ピザは飲み物〜元CA・AYAの米国駐妻漫遊記〜  51 アメリカでの映画館デビュー

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第五十一回 アメリカで初映画館デビュー。大好きな鬼滅の刃観てきたよ〜〜どうか語らせてくれ!

みなさんこんにちは、Ayaです。
あれ、9月も中旬。気づけば今年もあと3ヶ月半。……嘘でしょ?大人になればなるほど、時間の流れってびっくりするほど体感早くなりますよね。子供の時は夏休みが永遠に感じてたのにな〜。

こちらアメリカの街中も一気にハロウィンムードです。大きなパンプキンたちがスーパーで販売され始めて、子供達がワクワクしながらお家に飾る用のパンプキンを選んでいます。

色んな形と大きさのものがあるので、探すのもとっても楽しい!我が家もそろそろ準備を始めようかな?と思い始めているところです。とりあえず去年買って生き残っていたパンプキンの香りがするキャンドルを灯して、気持ちを高めています(笑)。

アメリカでの映画館デビュー

日本でも大きく話題となっており、現在も人気爆走中の作品「鬼滅の刃」

私は原作も全て持っており、大大大好きな作品なのであります。
にも関わらず、今回日本での一時帰国の際は最新作を映画館で見損ねてしまい、とても残念に思っていたのですが……。

なんと、9月12日から北米公開決定!

アメリカ在住の鬼滅の刃ファンは大歓喜!ほとんどの州では一週間限定公開なのですが(なぜ一週間だけなのかは不明……短すぎる!)、この機会を逃してなるものか!!と、しっかりチケットを予約してレイトショーで観に行くことにしました。

しかも私Ayaは、今回記念すべきアメリカの映画館デビュー!
なんとなくアメリカの映画館って、ワクワクさせる雰囲気ありますよね。ピカピカと輝くネオンに装飾されたド派手な入り口、大きいポップコーン、大きいドリンク。映画館訪問も合わせて楽しみにしながら当日を迎えました。

キラキラネオンが輝く入り口に到着

大阪のUSJのパーク内にあるような派手さの見た目。入り口に着いただけでテンション上がりますね。
この日はレイトショーで観る予定だったので到着したのは22時過ぎだったのですが、想像以上に人が多くいました。「みんな鬼滅の刃観にきてるのね?!」と、勝手に仲間意識を持って見つめたりして、高まる気持ちを共有したい衝動に駆られたり。

鬼滅のポスターだあああぁ!!(涙)

海を超えて国境を越えてはるばると、よくきてくれたよ〜〜(涙)と、すでに感無量のオタク丸出しの私。そして私以外にもポスターの写真撮ってる人いました。仲間。

入り口を入るとすぐ目の前には飲食売り場。
メニューも豊富にあって、とにかくボリュームがすごそう。いや、すごいです。若者たちは巨大ポップコーンと、これまた信じられないくらい大きいドリンクを購入しておりました。
アラサーの私は今回レイトショーなのと、トイレが心配だったので購入しませんでした……すみません。

アメリカの映画館での人気メニューはもちろんポップコーン(バターたっぷり)と、ICEEというドリンク!

ICEEってどんなドリンク?

日本ではあまり聞きなれないドリンクの名前ですよね。
これは、アメリカ発祥のフローズンドリンク(炭酸入りスラッシュ)のことを指します。

引用:https://www.icee.com

シャリシャリしたかき氷状の炭酸飲料で、炭酸ソーダを瞬間冷却して作られており、スラッシーに似ています。
定番フレーバーはチェリー(赤)ブルーラズベリー(青)コーラレモネードなどです。

ザ・原色での攻め!日本人から見ると、なかなかパンチの効いた色と見た目をしていますね。しかし、アメリカ人からすると、このICEEが「懐かしの味」的な存在のようです。ひえぇ〜。

最近日本では、TOHOシネマズ映画館で全国販売が始まったようですね?もし気になる方は、ぜひアメリカの懐かしの味ICEEにチャレンジしてみてください!

座席はどんな感じ?

