第三十三回 突然やってくる「日本恋しい」衝動を慰めるもの
みなさんこんにちは、Ayaです。
長いGWも終わってしまい、皆さんもお仕事が始まったものの、気持ちを切り替えるのも大変ですよね……。
突然ですが、私は今絶賛ホームシック中です。海外に住んでいると突然発症するこの症状。
正直、シンガポールにいる時はほぼ感じませんでした。なぜならシンガポールはほぼほぼ日本のものが揃うから!!!振り返ると恵まれた環境だったと実感しています。
(日本ーシンガポールのフライトも6時間半で着きますしね、近いですからね……。)
アメリカに住んで感じるのが、「日本の味」を恋しいと思う頻度の高さ。
アメリカの外食といえばハンバーガーかメキシカンがほぼほぼの割合を占めています。日本食レストランも、あくまで海外で雰囲気を日本に寄せたものばかりで、満足度はほぼほぼ得られません。(辛辣)
日本のコンビニ、外食レストランの充実具合を肌で感じています。アジア系スーパーでできる限りの食材を揃えて自分で作るのも良いですが、たまには作らずに日本を感じたい……。
今回は、そんな時にホームシックな私の心を救う、アメリカ進出の日系レストランなどを巡ってきたのでレポしていきます!

写真見返してるだけで、今すぐ行きたくなってきた〜〜
私の心を救う、アメリカ進出の日系チェーンレストラン
①山頭火

山頭火は、北海道・旭川発祥の人気ラーメンチェーン店。
豚骨ベースの白濁スープで、こってりしすぎずまろやかでクリーミーなスープが魅力。
北海道ラーメンはあまり食べる機会がなかったのですが、アメリカに出店があるということで大急ぎで向かいました。日本のラーメンが食べれるならどこでも行きます!状態の私。
平日のお昼に伺ったのですが、ランチタイムにはあっという間に満席になっていました。日本人客は私と夫のみ。他は現地の方々で賑わっています。みんな日本のラーメンが好きなんですね、よくわかってるぅ。

どーん!一目見てわかる、欲望全部のせセットということが。
申し訳程度に頼んだサラダはほぼ意味なし。サラダもそんな期待かけられても荷が重いですよね。
今回は味噌ラーメンとミニチャーシュー丼を注文しました。ラーメン屋でチャーシュー丼があったら絶対頼んじゃうの私だけですか?
北海道らしい中太ちぢれ麺がコクのあるスープによく絡んで、大変美味。止まらない。「私が求めてたのは、創作ジャパニーズレストランじゃなくて、こういうコクのあるスープなんだよ!」と夫に力説していました。(知らんがな)
チャーシュー丼も、肉にしっかり味が染み染みでご飯との相性100%バッチリです。タレが少しご飯に染みてるのも最高。一瞬でペロリと平らげました。
隣に座っていたダンディな紳士がミニラーメン一つのみを食べ終わってたのは見ないふりします。
さすが日系チェーンの教育の賜物なのか、サービスも非常に丁寧。お水のおかわりもこまめに確認してくれるし、店内も非常に清潔感が保たれていました。
②一風堂
以前NY Tripの記事でご紹介しましたが、一風堂も私の心を救ってくれた一つ。

やはり安定の一風堂さま。人気とネームバリューは最強レベルと言ってもいいのでは。
福岡育ちの根っからの博多女子は、ラーメンといえばとんこつラーメンに本能的に惹かれてしまうのです……(編集長もわかってくれるはず)。
やはりとんこつラーメンは細麺ストレート!それを提供してくれるのは博多発祥・日本のレストランのみです。Ayaは麺の硬さといえば「粉落とし」が1番好きなのですが、さすがにアメリカでは対応していなかったです。(むしろ、なんだそれみたいな顔されました)なので、バリカタで決着。

