗れていればの話。
最近の日焼け止めは伸びが良いし白くなりにくいし、美容液や乳液のようにうすーく伸ばしてしまいがち。たとえSPF50＋でも、薄く塗っては効果減。
顔への必要量は、0.6〜0.7gといわれているのですが、
これを一気につけるのはあまり現実的ではないですよね……！
メイクをする場合はこの上から下地やファンデをのせることも考えて、どうしても控えめな量になってしまうことを計算すると、SPFやPAは最高値でも問題ないのではと思います。
メイクをしない場合は、先ほどの量を２回に分けて塗ると、べたつかずにきちんと塗りやすくなりますよ。
もちろん、肌が敏感だったり、室内で過ごすのがメインの場合はSPF20〜30でも大丈夫。数字だけで判断せず、使うシーンに合ったアイテムを選ぶことが肌への負担軽減にもつながります。
UV耐水性もチェック
日焼け止めを選ぶ際によく見かける「UV耐水性」。
これは汗や水に触れても、どの程度UVカット効果がキープされるかを示す指標です。
日本国内では、2022年に日本化粧品工業連合会（JCI）が定めたガイドラインにより、製品のパッケージに以下の２種類で表示されるようになりました。
UV耐水性★
水に20分×２回浸かったあとでもUV防御効果をある程度保持している日焼け止め。
→ 汗ばむ日やちょっとした外遊びに◎。
UV耐水性★★
水に20分×４回浸かったあとでも高いUV防御効果を維持できる製品。
→ プールや海、アウトドアレジャーなどの本格的な水シーンにも対応！
汗や水で日焼け止めが落ちてしまうと、紫外線をダイレクトに浴びるリスクが上昇します。特に夏場は耐水性が高いものを選ぶことで、塗り直しの頻度を減らせる＆安心感が増すというメリットがありますよ。
迷ったら最新アイテムにする
大手メーカーは毎年新しい日焼け止めを発売していることがほとんど。
新発売のものやリニューアル品には最新技術が搭載されているので、迷ったら一番新しいアイテムを購入しておけば安心ですよ。
徹底レビュー！ドラッグストアで買えるおすすめ日焼け止め5選
さあ、ここからは2025年５月現在、ドラッグストアで買える1000円以下のプチプラ日焼け止めを５つご紹介していきたいと思います。
今回の想定使用シーンは日常生活。
かつ、すべてSPF50／PA＋＋＋以上の、ばっちり焼けにくいタイプを選んでいます。
通勤・通学、お買い物や子どもとの公園遊びなどのデイリーシーンで活躍する、顔・からだ用日焼け止めを選ぶ際の参考にしてみてくださいね！
ビオレUV アクアリッチエアリーホールドクリームa
70g 税込1,427円（nene調べ）
ビオレが今年も、ものすごい技術の日焼け止めを出してきました。
この『アクアリッチエアリーホールドクリームa』なんですが、湿度の変化に応じて膜の厚みが変わるんですって。
どういうことだってばよ？！
つまり、蒸し暑い環境ではベタつかず、オフィスなどの乾燥した環境ではカサつかないということ。
なんだそれ、すごすぎる。
日本の夏もどんどん暑くなってきているし、なにより湿度が高くてジメジメが止まらないストレス。そのぶん室内ではエアコンが欠かせなくて乾燥するから、肌にとっても過酷なんです。
その名のとおり、エアリーな軽さが特長で、まるでホイップクリームを塗っているみたい。
肌に伸ばすとしゅわわ〜〜と消えるような質感。日焼け止め特有の「重さ」「膜っぽさ」をほとんど感じさせません。
- 合成着色料無配合
- 心地いいエアリーフローラルの香り
- ニキビになりにくい処方
（ノンコメドジェニックテスト済み※）
（アレルギーテスト済み※）
※すべての方にコメド（ニキビのもと）ができない、アレルギーが起こらないというわけではありません。
