肌のアラを隠したいけど、隠せば隠すほど老けて見えるのが悩み。
あぁ……老け見えって嫌な言葉ですよね。本来は年齢を重ねることは何も悪いことではないのに、老いに対してネガティブなイメージがあるが故に、若く見える=可愛い!老けて見える=残念!という世の中。
誕生日を迎えるのが嫌な気持ちになる人生なんて……!そこで思ったのですが、年齢相応に見えるのは決して悪いことではなくて、なんだか不幸に見えることを、きっと皆んなは「老け」と呼んでいるのだと思うのです。
多幸感溢れる=イキイキしてて素敵!(ハツラツとした血色とツヤ肌)
不幸に見える=元気がなくネガティヴな印象(貧相な顔色や眉間のシワ・頬のシミ)
……といった具合でしょうか。

多幸感溢れる為に、最小限のファンデーションで嫌なものだけ消し去りたい!
薄膜フィットなファンデーションを購入しよう、ちょっとその前に、手持ちのリキッドファンデでその夢が叶えば嬉しいですよね。
というわけで、今回は手持ちのツールを使って、同じファンデでもカバー力が変わるのか?アラサー・アラフォー肌にぴったりなツールを検証してみました。
今回使うファンデーション
さて、今回使うファンデーションは、プチプラで手も出しやすいものをチョイス。
ベスコスも多数受賞している、メイベリン ルミマットを用意しました。

元々薄膜フィットを掲げているので、どんなツールでも確かに素晴らしい仕上がりになるのですが、その中でも何が一番おすすめなのか。
私の!
この!
肌で!試せばわかりやすいでしょう!(nene編集部汚肌代表)

ちなみにメイベリン ルミマット本体のレビューはこちらの記事をチェック。
検証ツールたち
1.ブラシ(資生堂 ファンデーション ブラシ 131)

ツールといえばやっぱりブラシ。資生堂ファンデーションブラシは名品として有名!
バームファンデなどを塗り込む際に、こちらのブラシを使うとお肌がピカピカに磨かれてとっても大好きな逸品。

かなり密度の高いブラシで、パウダーにもピッタリ。
2.スポンジパフ(ダイソー)

リキッドファンデーションはスポンジパフで塗るのが主流といえば主流かも。使い捨てしやすいダイソーのパフを購入してストック中。
3.シリコンブラシ(セリア)

本当はシリコンパフを試したかったのですが、ニーズが減っているのか見つけられず、スフレ系のチークなどに使われることの多いシリコンブラシでチェック。指と同じようなサイズなので使えるのでは?
4.クッションパフ(ROSY ROSAマルチファンデパフ)

やはりクッションパフはマスト!今ではほぼ全員?!持っているといっても過言ではないマルチファンデパフで、もちもちの実力を見せてもらいたい。
5.指

結局指が一番最強なのでは?!ということで、染み込まないツール代表の自前の指。昔、指紋型のシリコンパフなんてのも出回っていたのを思い出します。(知ってる?)
カバー力や仕上がり
今回はそれぞれ半顔に半プッシュの量で検証してみました。

1.ブラシ(資生堂 ファンデーション ブラシ 131)

くるくると毛穴に塗り込む感じで、肌を磨いてくれるので凹凸肌にもピタッとフィットします。
液を吸収することはないので、カバー力もそれなりにキープ。ただし近くで見るとほんの少しスジが目立ちます。
カバー○
均一性△
密着△
2.スポンジパフ(ダイソー)

しずく型で細かな部分まで塗り込みやすい。また、余計な油分などを吸い込みながらなので薄づきながら綺麗に密着している感じがします。
でも、本当に液を吸い込むのでファンデーションの量が足りない!カバー力はイマイチでした。
カバー△
均一性○
密着○
3.シリコンブラシ(セリア)

吸収しないシリコンは、カバーはするけれどムラになりとっても汚い!
ちなみにかなり小さなものを使ったので叩き込むのがめちゃくちゃ大変でした(そりゃそう)
カバー◎
均一性×
密着×
ちなみにコンシーラーに使うと素晴らしい。tfitのカバーアッププロコンシーラーをブラシで使うより、シリコンブラシで点置きしたほうが境界のなじみが自然だしぼかしやすく、コンシーラーも最小限の量でポテンシャルを発揮してくれますので崩れにくいです。しっかり目のシミやニキビ跡はこれに限る。

4.クッションパフ(ROSY ROSAマルチファンデパフ)

やっぱり塗りやすい。点置きしたファンデーションをモッチモチのパフがしっかり伸ばしてくれるし、余計な油分やファンデーションを吸い込みながらなのでフィット感が全然違います。
また、ダイソースポンジの時より吸収性がやや少ない!そのため、カバー力もありつつの一番理想的な仕上がりになりました。
カバー○
均一性◎
密着◎
5.指