さすがのビジュ。最近話題になった曲が脳内に流れてきそうですね。
ラーメン屋さんに限った話ですが、海外出店時には、各国の国民性・好みに合わせて少しスープの調合も調整しているのだそうです。
たしかに、アメリカで食べたラーメンは、とんこつスープがすこしサッパリしていた気がします。やはり博多独特の「臭さこそとんこつの旨さ!」というマインドは、馴染みのない国ではなかなか受け入れ難いのだと思います。
味の安定の美味しさはもちろん、店内も高級感と清潔感があり、スタッフのみなさまの感じの良さもレベルが高く感動しました。スタッフ教育にも力を入れているのが、おもてなしを重視する日本文化の良さでもありますね。
やはり博多ラーメンを食べる時は、替え玉せずにはいられませんでした。恥じらいを持ちつつ、一回だけ替え玉しました。ダイエットは明日から!
それにしても、外国勢のみなさまはゆっくりラーメンを食べている方々が多く、「ラーメンはできるだけ早く吸引する」という姿勢で生きてきた自分にとっては、「そんなにゆっくりおしゃべりしてたら麺が伸びちゃうよ〜」と勝手におせっかい心が発生するシーンが多くありました。
③油そば 歌志軒

直近でお邪魔したのがこちらの歌志軒さん。
ここ最近が一番日本食恋しい、日本帰りたい欲がMAXで高まってた日々だったので、暴れ馬になりかけている私を押さえながら夫が車を走らせて連れてきてくれました。
結論、最高。週2……いや、週3で食べたい。
油そばってこんなに美味しかった?と夫と2人で感動しながら食べ進めておりました。

油そばが、日本で食べるものと一番遜色ない再現率だったと思います。
チャーシューも臭みがなく、ぷるぷる。麺のコシもしっかりあってタレとよく絡む!味変の為のラー油・お酢・ガーリックチップ・ごま・コショウもちゃんと卓上に置いてありました。
写真に映っていませんが、ここでもチャーシュー丼頼んでます(小声)。
個人的には歌志軒さんのチャーシュー丼の方が味染み染みでやわらかくて好みでした。マストトライ!
大盛りがあれば是非食べたかったのですが、残念ながらそのオプションはありませんでした……。
しかし、あまりに美味しいのであやうく追加でもう一皿頼むところでした。
今回訪問した店舗は一年前にオープンしたばかりらしく、店舗もとても綺麗で開放感がありました。

日曜のお昼時を少し遅らせて訪問したのですが、テラス席まで全て満席でした。たしかに油そばは味がハッキリしている分アメリカ受け良さそうですよね。
スープがない分、日本の店舗との出汁の味の違いもあまりないと思うので、在米邦人の皆様も日本を感じつつ楽しめるのではないでしょうか。
アメリカ旅行中でも、どうしても日本食が食べたくなった時は、ジャパレスに行くよりも油そばに行くことをオススメします。ぺろりと完食でした!
日系ではないけれど……さすがのクオリティ!韓国カフェ
こちらはスイーツ編。
アメリカには、日本のスイーツチェーンが出店することはなかなか無い気がします。(最近NYで「I’m donut?」が出店しましたが)
今回訪問したのは、アメリカで数店舗を展開する
「Oh! mochi」という韓国スイーツカフェです。

日本の「もち」とアメリカのドーナツを融合させたスイーツで、わかりやすく言えば見た目はポンデリングです。キリッ
他に韓国式コーンドックとバブルティーを販売しており、若者を中心に人気なようです。

フレーバーの展開も豊富で、目で見ても楽しめる店内で心躍ります。とにかくアジア系のスイーツが食べたい私にとっては救世主。韓国スイーツなら失敗しない気がする……!

今回もちドーナツは、クリームブリュレ・ドバイチョコ・抹茶ストロベリーを注文しました。
気になるお味のほどは、とてももっちもち!その名に恥じない食感でした。それぞれのフレーバー全て美味しくて日本のミスド欲が少し満たされました。
やはりアメリカでのスイーツ選びは、アジア系のお店を選ぶのが間違い無いですね。
ホームシック対策は自分で解決していくしかない
海外に住んでいる以上、必ず日本が恋しくなる日が定期的にやってくるのですが、その度なにか心を満たせるものを探して、自分の気持ちを上げていく努力が必要になりますね。
色々大変なこともありますが、ネガティブになりすぎずそれぞれの国の良さも楽しみつつ、日本への一時帰国を楽しみにしているAyaでした。
それでは、また次回のご搭乗もお待ちしております!
Aya