第三十四回 「海外に住む」と出てくる、色んな気になる疑問解明!
みなさんこんにちは、Ayaです。
アメリカは5月末で学校が終了し、サマーブレイクに入るので、街中では学生さんたちが長期休みにむけて浮き足立っているのがわかり、ほっこりする日々です。懐かしいなぁ、学生生活……。
同時に卒業シーズンでもあるので、卒業ガウンとキャップを被った学生さんを見かける機会が増えてきました。海外の学生さんたちが着ているガウンかっこいいですよね、来世はあのガウンを着る人生を送りたいです(作文)。

ガウン着てクリヘムみたいな彼氏にお姫様抱っこされて、学校の前で写真撮るんだ(可哀想に全部妄想です)
海外駐在が決まったら気になること
家族の海外駐在が決まると、たっっくさんの疑問やら心配事が浮かんできますよね。
帯同の場合はビザの手配、現地での住居決め、仕事の手続き、家族への報告、治安、食生活、子供がいる場合は学校の手配……。
心配事をあげ出したらキリがない!
そして、私も含め皆様が気になるのは「駐妻コミュ二ティ」という存在だと思います。
駐妻コミュニティってなに?
私も夫の海外駐在が決まった時に浮かんだ色んな心配事の中で、うっすらと不安に思っていたのが「駐妻コミュニティ」の存在でした。
駐妻コミュニティとは、海外に駐在している夫に同行して現地で生活する配偶者(主に妻側)たちの交流・ネットワークのことを指します。
LINEグループが作られ、ランチ会やお茶会などで交流したり、ママ友としても助け合いを行うようです。
インターネット界隈ではたびたび話題になる駐妻コミュニティ、私の中では「なんとなく怖そう」「どんな人たちの集まりなんだろう」と不安が多くありました。
駐妻たちの関わり合い方
実際現地に行ってからの関わり合い、職場や学校とも違う新しい関係性の構築は楽しみ半分・不安半分でした。
私のシンガポールでの駐妻コミュニティは特殊だったので、既存メンバーがおらず、みんなシンガポールに来たばかりのなかでの少人数のメンバーでの交流・助け合いを行うことができたのもあり、とっても平和でした!!!
みんな優しく気遣いに溢れた人が多く、いち友人として気軽に関わることができたのはとてもありがたかったです。アメリカに移動した今もゆるく関わりは持ち続けていて、かつ夫同士もみんな仲良くしているので変に気遣う必要もなく楽しく過ごすことができました。
アメリカに移動した今は、現地で長く暮らす先輩奥様方がおりますが、みなさんとっっても優しく、無理のない程度にお茶に誘ってくださり、アメリカの田舎でのびのび関わることができています。
「無理をしない」ことがモットーのグループなので、定期的なお茶会は半年に一回のペースです(笑)
長く駐在している方々がいる場合の駐妻コミュニティは、その方が作ってくださる雰囲気でグループの良さが変わってくる気がします。
新しい人たちをウェルカムしつつ、気後れしないよう配慮してくださるその優しさに、「自分もこうなろう」とあらためて学ばせてもらえる機会が持ててありがたいですね。
自分の属するコミュニティが平和である要因は、みんなが「自分に関わる話」だけで会話を楽しめるからだと思います。
夫の仕事の話、子供の教育の話など、他が影響することは話さないことが大人としての大事な関わりなのかな、と感じました。(色んな感情やら出ちゃいますからね!)
また、アメリカの田舎ではみんな車を運転して現地集合するので、解散も気ままに出来るのも楽です(笑)