油分などを吸い込むことはないので、シリコンと同じくカバー力はある。
シリコンよりは塗りやすいけど、ファンデーションにスジができるし、メイベリンのようなフィックスの早いファンデーションだとすぐに乾くので、量が均一にならないまま、ムラっぽく仕上がります。うーん、ナシ!
カバー○
均一性×
密着×

やはりメイクはツールありき!横着しないでいこう。
ちなみに腕でカバー力を試すと、吸収が少ないものほどカバー力が目立つ一方で、ムラになって美しいとは言えず。


最小限の量で透け感はありつつ、フラットに密着してくれるスポンジやパフが良い印象でした。ここにコンシーラーでスポットカバーするのがベストかも。
ちなみに資生堂ブラシは、吸収とカバーのいいとこ取りでしたが最終的にスジが若干残るので、パフで仕上げることに……
スポンジのファンデ吸い込みがもったいない
さて、ここまで2と4のスポンジの素晴らしさは言うまでもなかったのですが、そりゃそうです、ファンデの大半をスポンジが吸ってしまうので量が減り薄膜になるから。
てことはですよ。スポンジに俺たちのコスメに欠けたお金の大半を持っていかれてるってことだ。

ウーウー!もったいない!ドケチ警察発動!
そんな方におすすめなのが貝印のファンデーションが染みこみにくいパフ。

なんと半分に切ると中身はこんな感じで、

ファンデーションを吸い込みに水ので少量なのにスポンジの実力を発揮してくれる、大変節約できる優れものなのです。
実際、触感はモッチモチで素晴らしい。

こちらでメイクすると、


こんな感じで少量でもしっかり薄膜フィット。

デパコスの栄一ファンデを使う時なんかは絶対にこちらを使いたい。
仕上げのフェイスパウダーは、ブラシよりパフがいいかも
さて、仕上げのフェイスパウダーまでがベースメイクです。
みなさんブラシやふわふわのパウダーパフで塗っていませんか?私もそうでした。
しかし、最近発売されたこちらのアイテムでその価値観を翻させられました。
フェイスパウダーをもちもち系パフで塗る。
えぇ〜!えぇ〜!!!と思いつつ、やってみるとこれが案外いいのです。
ちなみに上記のEnamor(エナモル)のグッバイオイリーはここまでパフが分厚い。


均一かつ密着する素晴らしい仕上がりのグッバイオイリー。
ベストなのはこれを購入することだけど、いかんせん限定コスメ……定番化を待ちつつ、自前のパウダーでももちパフを使えば結構綺麗な仕上がりになります。

ROSY ROSAマルチファンデパフを、私の愛用であるクラブすっぴんパウダーで仕上げに塗布すると……

これはもう、AIフィルター!
ブラシでやるより薄く均一について、凹凸が目立ちにくく。崩れなさそうな予感しかありません。

毛穴の感じとか、透明感が全然違いますよね。
大人の美肌見えはここの毛穴ゾーンが結構大事だと思っていますので、このナチュラルなブラー効果は絶対活用してほしいテクニック。ここがふんわり光をまとうと、ボリュームが出て見えて、中顔面の長さが軽減します。
特に、プレスト系のパウダーをもちパフで取るのがおすすめ。
でもでもやっぱりほんのり白くなるので、透明でサラサラになるエナモルが、ツールとパウダー両方ともベストかな!パフのもちもち具合が全然違います。
仕上がりが神な、全然崩れないエナモルのグッバイオイリー(限定)はこちら。これからの季節にマストバイ。
結論:やっぱりROSY ROSA
さて、ここまで色々やってみましたが、優勝は……ROSY ROSAマルチパフでした。
カバー力もそこそこなのに、密着力やムラのなさがバッチリ。吸いすぎることもなく良かったです。
冒頭でもお伝えしましたが、我々は厚塗りになる程、不幸を感じる顔に見えるのです。
どうにか多幸感を演出するなら、薄く、しかしイキイキとしながらアラを隠す。
これにはROSY ROSAマルチファンデパフがぴったりだと感じました。
もし代用品を探したい方は、厚めのクッションファンデ用パフがいいかと思います。
でも、更に吸収をケチりたい、私と同じドケチのあなたには貝印のパフが良さそうです。
ただ仕上がりは若干ROSY ROSAが優ってる気がする。
結論:ベースメイクツールの最適解は、
ROSY ROSAマルチパフ(リキッドファンデ)→ROSY ROSAマルチパフ(フェイスパウダー)

やっぱROSY ROSAってすげぇんだな……
今回登場したツールはこちら。
こっちはダイソーじゃないけど、プロ愛用品なのでもっと良さそう。
使ったリキッドファンデ。コスデコゼンウェアと同列くらいにすごいと思ってる最強プチプラです。
ところで今回も登場したROSY ROSAは本当にツールが素晴らしい。
元美容部員・化粧品検定1級所持のプロフェッショナルであるお豆腐ちゃんが徹底解説してくれた、有益な記事はこちら。
こんな面白レビューも。なぜかアカチャンマンが参加。
汚肌ならではの?!バームファンデ対決。