シートは意外とふわふわ!しかもリクライニングも効くようなやわらかめの座席でした。
車椅子用の座席は全体の真ん中あたりに配置してあり、車椅子での入退場がしやすいように余裕を持った席配分がなされており、バリアフリーの配慮を感じました。

ギリギリまで明るいままCM等も流れます。
私は早めに着席していましたが、みんなかなりマイペースに入場しています。あとめちゃくちゃ賑やか。「これ、本編始まってもちゃんと静かにしてくれる?」と焦るくらいにはザワザワしていました(笑)。

文化の違いを感じた、観劇中のリアクション

終演が一番遅いレイトショーを選んだし、座席も余裕があるかな?と思っていましたが、意外と本編開始前には8割ほど座席が埋まっていました。しかも、自分以外全員アメリカ人……!日本のアニメを観るのにこんなに外国人たちが関心を寄せてきているのかと思うと感動やら誇らしいやらでグッときてしまいました。

そして、待ちに待った本編のスタート!私は絶対に泣くと確信していたので、ハンカチ片手に固唾を飲んで始まりに備えていました。念願の無限城だ〜!

とにかく驚いたのは、みんなのリアクションの大きさ

オープニングから始まり、主人公の竈門炭治郎が映ると「ふぅぅぅ〜〜!!!」と大歓声。日本人の私、ひとり戸惑い。日本での映画館鑑賞マナーの一つに、「静かに鑑賞する」というのがありますよね?(イベント等の例外を除き)いやいや、そんな暗黙の了解はございません。

こちらでは、とにかくみんなのリアクションが大きい!喜怒哀楽全力で反応してくる!!!いや、ちょっとみんなうるさいよ!??となるくらい(笑)

あと、笑いのツボが日本の感覚と異なる。たしかに鬼滅の刃は、ところどころギャグ要素も組み込まれており、適度にクスッとなるシーンも入っているのですが、「え、ここ面白い?!」となるシーンで爆笑が起きていました(と、戸惑いで感情が置いてけぼりの私)。

そして、大盛り上がりの戦いのシーンでは全力で応援しちゃう。拍手もしちゃう。すべて声に出しちゃう(ここ重要)
なんとなくですが、冨岡義勇人気を感じました。義勇さんがアップになった時の歓声すごかったです……。全体的に柱人気すごいですね。

幸い私の両隣の方は静かに楽しむ派の方だったのですが、大多数がリアクションしまくりの劇場内だったので、まぁ〜〜なんとも賑やかな2時間35分でした。新体験……。

作品は日本人声優の方の声そのままで楽しみたかったので、もちろん吹き替えなしで鑑賞しました。
下の方に英語字幕が出るのでチラチラとそちらもチェックしていると、「あ、このセリフは英語だとこう訳すのね〜」などと、興味深い学びもありました。
しかし、登場人物たちの細かいニュアンスや言い回しを咀嚼して楽しめるのは日本語を母国語とする日本人の特権なので、こういう時日本人でよかったなぁと思います。

本編が終わるとスピーディに退出するのがアメリカスタイル

映画本編が終わると、大多数がそそくさと劇場を後にしていました。
私は基本的にエンディングまで全て鑑賞して、劇場内が明るくなるまで座っている派なのでその点も新鮮でしたね。(しっかり主題歌も関わったスタッフたちのエンドロール含めて味わいたい派)

鬼滅の刃の人気、アメリカでもホンモノです

よく見ると炭治郎や善逸の羽織を着ている人、炭治郎の耳飾りをつけている本気のファンもいました。「それ素敵だね!」と褒めると素敵な笑顔で喜んでいてほっこりしました。

海を渡り、国境を越え、多くの外国人に愛されるアニメの魅力と人気の強さを感じ、同じ日本人としてもとても誇らしい気持ちになりました。鬼滅の刃人気はアメリカでもかなり勢いがあるようで、公開初日だけで3300万ドル(約48億円)を記録しているようです。結果、公開3日で103億突破していましたね。素晴らしい。
鑑賞後のネット内レビュー評価も高いですし、私ももう一度観に行きたいと思っているので、ぜひ一週間と言わずもう少し長く公開していて欲しいところです……。

2時間35分があっという間に感じてしまう最高の作品でしたので、日本でもまだ鑑賞していない方はぜひ!!映画館で観て欲しいと思います。

今回はアメリカでの映画館デビューと鬼滅の刃についてレポさせていただきました。それでは、また次回のご搭乗をお待ちしております!

Aya

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この記事を書いた人
Aya

元国際線CA。夫の仕事を機にシンガポールへ移住。現在はアメリカへ引越し、日々高カロリーのものに抗う精神修行中。
アメリカでも変わらず美容とお酒を楽しんでいく予定ですので色んなものにチャレンジしていきます!
大型猫2匹と夫と4人家族で楽しく暮らしてます。

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