駐妻コミュニティの怖い話
ここからは駐妻経験者の友人たちに聞いた実体験です。私は駐在帯同前にこの話を聞いていたので戦々恐々としていたんですよね……。以下、実際にあった大変だったという話。
①駐在が決まり引っ越しを終えたら夫経由で駐妻LINEに招待してもらい、事前挨拶をする
②ランチ会は月一開催で、年次が下の奥様たちが交代でお店探しをする
③全員がお店に行く前にメニューがわかるように、行く予定の店のメニューをすべて日本語訳してリーダー(またの名をボス)に渡す→ボスのOKが出たらお店を予約
④自分が日本で仕事をしていたことは職種も含めて言わない(自慢にとられるかもしれないから)
⑤初めての駐妻の集まりの時には起立して自己紹介・自分の旦那の部署や職位も報告する
⑥ランチ会のお店候補は必ず3つあげてリーダーにお伺いを立てる
などなど……。これらのエピソードは色んな友人から聞いた体験談です。あれっ、背中がひんやり……。これ、怖い話の回でしたっけ?
国も違えばコミュニティの形も異なり、色んな人たちが集まる場なので、どうしても厳しい環境にあたることはあるようですね。
中学生かよ、って突っ込みたくなるようなエピソードも多々ありますね。初めて聞いた時はリーダーとかボスってなんやねんって声出ました。
幸い、私の友人たちは良い意味でメンタル図太い子達なので「逆に考えると、こうして駐在について来ないと出会わなかった人種だから面白いわ」と言ってその状況を楽しんでいました。(かっこいいいぃ!)
ただでさえ慣れない環境、孤独も感じやすい状況で、気持ちとしてはきついことが多いにも関わらずこんな面倒くさい事が起きるのでしょうか……。その謎を解明するために我々はアマゾンの奥地へと向かった……。
私の友人のように、鋼のメンタルで対応できる人ばかりではないと思うので、もしそういった厳しいコミュニティに身を置かなければならなくなってしまった場合は旦那様に相談なり、そっと距離を取るなり対策をしていきましょう!
自分の心の平穏を守ることが第一です。そもそも、駐妻コミュニティの立ち振る舞いくらいでは旦那の仕事には何の影響もありませんので!!!そんなことで影響出る仕事の方がやばいですからね。
旦那様があまり親身になってくれないタイプで、「駐妻コミュニティくらい上手いこと立ち回ってやってくれよ」なんて言われた日には、
埋めましょう(真顔)

そういう心意気で大丈夫です。あなたは悪くないよっ。大丈夫!
海外に来て生活してるだけで100点満点、あなたは立派にやっているんだから、自分を褒めてあげてくださいね〜〜!
あとはどうしても無理になったら日本に一時帰国しちゃいましょう。LCCでもなんでも、今は帰る手段も豊富にありますからね。
海外での友人の作り方
無理矢理嫌なコミュニティに関わり続ける必要はないので、自分自身で新しい環境に飛び込んでみて出会いを増やしてみることも良いチャレンジかと思います。
語学学校に通って仲間を作る・習い事教室に通い友人を作る・ビザが許すのであれば仕事をして新しい関わりを作る
などなど、現地でも出来ることはたくさんあります。日本人に限らず、色んな国の友人を作れることは駐在中の最大の特権と言っても良いかと思います。
また、行きつけのカフェを見つけてそのお店のスタッフと仲良くなってみるのも良いし、可能性は無限にあります。語学が不安であれば、やはり語学学校に通って新しい出会いを作りつつ自分の能力のブラッシュアップになるのは最高ですよね。
私も自分の英語のスキルアップを目的として、もうすぐオンライン英会話を開始した後にお仕事なりなんなり、新たなチャレンジをしてみたいと思っています。
私にとってアメリカでの最初のチャレンジは運転免許取得だったので、それをクリアした今、次に自分に課せるチャレンジを探しているところです。
みんな1人じゃない〜!
みんな海外生活にはたくさんの不安や悩みがつきまとうと思いますが、世界のどこかで頑張る駐妻仲間がいると思って(私とか!)、共に頑張っていきましょう!
これから家族帯同で駐在生活が始まる人も、不安はあると思いますが、この記事を読んで「自分は1人じゃない」と思える小さなキッカケになれば幸いです。
それでは、また次回のご搭乗もお待ちしております!
Aya