ヒアルロン酸やビタミンＣ誘導体（２アスコルビルグルコシド）といった美容液成分を配合しており、朝塗ってからずっとうるおい感が持続したのも良かったです。
マツキヨココカラグループ限定発売
ビオレ『アクアリッチエアリーホールドクリームa（呼吸感ベールUV）』は、マツキヨココカラグループ限定での取り扱い。
筆者は店舗にてマツキヨ10％オフクーポンを使い、1200円ほどで購入しました！
ちなみに昨年の限定発売だった『アクアリッチウォータリーホールドクリーム（水肌記憶UV）』は、今年全国販売となり大出世しております。
２つの違いはこちら↓
ノンケミカルにこだわるなら水肌記憶UVがいいですが、紫外線吸収剤が肌に合うなら、呼吸感ベールUVがおすすめ。耐水性も◎。
↓水肌記憶UVはこちらで詳しくレビューしていますよ！
スキンアクア ヒアルロンセラムUV
（販売名：スキンアクア スキンモイスチャーUVG）
70g 税込1320円 （nene調べ）
プチプラ日焼け止め界で今年最も話題になっているのはこちらだと思います。
ロート製薬の、スキンアクア『ヒアルロンセラムUV』。
みずみずしくて軽やかな使用感が大人気の「スキンアクア」シリーズ。手に取りやすい価格も魅力で、筆者もお世話になっていました。
2025年は、過酷な肌環境に対応するUVとしてさらにうれしい進化を遂げています！
感触もうるおいも美容液レベル
大きさの異なる３種のヒアルロン酸を、シリーズ史上最高濃度で配合。紫外線による乾燥ダメージから素肌を守ってくれます。
驚くべきはその感触。セラムUVというだけあってびっくりするくらいのみずみずしさです。
本当にUVカットできるの？と疑いたくなるレベルで、ノールックだと美容液か乳液としか思えない……塗ったところがわからなくなるほどつっぱらないので、量はしっかり重ねておいたほうがいいかも。
税込1320円のプチプラ価格ですが、デパコスだと言われたら信じるクオリティ。一度試してみてほしい！
おまけにエタノールフリーだというから、もうひっくり返りそうよ。
サンカット パーフェクトUVエッセンス
80g 税込990円（nene調べ）
「絶対やかない！」でおなじみの、焼けないプチプラ日焼け止めの元祖なら『サンカット』でしょ！
ちゃんと試しておきましたよ。
サンカットシリーズにもたくさんの種類がありますが、この「金パッケージ」こそがシリーズ内最強の証。
筆者はデイリー使いしやすいエッセンスタイプを選びました。
ほんとは今年のサンリオコラボパケが良かった、見つけたらラッキー！
焼けないだけじゃなくなってる……
『サンカット』といえば、ひと昔前までは、焼けない代わりに肌のうるおいを差し出す日焼け止めだと認識していました（失礼）。
「キシキシするのはしょうがない、お安いんだから。日焼け止めってそういうものだから！」なんて自分を納得させながら全身に塗りたくっていた学生時代のわたしよ、もう大丈夫。
高耐久×高耐水で強烈紫外線から徹底ガードする持続型UVエッセンスは、コラーゲン（加水分解コラーゲン）、ヒアルロン酸（ヒアルロン酸Na）でうるおいたっぷりキープできるようになっていますよ。
さらに、花粉・ちり・ほこり・PM2.5などの環境ストレスから守る『アレルガード機能』も搭載していますよ。
スーパーにも置いてあるし、買いやすいのなんのって！
by365（バイサンロクゴ）パウダリーUVクリーム
パウダリーUVクリーム
60g 税込990円（nene調べ）
『by365』というブランドをご存知ですか？
「バイサンロクゴ」と読む、ナリス化粧品の日焼け止め。
こちらの『パウダリーUVクリーム』は、口コミサイトLIPSにて
2024年上半期のベスコスUVクリーム新作賞
こだわりアワードUVケア部門使い心地賞
を獲得したりと、じわりと注目されているアイテムなんです！
つけていることを忘れる系クリーム
