こんにちは、実はnene編集部随一の(?)映画オタクmiyukiです。
私はコスメも大好きですが、それ以上に(というと怒られそうだけど)映画、特に洋画が大好き。
幼少期から父親の影響で謎のホラー映画漬け英才教育(絶対ダメだろ)を受け続け、大人になった今ではホラー以外にも様々なジャンルの映画を観漁る日々。
時代は便利なサブスク時代、子育てしながらでもたくさんの映画を夜な夜な見ることができるのは最高すぎます。
というわけで、そんな映画愛を私的イラストに乗せて解説する不定期連載コーナー『偏愛フィルムクラブ』。記念すべき第1回目は、ホラー好きもオタクも唸る迷作?!2022年の映画『X(エックス)』をご紹介。


今回ご紹介した『X(エックス)』は、ホラーファンのホラー愛を刺激するオマージュ的要素も随所に散りばめられていながら、どんな方が観ても面白く(そして意図的に大変不快に)感じられる素晴らしい作品。
田舎町の閉鎖空間で、一般常識の通じない人間から受ける理不尽な暴力。しかも近隣に家がないし電波も届かないし、なんなら近くの人間もグル。近親での結婚が多くてちょっと不気味な家族関係があったり。そんな「悪魔のいけにえ」的田舎ホラーが大好きな方なら、きっと刺さること間違いなし。
しかし、濡れ場がかなり多くてファミリーでの鑑賞はオススメできません。また、ゴアシーンもそこそこにあるのでちょっと覚悟が必要。血が苦手な方も観ないでね。
しかし私が一番不快だったのは、ゴアシーンよりも老夫婦のなんとも言えないタブー感。例えば二人の濡れ場。それからベッドで横に裸の老婆が来て体を弄られる感覚。そこにいるわけじゃないのに、おばあちゃん特有の香りがテレビ越しに伝わってくるような……

大好きなおばあちゃんならいいんだけど、知らぬ老婆ってちょっと怖くない?
老婆といえばサム・ライミ監督の『スペル』も良作。老人ホラーというジャンルができそう。
そんなわけで万人受けしないけれどもきっと観たらハマっちゃう。誰かに言いたくなる、そんな作品なのでした。
続編『Pearl(パール)』、最終章『MaXXXine(マキシーン)』にも主演しているミア・ゴスの怪演が最高ですよ!
ちなみにオススメ映画もまとめてるよ。