塗ったことを忘れてしまうくらい、サラサラ〜っと消えていく不思議なテクスチャー。
出したときには「ぽてっ」とした水感が、「さらっ」としたパウダリーな質感に変化するんです。
ぽてさらテクスチャーと呼ばれているらしい。おなかがすくね。
クリームなのに、毛穴をカバーするプライマーのような……つけたあとの肌がさらすべになっていくのがちょっと楽しくもあります。
このパウダリーな質感、混合肌さん・オイリー肌さんなら、かなり好きな感触なはず。
化粧下地としてもバッチリ。フィックスが早いので、急いでいる朝にもおすすめしたいアイテムです。
５つのフリー処方＆CICA成分も配合
気になる成分をブロックしたい方に寄り添う５つのフリー処方。
- 酸化亜鉛
- グリセリン
- アルコール
- パラベン
- 鉱物オイル
スキンケアでおなじみのCICA（ツボクサエキス）やドクダミエキスが配合され、乾燥による肌荒れを防ぎます。
トーンアップタイプもあるよ！
ニベアＵＶ ウォータージェルSPF50 ポンプ
（販売名：ニベアSUN角層ケアウォータージェル50）
140g 税込983円（nene調べ）
ラストはニベアから、『ウォータージェルSPF50 ポンプ』です。
ポンプタイプがやっぱり使いやすくて、夫とシェアして愛用しているアイテム。
SPF50／PA＋＋＋ですが、こちら今回の５アイテム中、唯一ウォータープルーフ対応ではないタイプなんです。
ちょっとそこまで出るときに化粧水感覚でスピーディーに塗れるのが便利で、すぐに落とせるのもデイリー使いとしてはメリット。
洗面台に常駐させておいて、家族みんなで使うのにちょうどいい！
たっぷり使える大容量ポンプ
ポンプタイプで手軽に使えることでも人気。朝の忙しい時間でも時短ケアが叶います。
たっぷり使いたいので、わが家ではからだ専用UVとして活躍。
140ｇ入りでほとんどのドラッグストアに置いてあり、詰め替え用もありますよ。
つけたてはみずみずしく、ややツヤが出る仕上がり！
水には強い？耐水性チェック
汗や水に強いかどうかはとっても大切。
日焼け止めを定量（0.7g）塗ったあと、たっぷりの水をかけて弾き方を見てみました。
クリーム系
どちらもUV耐水性★★ですが、ビオレのほうがよく弾いた！
ウォータリー系
スキンアクアはUV耐水性★★ですが、んん？？
一方ニベアはウォータープルーフではないんですが……弾いている。
あれ？よくわからなくなってきました。
サンカットは強かった
最強サンカットを、手の甲の左半分だけに塗ってみると一目瞭然！
塗ったところはしっかりと水を弾いています。サンカット強し。
結果は筆者の体感ですが、耐水性ランキングは以下の順位となりました！
１位 サンカット
２位 ビオレ
３位 ニベア
４位 by365・スキンアクア
白浮きチェック
また、日焼け止めを塗るときに気になるのは「白浮き」ですよね。
肌への馴染み方や、どのくらいの肌色変化が起こるのかは事前に知っておきたいところ。
今回の５つはすべて色がつかない無色タイプで、トーンアップ効果などをうたっているものはありません。
さあ、一気にいくよ！
ビオレ アクアリッチエアリーホールドクリームa
若干、白くなりました。
紫外線吸収剤だけでなく、紫外線散乱剤（白い粉末系）もミックスされた処方だからかも。
スキンアクア ヒアルロンセラムUV
まったく無し。
本当に塗りました？（塗りました）
サンカット パーフェクトUVエッセンス
白浮き発生！
そうそう、これこれ。うっすらと油膜が張ったようなテカリ感とともに、キメの溝に入り込む感じ。
手首のシワなどもわかりやすい。
by365 パウダリーUVクリーム
白くはなったが浮いてない。
配合パウダーによる補正効果で、明るくはなったけど白浮きナシ。毛穴レス肌になれました！
ニベアUV ウォータージェルSPF50 ポンプ
無し。
化粧水のような水っぽさがあるため、写真からはみずみずしいツヤ感を感じますね。
黒い服を汚さないのはどれだ？
日焼け止めって汚れますよね。
筆者、黒の服ばかり着ちゃうのでこれはけっこう大問題。
先ほどの白浮きチェックでおおかた察しがつきそうですが、一応検証してみました。
黒のリブTにガッツリと直塗りして、汚れ方を比較！
じゃーん。
ビオレとby365、真っ白。サンカットもまあまあ。
一方で、スキンアクアとニベアはほぼ目立ちません！
ティッシュでトントン押さえて、リカバリーできるかも見ておきました。
うれしいことに、by365はかなり目立たなくなりました！
ビオレは頑固だった……黒を着る日はやめておこ。
今回の検証では、わかりやすいようにかなりの量をつけているので、実際に少し肌に触れた程度では問題ないレベル感です。
通常の洗濯をすれば、すべてきれいに落とせましたのでご安心を！
徹底比較まとめ
2025年の日焼け止め特集、今回はドラッグストアで買える1000円以下のプチプラ日焼け止めを５つご紹介しました。
いくら機能が優れていても、手に入れにくかったり価格が高すぎたりすると、どうしても続かなくなってしまいます。
その点、今回ご紹介した日焼け止めはすべて「ドラッグストアで気軽に買える」「1000円台で続けやすい」ものばかり。
| UV防御指数 | UV耐水性 | 白浮き | 黒い服を着る日 | |
| ビオレUV アクアリッチ エアリーホールドクリーム | SPF50+ / PA++++ | ★★ | 少しあり | やめておこう |
| スキンアクア ヒアルロンセラムUV | SPF50+ / PA++++ | ★★ | なし | おすすめ |
| サンカット パーフェクトUVエッセンス | SPF50+ / PA++++ | ★★ （かなり弾いた） | あり | まあOK |
| by365 パウダリーUVクリーム | SPF50+ / PA++++ | ★★ | なし （明るくはなる） | まあOK |
| ニベアUV ウォータージェルSPF50 ポンプ | SPF50 / PA+++ | ー | なし | おすすめ |
一長一短あるものの、どれも日常使いにおすすめの優秀アイテムたちです！
崩れにくさ＆快適性なら
ビオレ アクアリッチエアリーホールドクリームa
肌が呼吸するように、湿度環境によって膜を変化させる最新UVが超快適すぎた！
汗や皮脂にも強い前代未聞のホイップUVは、オールマイティに使える１本です。
うるおい保湿派・日焼け止めギライさんに
スキンアクア ヒアルロンセラムUV
ベタつく、きしむ、服が汚れる……日焼け止めが嫌いな方にこそ本当におすすめしたいヒアルロンセラムUV。これは日焼け止め革命。もう美容液ですよ。
激安で最強UVカットするなら
サンカット パーフェクトUVエッセンス
もうあの頃のサンカットとは違う！水はいちばん弾いたし、乾燥も気になりませんでした。
筆者は近所のドラッグストアで税込767円で買えちゃいました。スタバのフラペチーノよりこっち買って。
みんなで毎日使うなら
ニベアUV ウォータージェルSPF50 ポンプ
家族みんなで使うなら、大容量かつポンプで使いやすいニベアのウォータージェルがもってこい。
濃い色の服も汚れにくいので、スーツを着るパパにもGOOD！
さらさら毛穴レス肌になるなら
by365 パウダリーUVクリーム
存在感のない「ぽてさらクリーム」が新しい！
皮脂やベタつきが気になる日焼け止めストレスから完全フリーになれるのはうれしい。売ってるところが少なめなので、ネット購入が良いかも。
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